人気の鉢植え植物であるアザレアですが、花言葉を知っておけばより一層愛着が湧きますよね。アザレアはツツジ科ですが、寒さに弱いため冬場は室内で育てるのが一般的。
そんなアザレアはフリルのような花をまるでブーケのようにたっぷりと咲かせる為、一鉢置くだけで空間がパッと華やかになりますから防寒対策の為でなくインテリア代わりに室内で育てる人も多い花です。
その華やかさからフラワーギフトとしても人気の高い植物ですから、アザレアの花言葉を覚えておけばアザレアをプレゼントにする時にメッセージカードに花言葉を添えてお洒落な演出が出来ますよ。また、アザレアの花言葉にはプレゼントに向いた言葉だけでなく、怖い花言葉も持っているのです。そこで今回はアザレアの花言葉、意味と役立つ知識してお伝えします。
アザレア全般の花言葉とその由来
アザレアはツツジ科の花で日本では「西洋ツツジ」と呼ばれることもあります。日本のツツジの花と少し違って見た目が華やかなアザレアは19世紀にアジアのツツジがベルギーに持ち帰られて鉢植え向きの花として品種改良され逆輸入されたものです。
アザレアが開発された19世紀のビクトリア朝では禁酒運動が盛り上がっていたことから、乾燥した地でも美しく花を咲かせるアザレアの花言葉に「節制」や「禁酒」の花言葉が付けられたと言われています。何故乾燥した地でも花を咲かせることが禁酒に繋がるのかと言うと、「乾燥＝dry」と言う英語に「禁酒」の意味があるから。
他にも「愛の楽しみ」や「恋の喜び」といった大切な人へのプレゼントに向いた華やかで美しい見た目のアザレアに良く似合う花言葉も付けられていますから、アザレアをプレゼントにする時に花言葉で困りません。
赤いアザレアの花言葉と花名との関わり
アザレアそのものの花言葉でもある「節制」の花言葉は、赤色のアザレアの花言葉としても使われています。ちなみに、アザレアの乾燥した地を好む性質は花言葉だけでなくアザレアの花名の由来にもなっていて、アザレアの英名は「azalea」と綴り、ラテン語の「azaleos＝乾燥」から付けられています。
白いアザレアの花言葉とアザレアの開花時期
白色のアザレアの花言葉は華やかな姿に良く似合う「あなたに愛されて幸せ」と「充足」の2つ。この2つの花言葉が付けられたのは白色のアザレアの花がウエディングドレスを思わせるからとも言われています。
アザレアの開花時期は4〜5月なのでジューンブライドの言い伝えで人気の6月の結婚式に贈るには花が一番綺麗な時期を過ぎてしまいますが、結婚祝いや結婚記念日のプレゼントに人気の花の一つです。
西洋でのアザレアの花言葉と豆知識
西洋でのアザレアの花言葉は日本のアザレア全般の花言葉と同じ「temperance＝節制・禁酒」や「take care of yourself for me＝お体を大切に」「fragility＝脆さ・儚さ」のように日本の花言葉とは違う花言葉も付けられています。
「fragility＝脆さ・儚さ」はアザレアの花が雨風ですぐに落ちてしまうのが由来で、「take care of yourself for me＝お体を大切に」の花言葉は海外では病気を患っている人へのお見舞いにアザレアの花に添えて贈られることも多いそうです。
アザレアには怖い花言葉がある
花言葉と言うとロマンティックなイメージがありますが、花によっては死や呪いなどの怖い花言葉を持っていることもあり、アザレアも西洋での花言葉ではありますが、「A death threat ＝死の脅威」という怖い意味の花言葉を持っています。
どうしてこのような花言葉が付けられたのかと言うと、アザレアを始めとするツツジ科の花には下痢や嘔吐の症状をもたらすグラヤノトキシンと言う名の毒があり、西洋では黒い鉢植えでアザレアを贈る時だけ「A death threat ＝死の脅威」の花言葉が使われます。
このようにアザレアの花言葉には様々な意味があることがわかりましたが、アザレアがアジアのツツジを元に品種改良された花であることや、毒があることを知らなかった人もいるのではないでしょうか。
花言葉も派手で綺麗な見た目からは想像出来ない「節制」や「禁酒」、「A death threat ＝死の脅威」の花言葉が付けられています。毒を持っていたり怖い花言葉がある一方で「take care of yourself for me＝お体を大切に」という思いやりの花言葉を持っていて、西洋ではアザレアが花言葉と一緒に様々なシーンで使われていることがわかります。
日本ではアザレアを贈り物ににする時は「愛の楽しみ」や「恋の喜び」といった愛する人への花言葉と一緒に愛する人へのプレゼントに使われるのがほとんどと言えますが、今回の知識を覚えておけば大切な人のお見舞いにも使えますよ。ただし、どのような贈り物にする場合でも絶対に”黒い鉢植え”だけは使わないように気をつけて下さいね。
