牡丹には花言葉の他にも花の名前の由来や伝説など、様々な豆知識があることをご存知でしょうか。花にはそれぞれ花言葉があります。その花言葉は、単純に花の容姿から決められる事もありますが、花の原産国に伝わる伝説や神話から考えられる事もあります。
牡丹の花言葉は、元々牡丹の原産国が中国だったという事もあり、中国における牡丹の花の伝説から由来したものです。しかし、牡丹には花言葉の他にも、その見た目の美しさから日本では美しい女性を例える時の表現に使われたりもしてきました。
そんな牡丹の花言葉や豆知識は、女性を褒め讃えたい時に女性に贈る時に役立ちます。そこで、女性に贈り物をする時に、添えると効果的な7つの牡丹の花言葉や豆知識を解説します。
牡丹の花言葉と豆知識☆
女性に贈る7つの理由
牡丹は美しい女性の代名詞
日本では古くから「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」と、女性の美しさを表現する時に牡丹の花が使われてきました。牡丹の花言葉には、直接的に女性の美しさを表すものはありませんが、このように美しい女性を表す花として使われるようになったのは、その見た目が由来しています。
★ 牡丹の花は、横向きに伸びる枝につくため、座っている女性に例えられたと言われています。
開花時期が1年に2度ある
牡丹の花言葉には「恥じらい」や「人見知り」と、控えめなイメージを連想させる言葉あるのですが、牡丹の品種の1つである寒牡丹は、1年のうち、春と秋に2度も開花時期がある珍しい花です。
★ 女性に対して「美しいよ」というメッセージを伝えたい時に、他の花より多く美しい姿を見せてくれるという寒牡丹に例えて女性に贈りましょう。
牡丹の花言葉「風格」と「恥じらい」
牡丹の花言葉には、「風格」や「富貴」と言った高貴な意味を持つ言葉と、その真逆とも言える、「恥じらい」や「人見知り」と言った控えめな意味を持つ言葉が共存しています。
★ 高貴な美しさを持ちつつ、恥じらいがあるというのは、日本の美しい女性を表す大和撫子のイメージそのものです。
こんな花言葉があるというのを女性に説明してあげましょう。
皇帝さえも魅了した花
牡丹の花は、唐と呼ばれる時代の中国では、皇帝がその美しさに魅了されて、愛していた花だったと言われています。牡丹の花言葉である「風格」や「富貴」という意味合いも皇帝に愛されていた花だったことに由来しているのかもしれません。
★ 牡丹の花の美しさは、権力者さえも魅了してしまうのだという豆知識はぜひ女性に披露したいものです。
平安時代から使われた牡丹色の由来
牡丹の花は、中国が原産ですが、平安時代にはすでに日本にも持ち込まれていました。一説では平安時代より昔の奈良時代に、弘法大師によりもたらされたとも言われています。
そして、日本においても貴族の階級の間では、その美しい色に人気があったといいます。その証拠に平安時代の貴族が身に着けていた衣装には、牡丹色という色が使われていました。
★ このことからも、牡丹の花言葉にある「富貴」という意味は日本においても浸透していた事が伺えます。
西洋からみた牡丹の印象
牡丹は中国が原産で日本でも愛されている花ですが、西洋でも栽培されています。西洋における牡丹の花言葉は、「恥じらい、はにかみ」や「おもいやり」です。
西洋から見た中国や日本など、アジア方面に咲く花の印象も反映されているのかもしれません。
★ 奥ゆかしさのある花のイメージは、女性の美しさを表すのにぴったりです。
中国古来から伝わる牡丹の別名
牡丹には別名があります。その名前を見てみると、牡丹の花言葉である「富貴」と通じる意味があるという事がよくわかります。
そもそも中国では花海棠(はなかいどう)とともに、新年のお祝いには欠かすことの出来ない牡丹。国花にも指定され、昔から上流階級の人々に愛されてきた花でもあります。
★ 「富貴草」「家神」「花王」など、いずれも中国での呼び名です。
牡丹の花は、バラやカーネーションなどの華やかさはありませんが、花の神や花の王様とも言われるほど、美しさと気品を兼ね備えているのです。そんな牡丹が持つ別名も女性に贈る時に添えたい豆知識です。
いかがでしたでしょうか。牡丹には花言葉の他にも、原産国である中国での別名や伝説、言い伝えなど、様々な豆知識があることがお分かり頂けたのではないでしょうか。女性に花を贈る時には、花言葉に気をつける事が基本です。見た目は美しい花であっても、花言葉にネガティブな意味を持つ花を贈ると、女性を侮辱することになりかねません。
牡丹には花言葉の他にも女性が喜ぶ豆知識がたくさんあるので、花を贈る時には、その豆知識も併せて贈りましょう。365日の誕生花では牡丹は2月27日、3月20日。その周辺のお誕生日の女性に贈る、ささやかな一輪のプレゼントにしても粋です。
女性は「美しい」と褒められるともちろん嬉しいものですが、さらに、気品があるとか高貴な美しさだと言われると自分が高く評価されている事を実感できるのです。
今回解説した、牡丹の花言葉と豆知識を覚えておいて、アプローチしたい女性に贈ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
女性に贈る時に役立つ!牡丹の花言葉と豆知識とは
・美しい女性の代名詞として古くから使われてきた
・寒牡丹は1年に2度も開花時期がある珍しい花である
・風格と恥じらいを併せ持つ花言葉を持っている
・唐の時代の中国では皇帝が愛した花と言われている
・平安時代の貴族が身につけていた衣装には牡丹という色がある
・西洋の花言葉では思いやりという意味もある
・牡丹の別名には王や神の字が使われている