5月の花は、早春に目覚めた植物たちの硬い蕾もほころび、あたたかな風が吹き始めた頃咲き始める、軽やかな花々が多くありますよね。1年のなかでも特に、5月は各地の花の名所が見ごろを迎え、訪れる人もたくさん。
例えば東京のバラの名所・古川庭園では春咲きのバラ、高野山の室生寺では石楠花の花、富士山の裾野では芝桜が見ごろを迎えます。そんな美しい風景はぜひ恋人と一緒に眺めたいもの!
気分も浮き立ってくる暖かなこの季節、彼女に似合う5月の花を贈って誘ってみてはいかがでしょうか。何でもない日にもらうお花のギフト、女性にとっては案外嬉しくなります。
付き合いが長くなって日頃そっけなくなった時など、たまには5月の花の花言葉を添えて、彼女にぴったりの5月の花を選んでみると、ちょっとロマンティックですよね。
そこで今回は、女性が贈られて嬉しい5月の花々を、花言葉やエピソードも交えてお伝えします。
5月の花と花言葉☆
女性のタイプで選ぶ、おすすめの花々
思いやり溢れる5月の花、ひなげし
5月に咲く花、ひなげし。この花の別名・虞美人草(ぐびじんそう)という名は、古代中国の武将・項羽の愛人であった虞という女性に由来しています。
【 5月の花、ひなげしの物語 】
★ この女性は、戦に負けて死を覚悟した項羽に従うように、自刃したと伝えられていて、そのお墓に毎年美しく咲いたことから、この花が「虞美人草」と呼ばれるようになりました。
・ 彼女の自刃の物語は後代の創作とも言われていて、真偽は定かではありませんが、彼女は項羽を献身的に支える、思いやりに満ちた女性だったのかもしれません。
彼女のように恋人を労わり慰めてくれる、思いやりの深い女性に贈りたい花です。
幸せをもたらす、スズラン
【 5月の花、スズランの花言葉 】
★ 可憐な姿と香りが印象的な5月の花・スズランの花言葉は「純粋」。
・ ウェディング・ブーケとしても人気の花で、イギリスのキャサリン妃がロイヤルウエディングの際に手にしていた、上品で素敵なブーケは日本でも話題になりました。
欧米ではスズランは幸せをもたらしてくれる花とされ、フランスでは5月1日はスズランの日と呼ばれていて、恋人や家族など大切な人に春の象徴であるスズランの花を贈る習慣もあります。
ピュアで上品なイメージの彼女に、プロポーズの言葉と共に贈るのもおすすめ!
深い愛を贈る、ニゲラ
細い糸のような葉がたくさん伸びる中に5弁の花びら(実際にはガク)の花を付けるニゲラも5月の花。淡いピンクや紫、白のほか、幻想的なブルーの花もあり、観賞用として人気の花で、花束にしてもアレンジメントでも可愛らしいギフトになります。
【 5月の花、二ゲラ 】
★ このニゲラの花言葉は「深い愛」。
・ 長く付き合っている恋人に、男性はどうしても言葉や態度での愛情表現が薄くなってしまいますが、女性は表現してほしいと思っているもの!
5月の花、二ゲラの花言葉のメッセージと共に、ニゲラの花をプレゼントしてみたら、照れながらもきっと喜んでくれるはずです。
明るく爽やかなイメージ、デルフィニウム
イルカをかたどったような形の蕾から、ギリシア語のデルフィス(イルカ)を語源としてこの名前になったデルフィニウム。この5月の花は日本ではオオヒエンソウ(大飛燕草)とも呼ばれ、燕が空を飛ぶ様子にも見立てられています。
【 5月の花、デルフィニウム 】
★ 美しいブルーの花の他、ピンクや白、紫の花もあり、縦に伸びる茎に多くの花が房のようについてとても華やか。
・ 花言葉は「清明」「あなたは幸せを振りまく」というもので、明るくさわやかなイメージの女性にぴったりです。
香りが魅力的な、フリージア
春らしさいっぱいの明るい色、甘く魅力的な香りのフリージアも5月に咲く花が、フリージア。いちばんポピュラーな黄色のほか白や紫、ピンクや赤の花もあります。
【 5月の花、フリージア 】
★ フリージアの全体の花言葉は「あどけなさ」。
・ 他にも色別の花言葉もあり、それによると白は全体と同じ「あどけなさ」で、黄色は「無邪気」紫は「憧れ」赤は「純潔」。
飾っておくだけで部屋がパッと明るくなり、ただよう甘い香りも楽しめるフリージアの花。無邪気で天真爛漫な彼女に、可愛らしい花束にしてプレゼントしたい5月の花です。
いかがでしたでしょうか、女性のタイプごとに、ぜひ贈ってあげたい5月の花々をお伝えしました。しかしお花選びに慣れていない男性の場合、「そもそも、お花屋さんでのオーダーの仕方もよくわからない…。」なんて、慣れない方も多いはず…。
そんな時は、まずこの記事などを参考にメインになる花を決めてから、どんな色味でまとめるかや、女性の年齢や服の好みなども伝えると、雰囲気も伝わりやすくオーダーできるので、彼女に良く似合うものが作れます。
彼女が好きな色を選んでコーディネートしたり、他の花々と組み合わせてより華やかなアレンジにして贈っても素敵ではないでしょうか。
予算の目安は花の種類や本数によっても変わりますが、小さめのアレンジメントでは3000円台~、花束では3500~5000円ほどで、美しく見栄えのいいものが作ってもらえます。
5月の花のフラワーギフトで、素敵なサプライズを贈ってみてください!
まとめ
女性のタイプで贈る、5月の花々
・思いやり深い彼女に「ひなげし」
・上品でピュアな彼女に「スズラン」
・長く付き合う彼女に、深い愛と「ニゲラ」
・明るく爽やかな彼女に「デルフィニウム」
・無邪気で可愛い彼女に「フリージア」