バジルの育て方、種まきから収穫までの7つの重要ポイント

バジルの育て方、種まきから収穫までの7つの重要ポイント

鉢に近づくとつやつやした葉から爽やかな香りがたつ、熱帯アジア生まれハーブ、バジル。なじみのあるシソの兄弟のようなハーブで、トマトとよく合い、パスタやピッツァなどイタリア料理のおいしさを引き立てます。

花の名前は、ギリシャ語の Basileus王様の意味で、古代ギリシャでは王宮にふさわしい香りを持ち、王室の薬や香水に用いられたことから名付けられました。別名のメボウキ(目箒)は、水につけると表面がふくらんでゼリー状の粘膜に包まれる黒いタネ。目の中に入ったごみをくっつけて取ったことからつけられました。

一鉢あればガーリックと玉ねぎ、ベーコンでいためたスパゲティに刻んで入れたり、トマトソースを塗りチーズを乗せて焼くピザトーストに1枚千切って乗せれば簡単にイタリアンに変身させることができるおいしいハーブです。ここでは、そのバジルの育て方を紹介します。

 

バジルの育て方、
種まきから収穫までの7つの重要ポイント

 

バジルを育てる3つのポイントを押さえましょう

ハーブはもともと丈夫な種が多いのです。

雑草のような野生種から派生しているので。バジルは生で使うとその香りの差は歴然でしょう。その日を夢見て、まずは発芽させてみましょう。種まき時期は時期は4月〜6月です。気温が20℃以上で発芽します。とにかく日光や光が好きです。

バジルは光が大好きです。育苗ポットやプランターは日当りの良い場所に置きます。発芽して本葉が出るまでは、土が乾かないように水をたっぷり与えます。この3つは大事なポイントです。

 

バジル生活の準備を始めましょう

用意するものは発芽用育苗ポット。発芽後用プランター、発芽後用鉢底用の石。野菜用の土。忘れちゃいけないバジルの種。

園芸用シャベルはあると便利です。ほかに軍手や成育用の如雨露なども必要です。それでは早速育苗してみます。

プランターに直接蒔いても良いのですが、発芽後に間引きが楽に行えます。少し大きくなるまで育てられるので、そのままベビーリーフとしてサラダに活用できまあす。

育苗ポットには土を9分目くらいまで入れます。土は野菜用にブレンドされた土を購入しましょう。

 

育苗ポットに種蒔しましょう

種は育苗ポット1つのスペースに3粒から4粒ほどを目安に撒きます。埋めずに、パラパラと1センチほどの隙間を空けて、落とすようにまきます。バジルの種はとても小さいので、多くなりすぎないよう気を付けます。

種蒔のあと、土を上にかぶせます。土をかぶせるときには指を使ってうっすらとしてください。バジルは光と温度がないと発芽しないので、熱くなりすぎないように気を付けます。

この時、ほかのプランターでベビーリーフの種を同じようにパラパラと撒き、薄く土をかぶせましょう。バジルの間引きの時にベビーリーフサラダを味わえます。

 

本葉が出るまでの水撒きはたっぷり行いましょう

順調にいくと7~10日程度で発芽します。本葉が出るまでは育苗ポットのまま育てます。本葉は双葉のあとに生えてくる葉です。

この時期は表面の土が乾かないように注意します。日当りの良い場所に置いて、水やりは朝晩おこないます。若しくは、育苗ポットの入るバットに水を入れておき、育苗ポットの鉢底から給水させます。

育苗ポットをバットで給水させるには、鉢底にスリットや穴の開いているものを選びます。それでも、朝は毎日水が切れていないか確認します。ベビーリーフを一緒に育てるには毎朝水やりを怠らずに。

 

間引きの収穫祭をしましょう

本葉が出たら虫の被害にあっている葉や小さいものから間引きます。1鉢に2苗ずつまで残します。この間引きをベビーリーフとして味わえます。

ベビーリーフも順当に育っている頃だと思います。一緒にサラダにします。バジルはトマトとの相性も抜群、トマト1個はざく切りし、塩コショウ、大さじ1の酢を混ぜます。

よく味が馴染んだら、刻んだナッツ1掴みかモッツアレラチーズ50グラムの角切りを加え、よく混ぜます。ベビーリーフ一掴み、バジル10本ほど、5センチくらいに千切り、大さじ3のオリーブオイルを加えてざっと混ぜると、バジルのベビーリーフとトマトのサラダの出来上がりです。

 

プランターに移しましょう

いよいよプランターに移します。

苗を作るのが面倒な人は苗を買ってきてこのステップからどうぞ。プランターに鉢底用の石を敷いて土を入れます。シャベルを使って苗を入れるスペースをあけ、苗を植えていきますが、苗は10cmくらい間隔を空けます。密接してたくさん植えても茎だけひょろひょろ伸びて成長しないのでスペースを空けます。

少しぐったりして見えますがしっかり水やりします。本葉が育ったら摘芯しましょう、上から3段目くらいまで摘み取ります、茎の節が1段です。こうすると脇芽が伸びやすく、丸くこんもりとした苗が育ちます。

 

摘心しましょう

摘心は1度です、摘心したらキッチンで水に差し置いておくと、オムレツに少し、さいころステーキに少し、と千切りながら楽しめます。脇芽は3回くらいは摘み取って、その後は放置します。水に差したバジルは根を伸ばす場合もあります。

その場合は、土に植え替えれば苗として育ちます、葉が黄色くなる前に干すか冷凍しても楽しめます。プランターの水やりはこの間も毎日行います。苗の最後は、種を取りまた来年用に取っておきます。

プランターは肥料を足せば翌年も使えます、枯れた茎を混ぜ込み、肥糧も足してから土を休ませます。

 

いかがでしたか。

バジルは日光・温度・水に気を付ければそれほど手間もかからず育てることが出来ます。育てているうちからベビーリーフ・摘心・脇芽と3度収穫祭を楽しめます。一番最後は生を洗ったらきっちり乾かし、フードプロセッサでペーストにします。

オリーブオイルを足しながらミキサーが回ってバジルがペースト状になるまで様子を見てオイルを足します。これを冷蔵庫に取っておけばいつでも新鮮な香りでバジルを楽しめます。あなたも気温が20℃を超えたら育ててみませんか。

 

まとめ

バジルの育て方、種まきから収穫までの7つの重要ポイント

・バジルを育てる3つのポイントを押さえましょう
・バジル生活の準備を始めましょう
・育苗ポットに種蒔しましょう
・本葉が出るまでの水撒きはたっぷり行いましょう
・間引きの収穫祭をしましょう
・プランターに移しましょう
・摘心しましょう


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