ヒヤシンスの水栽培に挑戦☆可愛い花を咲かせる方法

ヒヤシンスの水栽培に挑戦☆可愛い花を咲かせる方法
ヒヤシンスの水栽培をした思い出…。ヒヤシンスという花の名前を聞くと、小学校でペットボトルを使った授業を最初に思い出す、と言う方も多いですよね。

水栽培とは、土を使わず水だけを使って植物を育てる方法のこと。中でもヒヤシンスは水栽培に向いた植物であることで知られています。最近では品種改良によって色や形も様々になり、選ぶ楽しみの増えたヒヤシンス。

でも、何となく安っぽいイメージがあって、ヒヤシンスの水栽培には抵抗感を感じる方も多いかもしれません。でも実は、最近ではヒヤシンスの水栽培専用の容器なども数多く出回るようになり、インテリアとしてもその価値を見直されつつあるのです!

土を準備したり買い足したりする、手間のかかる通常の栽培に比べて、ヒヤシンスの水栽培はずっと簡単!それなら部屋でヒヤシンスを楽しみたくなりますよね。そこで今回は、ヒヤシンスの水栽培のポイントをお伝えします。

 

ヒヤシンスの水栽培に挑戦☆
可愛い花を咲かせる方法

 

ヒヤシンスってどんな花?

ヒヤシンスは、トルコなどの地中海東部沿岸地域が原産。オスマントルコで愛されて園芸用に改良され、日本にも19世紀に輸入されました。ギリシャ神話の美少年・ヒュアキントスが名前の由来で、可愛らしい小花がいくつも集まった花姿!

【 ヒヤシンスの水栽培:ヒヤシンスとは 】

★ 原種の色は青紫系ですが、品種改良によって黄色や白、赤など様々な色が作り出されました。また、甘く濃厚な香りもヒヤシンスの魅力のひとつです。

・ そんなヒヤシンスですが、品種は大きく分けてダッチ系とローマン系の2つに分かれています。このうち、水栽培に向いているのがダッチ系といわれる品種群。

単純にヒヤシンスは水栽培(水耕栽培)用と書かれている場合もありますので、球根を購入する際は必ず確認してください。

 

はじめての水栽培☆準備するもの

ヒヤシンスの水栽培で準備するものは以下の通りです。

【 ヒヤシンスの水栽培:準備 】

・ヒヤシンスの球根(ダッチ系)
・水栽培用容器
液体肥料

「たったこれだけ!?」と驚かれるかも知れませんが、この手軽さも水栽培の魅力の一つ。最近ではヒヤシンスの水栽培がメジャーになり、水栽培用容器(ヒヤシンスポット)も種類が豊富になりました。

ガラス製の姿の美しいものをインテリアを兼ねて選ぶのもよいですし、100円台で購入できるプラスチック製のものもありますので、お好きなものを選んでみてください♪

 

ヒヤシンスを育て始める

ヒヤシンスを育て始めるのに適した時期は、10月~12月ごろ。その後、およそ2~3カ月後の2月~4月ごろに花を咲かせます。

【 ヒヤシンスの水栽培:育て始め 】

★ まず、用意したヒヤシンスの水栽培用容器に、水と液体肥料を入れます。水の量は、容器に球根を置いたとき、球根の底にギリギリ着くという程度が目安。

・ このとき、水のかさが多すぎると球根が腐ってしまうので気を付けてください。水は、根が生えてくるまでは7日に1度程度取り替えるのをお忘れなく。

育て始めの時期は、球根を涼しいところに置いておくことがきれいに花を咲かせるポイント。可能であれば冷蔵庫に入れたり、外の日陰に置いておくと安心です。

 

根が出てきたらやるべきこと

2~3週間すると、根がある程度伸びてきます。根の長さが全体的に1センチ以上に成長したら、水位を下げるのがポイント。

【 ヒヤシンスの水栽培:根が出てから 】

★ 水位を下げることで、根が呼吸できなくなる根腐れを防ぎ、根の成長を促進することに繋がります。

・ 根の上1センチ程度が水から出るように、水の量を調整してください。

さらに根が伸びてきたら、1週間に1回行っていた水の交換の頻度も2週間に1回程度に減らして大丈夫。根が健康に伸びているかだけ、時々確認してあげれば大丈夫です。

 

芽が出てきたら

4週間から5週間経つと、球根の先から花芽が出てきます。芽が出てきたら、冷蔵庫などの涼しい場所から容器を移動させるタイミング。ベランダや日当たりのよい窓際など、暖かい場所に移動させてください。

【 ヒヤシンスの水栽培:芽が出てきたら 】

★ このとき注意したいのが、球根の角度

・ 球根が垂直になっていないと、葉に対して花だけ垂直に伸びてしまうので、少し不恰好になってしまいます。

茎が伸び始めてから修正するのは難しいので、この時点で気がついたら直しておくと安心。花芽が出始めてから1カ月ほど経てば、最初の花が咲いていくはずです。

 

花が咲いたら

ヒヤシンスの花は、最初に出た花芽が咲いてから、下の茎がぐんぐん伸びていくという少し変わった咲き方をします。

花が咲いたら、そのまま観賞するのもよし、茎ごと切り取って切り花として楽しむのもよし。かわいらしい花の姿と香りで楽しませてくれます。

【 ヒヤシンスの水栽培:花の楽しみ方 】

★ 切り花にせず楽しむという場合は、花がしおれてきたら早めに茎を切ってしまうのがポイント。

・ こうすることで、次に咲く花を綺麗に楽しむことができます♪

花が終わったら球根は処分するのが基本ですが、土に植えておくと運が良ければ来年も花を咲かせてくれることがあります。

 

いかがでしたでしょうか、ヒヤシンスの水栽培は小学校でやることも多いだけあり、いくつかのポイントさえ押さえてしまえば、簡単にできちゃうのです!

しかも花自体の可愛さだけでなく容器をインテリアとして選ぶ楽しみもあるところが、ヒヤシンスの水栽培の魅力。また、ヒヤシンスの水栽培の魅力の一つは室内で手軽に楽しめる園芸であるということ。

土を作るスペースもいらなければ、寒い中水やりを行う必要もありません。また、刃物を使うなどの危険な作業もほとんどありませんので、小さいお子さんがいるご家庭でも、親子で楽しむことができます。

忙しくて花を育てる時間なんてない…。」とお考えの方は、ぜひこの機会にヒヤシンスの水栽培を始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

ヒヤシンスを水栽培で上手に咲かせるには

・品種はダッチ系を選ぶ
・最初の1カ月は球根を涼しい場所に置く
・水のかさに気を付ける
・水替えは最初の1カ月は週に1回、その後は2週に1回
・球根は花芽の向きにまっすぐになるように気を付ける
・花が終わったら早めに茎を切る


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