毎日確認したいアジサイの育て方9つのポイント

毎日確認したいアジサイの育て方9つのポイント
梅雨時の代表的な庭木とも言えるアジサイ。色とりどりの明るいアジサイが庭に咲いていれば、梅雨のジメジメした嫌な気分も吹き飛ばしてくれそうですよね。

アジサイには、日本原産のガクアジサイや、品種改良された西洋アジサイ(ハイドランジア)などがあります。よく見かけるてまり型のものは西洋アジサイで、花に見えるものは、実はガクが変化した装飾花と呼ばれるものだそうです。

今回は、アジサイの育て方のポイントを紹介します。アジサイを育てて、梅雨時も楽しく過ごしてみませんか?

 

毎日確認したいアジサイの育て方
9つのポイント

 

日当たりと寒風に気をつけて

アジサイは、日当たりのよい場所を好むのですが、日光が強いと乾燥して葉が焼けたり花が色あせてしまうので、半日陰で育てるとよいです。午前中は日が当たり、午後は日陰になるようなところがよいですね。室内では、明るい窓辺などに置きましょう。

また、寒さには強い方ですが、寒風に晒されると枝や花芽が傷みますので寒風が当たらない場所に置きましょう。

 

水切れに注意しよう

アジサイは水を好みます。土の表面が乾いてきたらたっぷりと水をあげましょう。葉が垂れて元気がなければ水切れしています。鉢植えの場合、乾きやすいので特に開花中は水切れに注意しましょう。

地植えの場合は、植え付け直後にたっぷり水を与えた後は、雨だけで育ちますが日照りが続いたりして乾燥する場合は水やりをしてください。マルチングしておくとよいでしょう。

また、水は好みますが、水はけもよくないといけません。

 

肥料は芽が出る頃とと咲いた後に

肥料は、真夏は控えめに、春から秋まで与えます。緩効性肥料を芽が出る3月下旬頃と花が咲き終わった後に与えます。後は月に1度与えます。液体肥料の場合は、1週間に1回与えます。

 

翌年の花芽が出る前に剪定を

アジサイの剪定は、花後すぐに行います。9月中旬以降は翌年の花芽を切ってしまう恐れがあるので、それまでに行うようにしましょう。出来れば、7月中に剪定するのがいいですね。

剪定の方法は、花から2節下の部分で切り戻します。アジサイは、2年目の枝に花を咲かせるので、今年花が咲いた枝は切り、咲かなかった枝を残すようにしましょう。

切りすぎると翌年花が咲かないので、気をつけて剪定しましょう。

 

植え替える時期は花が終わった後

鉢植えのアジサイは、根が張って根詰まりを起こすため、1年に1回一回り大きな鉢に植え替えます。時期は決まっていませんが、花が咲き終わった7月下旬頃がよいでしょう。

庭に植える場合は、休眠期の冬に行いますが、寒冷地は3~4月に行います。水やり等考えると庭に植えた方がいいかもしれません。

 

水はけの良い土に植えよう

アジサイを育てるのに適した土は、水はけがよく保水力のある土です。地植えの場合は、水はけがよく乾燥していなければ、特に気にすることはないようです。鉢植えの場合も、市販されている培養土でかまいません。

アジサイは、土の酸性度によって、花の色が変化する性質があります。酸性の土だと青色に、アルカリ性の土だとピンクや紅色になります。酸性の土にするにはピートモスなどを、アルカリ性の土にするには石灰を混合します。しかし、アジサイの品種によっては変化しない場合もあります。

 

挿し木でアジサイを増やそう

アジサイは挿し木によって増やすことが出来ます。

行う時期は梅雨の時期、6月上旬頃で、花のついていない枝を2節程度切ります。下の葉を取り、上の葉は2分の1に切ります。これは、葉からの水分の蒸発を防ぐためです。

用土を十分に湿らせて、穴をあけて挿します。数本挿す場合は、葉がやや触れる程度の間隔で挿します。明るい日陰に置き、乾かないようにビニールで覆います。一ヶ月ほどで根が出てきます。

 

病害虫に気をつけよう

アジサイが気をつけるべき病害虫といえば、「アブラムシ」「ハダニ」「うどんこ病」です。アブラムシは、5月~9月に発生します。栄養を吸ってしまうので、殺虫剤で駆除しましょう。

ハダニは、6月~9月に株が弱ってくると発生します。葉の裏に水をかけるだけでも発生を抑えることができます。

うどんこ病は、梅雨の時期に発生します。白いカビのようなものです。風通しをよくし、殺菌剤を散布しましょう。

 

色々なアジサイを楽しもう

アジサイの育て方を理解してきたら、アジサイを増やしてみませんか。挿し木で増やすのはもちろん、他の品種を育ててみるのもいいでしょう。色の変化を楽しむのもいいですね。

 

梅雨時期を楽しくさせてくれるアジサイ。アジサイの育て方は、難しいと思っていましたが気をつけるポイントを抑えておけば、初心者でも出来そうですね。

庭先をアジサイで彩って梅雨の時期も明るくしましょう。

 

まとめ

毎日確認したいアジサイの育て方9つのポイント

・日当たりと寒風に気をつけて
・水切れに注意しよう
・肥料は芽が出る頃とと咲いた後に
・翌年の花芽が出る前に剪定を
・植え替える時期は花が終わった後
・水はけの良い土に植えよう
・挿し木でアジサイを増やそう
・病害虫に気をつけよう
・色々なアジサイを楽しもう


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