水仙の育て方で失敗しない5つのコツ


寒い冬でもシャンと立って甘く優しい香りを放つ水仙の育て方を知っていれば家庭でも栽培してその素晴らしい香りを楽しむことが出来ますよね。水仙は元々日本に自生していた花なので、環境が合わないこともなく育てやすい花のひとつです。

球根植物の栽培に慣れていない人は水仙の育て方に戸惑いを感じるかもしれませんが、今回お伝えする失敗しないための水仙の育て方のコツを知っておけば水仙を枯死させることは避けられます。

水仙は種類が豊富なので、まずは見た目が好きな品種を選んで栽培を始めてみて下さい。球根植物なので、一度栽培したら翌年も同様の育て方で水仙の花を楽しむことが出来ますよ。そこで今回は水仙の育て方で失敗しないコツについてについてお伝えします。

日当たりの良い場所が好きで暑さに弱い

水仙の育て方では日当たりの良い場所で育てるのが基本ですが、夏の暑さには弱いので植えたままで夏越しさせるなら涼しい場所に移動させるか、球根を掘り上げて保管します。植えたままで夏越しさせる場合、枯れていない葉まで刈り取らないようにして下さい。

夏に入っても葉を残して出来るだけ光合成させた方が翌年の花が咲きやすいので、完全な日陰でなく明るい場所に置いておくことをおすすめします。掘り起こした水仙の球根はネットに入れ、風通しの良い日陰で保存しましょう。

 

水仙の球根の植え付け

水仙の育て方では球根は10月に水はけの良い土に頭が少し見えるぐらいの浅い場所に植え付けます。品種によって球根の大きさが違うので風通しが悪くならないよう適度に間隔を開けて植え付けて下さい。

本格的に寒くなる前に植え付けを済ませることで根を十分に育てることが出来るため、暖かくなってから大きく成長してくれるからです。植え付けた後3ヶ月ほどは芽が出ませんが植えていることを忘れないように芽が出るまでの期間もきちんと水やりを行うことが大切。

 

生育期は水切れ注意

芽が出ていない間も忘れず水やりをします水仙の育て方を知らない人は芽が出ていないからと水やりを怠りがちですが、その間も根を伸ばしたり養分を吸収して成長していますから忘れず与えるように注意するのが失敗しないコツ。

水やりを忘れてはいけないものの、水の与え過ぎは球根の腐敗や根腐れ、病気の原因になるので、乾燥気味に管理します。冬場の水やりは必ず気温が上がってから行って下さい。水や土が凍ってしまうと球根が傷んでしまいますので、花が終わり葉が全部枯れた後は水も肥料も全く与えないようにしましょう。

 

肥料は与えても少なめに

水仙の育て方を知らない人が失敗してしまう原因のひとつに肥料の与えすぎが挙げられます。水仙は肥料がなくても花を咲かせることが出来る植物なので、元肥の配合された土で育てているのであれば尚更、肥料を与える必要はないのです。

それでも花を綺麗に咲かせたいから肥料を与えたいという場合には、リン酸成分の多い液肥を控えめに与えると良いでしょう。水仙の育て方では肥料の与え過ぎが病気や花が咲かない原因になることを忘れないで。

 

水仙とモザイク病

水仙の育て方を知っていても防げないトラブルがあります。それは「モザイク病」と言われるウイルス病で、葉にモザイクのような斑点が出来たり葉が縮れてしまうなどの異常をきたす土から感染する病気です。

ウイルス病は薬剤でも治療が出来ない厄介な病気で放っておくと他の水仙に感染してしまうので早めに掘り起こして焼却処分することが大切。品種によってはモザイク病にかかりにくいものもありますが、100%かからないとは言えません。

モザイク病にかからない水仙の育て方は現状ではありませんから、モザイク病にかかってしまったら諦めるしかないのです。数多く水仙を育てた人でも遭遇するトラブルで決してその水仙の育て方が悪かったわけではありませんから、運が悪かっただけだと割り切って、また翌年新しい球根を買ってチャレンジしてみて下さいね。

 

さて、昔から多くの人に愛されてきた日本の花、水仙を今回お伝えした育て方を実践しながら家庭でも育ててみて下さい。冬場に育てることもあって、水仙は特別手をかけなくてはいけないこともなく、注意するべき病害虫も少ない初心者にも育てやすい花です。

水仙は品種によって上手な育て方のコツがそれぞれあるものの、今回お伝えした水仙の育て方はほとんどの種類の水仙に共通するものですから、一度上手に育てられたなら他の水仙でも失敗しにくいです。

花の見た目も違えば、香りの質も品種によって違います。様々な水仙を育てて自分のお気に入りの水仙を見つけてみてはいかがでしょうか。水仙の花は切り花にも向いていますから、たくさん咲かせられたら早めに摘み取ってトイレや玄関に飾ると良い香りを届けてくれますよ。

まとめ

水仙の育て方で失敗しないために知っておきたいコツとは

・冬場は日当たりの良い場所に置き、夏は涼しい場所へ
・植え付けは頭が少し見えるぐらいの浅植えにする
・水の管理は乾燥気味にして、芽が出るまでの期間も忘れず水やりを行う
・肥料は必要ないが与えるならリン酸成分の多い液肥を控えめに
・モザイク病を見つけたらすぐに掘り起こして焼却処分する


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