花言葉が怖い! 可愛さとのギャップに驚きの花々

花言葉が怖い! 可愛さとのギャップに驚きの花々
花言葉に怖いイメージ…、あまりピンとこない方が多いですよね。大抵は、「あなたが好き」とか「無償の愛」、「永遠の愛」など、大好きな誰かに告白したり感謝を伝えたり…。

あるいは相手を思いやってプレゼントをする際に、何となく意識してみるロマンチックなイメージ!さらには「勇気」とか「努力」など、希望に満ち溢れたものなど、ポジティブなイメージばかりではないでしょうか。

ところが、いろいろ調べてみると結構怖い、というより「恐ろしい」花言葉をもった可憐な花があるのです。

プレゼントする側もされる側も、お互い知らなければ問題ないのですが、もしその花言葉が怖いと知っていたら!…例えば、大好きな人に贈った花が実は「あなたが嫌いです」などという花言葉を持っていたら…。やはり困りますよね。

そこで今回は、亡くなることを意味する花言葉が怖い例を、いくつかお伝えします。

 

花言葉が怖い!
可愛さとのギャップに驚きの花々

 

可愛いスノードロップなのに、死を望む

【 花言葉が怖い!スノードロップ 】

★ スノードロップの花言葉は、「あなたの死を望みます」

・ 雪のように白くて可憐な、本当にかわいらしい花ですが、花言葉は怖い!これは、イギリスの農村地方の言い伝えが由来になっています。

恋人の死を知ったケルマという女性が、スノードロップを摘んできて亡くなった彼のキズの上に置きました。すると花が触れた途端、彼の身体が雪の欠片に変わったのでした。

この言い伝えのある地方では、スノードロップは、死を象徴する花として扱われるように…。そしてこのような花言葉になったのです。

誰かに贈ると「あなたの死を望みます」という意味を成すので、病気の方へのお見舞いには絶対に贈るべきではありません。

 

桑は心中を連想させる

【 花言葉が怖い!桑 】

★ 桑の花言葉は、「共に死のう。」

・ 心中を連想させる花言葉ですが、それもそのはず。この花言葉が怖いのは、ロミオとジュリエットの元となったギリシャ神話、「ピュラモスとティスベ」からきているから。

互いに愛し合っていた青年ピュラモスと、少女ティスベ。 両親に結婚を反対され二人はある夜駆け落ちをします。待ち合わせ場所の桑の木の下に先についたティスベのところに、血の付いたライオンがやってきました。

慌てて逃げたティスベは、被っていたベールを落としてしまいます。ライオンは落としたベールを引き裂き、ボロボロにして立ち去りました。

遅れてやってきたピュラモスは、落ちていたボロボロのベールを見て、ティスベが死んでしまったものと勘違いし自害。そこに戻ってきたティスベは、ピュラモスの死を知り、後を追って死んでしまうのです。

【 桑の花言葉が怖い理由 】

★ 桑の実は、最初は白く、だんだん赤くなり、そして最後に赤黒色に変化

・ この色の変化が、若くして亡くなった、この二人の血によって染まったとされています。

 

キスツス(午時葵)の花言葉の怖い予言

【 花言葉が怖い!キスツス 】

★ キスツスの花言葉は、「私は明日死ぬだろう。」

・ 一日だけ、それも正午前後の数時間しか咲かない儚い花なので、花言葉も怖いものに…。

意味合いを知ると、花言葉が怖いと言うよりも、運命の切なさを感じさせられます。一日でしおれてしまう、「一日花の儚さ」を象徴した、花言葉なのです。

 

ハナズオウは、別名「ユダの木」

【 花言葉が怖い!ハナズオウ 】

★ ハナズオウの花言葉は、「裏切りのもたらす死。」

・ キリスト教の裏切り者の代名詞といえばユダですが、このハナズオウの別名はユダの木

キリストの十二使徒の一人だったユダは、キリストを裏切った後後悔して、ハナズオウの木で首を吊ったため、花言葉が怖いものになったのです。

 

パセリの不吉な予言

【 花言葉が怖い!パセリ 】

★ パセリの花言葉は、「死の前兆。」

・ 多くの花言葉が怖い理由には、神話や聖書によるものが多いことは、今まで読んできて分かりますが、この花言葉もギリシャ神話に由来するもの。

レームノス島の元女王で奴隷のヒュプシピュレーは、自分を買った王の子、オフェルテスの養育を任されました。 彼女は、「子供が歩けるようになるまで、地面に寝かせてはならない」という神託を与えられていました。

ある時、オフェルテスをパセリの上に寝かせて、その場を離れてしまったヒュプシピュレー。戻ってみるとオフェルテスは、大蛇に食い殺されてしまっていました。

パセリの上に寝かせていたという話と、殺されたオフェルテスの血が流れた地面から、パセリが芽吹いたという話もあります。

 

いかがでしたでしょうか、花言葉にも怖いものがたくさんあることに、驚かれたのではないでしょうか。そして、花言葉が怖い理由は、ギリシャ神話に由来するものが多いのです。

ただ、今回は怖い花言葉に限定してお伝えしましたが、これらの花も花言葉は怖いものばかりではありません。ポジティブな花言葉もあるのです。

「共に死のう。」とロミオとジュリエットを彷彿とさせる花言葉を持つ桑には「彼女のすべてが好き」と言う言葉も残っていますし、スノードロップの「逆境の中の希望」という花言葉は全く怖い事はありません。

この「逆境の中の希望」の由来は、エデンの園を追われたアダムとイブを慰めるため、「もうすぐ春が来るから、絶望してはいけませんよ。」と、舞い落ちる雪をスノードロップに変えたとか…。

このように一つの花にもさまざまな表情があるのも、興味深く惹きつけられるもの。贈り物で贈るなら、メッセージカードには意図した花言葉を添えると、誤解を受けず、安心かもしれません。

まとめ

ギャップに驚く、怖い花言葉を持つ花々

・スノードロップ「あなたの死を望みます」
・桑「共に死のう」
・キスツス(午時葵)「私は明日死ぬだろう」
・ハナズオウ「裏切りのもたらす死」
・パセリ「死の前兆」


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