胡蝶蘭の育て方☆初めての手入れで多い、7つの勘違い

胡蝶蘭の育て方☆初めての手入れで多い、7つの勘違い
胡蝶蘭の育て方を知らずに、せっかく頂いた花を枯らしてしまった、という方は案外多いですよね。ひと鉢あるだけで豪華なので、さまざまなお祝いの花として有名ですが、確かに「すぐに枯れてしまった!」と言う声が多いのも事実。

それは胡蝶蘭の育て方についての「勘違い」が原因です。一見難しそうに思える胡蝶蘭の育て方ですが、特に園芸やガーデニングに詳しくなくても、ほんの少しの知識とコツで、美しい花を長く楽しむことができます!

白やピンク、紫など、花の色が豊富で、形や大きさもいろいろ。「幸せが飛んでくる」という花言葉を持つ胡蝶蘭。正しい育て方を覚えて長く花を楽しめたら、その分幸せもたくさん飛んできてくれそうですよね。

そこで今回は、この胡蝶蘭の育て方について、初めての方が陥りやすい勘違いと、正しい手入れの仕方をお伝えします。

ラッピングをしたままで飾ってしまう

いただいたばかりの胡蝶蘭の鉢植えは、リボンやカラフルなラッピングペーパーでとてもきれいにラッピングされています。ついそのまま飾ってしまいがちですが、これが間違い。

【 胡蝶蘭の育て方:ラッピング 】

★ ラッピングをしたままだと空気が通らないので、株が蒸れて根腐れを起こすのです。

・ どうしてもそのままで飾りたいときは、鉢底の部分のラッピングのみ切り取って外し、根が呼吸できるようにしておきます。

 

ポットから出して植え替える

ラッピングを外してみると胡蝶蘭の苗は、ごく小さなポットに詰め込まれるように入っています。ついつい、ポットから出して大きな鉢に植え替えたくなりますが、胡蝶蘭の育て方ではそれも間違い。

【 胡蝶蘭の育て方:植え替え 】

★ 胡蝶蘭は狭いところが好きで、この小さなポットに入った状態が、生産者が栽培時に整えたベストな状態です。

 

窓際に鉢を飾る

きれいに開花した胡蝶蘭は、室内でも目立つ明るい窓際などに、つい置きたくなってしまいますが、窓際は温度の変化が激しいので注意が必要…。

【 胡蝶蘭の育て方:置き場所 】

★ 胡蝶蘭に適した気温は18~28度前後なので、室内の中でも一定の温度を保ちやすい場所を選んで飾るようにすれば安心です!

 

葉に水をかけてしまう

表面にあるミズゴケが乾いてきたら、確実に根に届くように株の根元に水をやります。このとき葉と葉の間まで水をかけると、付け根が蒸れて病気になりやすいので、かけないように注意します。

【 胡蝶蘭の育て方:霧吹き 】

★ また、他の植物では霧吹きで水をかけたりすることがありますが、胡蝶蘭の育て方には当てはまりません。

・ 常に湿った状態は胡蝶蘭にとっては苦手なものなので、寿命を縮ませてしまうことになります。また、直接水をかけてはいけませんが、葉は時々水拭きが必要。

柔らかい布を軽く濡らしてほこりを取ってあげると、光合成が良くでき、虫の繁殖も防ぐことが出来ます。

 

たくさん肥料をあげてしまう

胡蝶蘭は生育期でも、月に一回の液肥で十分で、開花時や冬季には、胡蝶蘭は肥料を必要としません。特に注意したいのは、土に差し込むタイプの植物活力剤。

【 胡蝶蘭の育て方:肥料 】

★ つい使用してみたくなりますが、活力剤は胡蝶蘭にはとくに必要なく、活力剤を差し込んで置くことで、かえって表面のミズゴケを常に湿った状態に!

・ 乾燥気味が適している胡蝶蘭の育て方では逆効果です。

 

毎日欠かさず水やりをする

植物にはたくさん水をあげると、その分イキイキと育ちそうですが、胡蝶蘭の育て方はそうではありません。

【 胡蝶蘭の育て方:水あげ 】

★ 少し乾燥しているくらいの状態が胡蝶蘭の育て方では適していて、水をやりすぎるのは逆に枯れさせてしまうことになります。

・ 表面が乾いてから、適度に水やりをするようにします。

 

日当たりのいい場所に置いてしまう

胡蝶蘭の育て方で大事なことは、花が好む環境に置くこと。植物には常に陽の光が必要に思えますが、胡蝶蘭はそうでもありません。

【 胡蝶蘭の育て方:日当たり 】

★ 直射日光が当たるところに置くと、葉が日焼けで傷んでしまいますし、開花している時は多少暗くてもかまわないのです。

ラン科の植物は、もともと鬱蒼とした原生林のなかで育つので、カーテン越しに光が当たる場所や玄関など、室内の少ない光でも十分に光合成が出来ます。

 

胡蝶蘭の育て方について、初めての方がしやすい勘違いについてお伝えしてきました。他の植物では当たり前のことでも、胡蝶蘭では間違い、ということも多いのです。枯らしてしまう一番の原因は、水や肥料のやりすぎ!

このことからも、一生懸命育てようとして、手をかけすぎるのが失敗のもとと言えます。つまり、コツさえ押さえておくと胡蝶蘭は育て方がカンタンで、手がかからない植物、ということなのです。

日当たりのあまり良くない場所でも育てられることから、バスルームや玄関、寝室など、好みの場所で長く花を楽しむことが出来る胡蝶蘭は、室内栽培には最適な花。

いただきものに限らず、好みの色の胡蝶蘭を自分で選んで、ぜひ美しい花を咲かせてみましょう!

まとめ

胡蝶蘭の手入れポイント

・ラッピングは外して風通し良く
・胡蝶蘭は狭いポットが好き
・温度変化に繊細なので、窓際には置かない
・水は葉にはかけず、株もとにあげる
・水は毎日あげない。乾き気味に与える
・肥料はあげすぎに注意!活力剤は必要ない
・日当たりが良すぎると、日焼けを起こす


連記事
タイトルとURLをコピーしました