誰もが知っているバラの花、美の女神ビーナスの花といわれており、この女神の流した涙から咲きだしたという伝記があります。
贅沢の象徴とも言われるバラは、その色も形も豊富にあり、基本的には「愛」「恋」「美」の意味ですが、実はたくさんの花言葉を持ち合わせています。きれいな花束に花言葉を少し添えられたら素敵ですよね。
そこで今日はバラの花言葉を使い花束を作る際に注意した方がよい点についてお伝えします。ではご覧ください。
花の色について
お祝いごとなど、バラは良く花束に使用されます。特に白いバラは聖母マリアのシンボルとしてウェディングに、赤いバラは愛の告白になど色によって使い分けられます。なかにはお祝い事に向かない言葉を持つ色のものもあります。黄色のバラも注意が必要です。
ここにほんの少しですが色ごとの花言葉を書いておきます。
赤色・・・・・情熱、美貌、あなたを愛する
黄色・・・・・平和、愛の告白、友情、不貞、嫉妬
小輪の黄バラ・笑って別れましょうピンク・・・・温かい心、恋の誓い、かわいい人、美しい少女
白色・・・・・尊敬、純潔、清純
オレンジ・・・無邪気、魅惑、絆、信頼
グリーン・・・穏やか、希望を持ちえる
紫色・・・・・誇り、気品、尊敬
黒赤色・・・・・憎悪、恨み
青色・・・・・神の祝福、喝采、奇跡
虹色・・・・・無限の可能性
絞り・・・・・満足
ドット・・・・君を忘れない
赤に白斑・・・戦争、戦い
形や場所につて
バラは葉や蕾、トゲなどその部分それぞれにも花言葉が有ります。また形や種類にも言葉があります。
バラの葉・・・あきらめないで、希望
蕾・・・・・・愛の告白
トゲ・・・・・不幸中の幸い
多輪咲のバラ・プライド
一重のバラ・・静かな愛と敬意
野バラ・・・・やさしい心
ミニバラ・・・無意識の美
またトゲのないバラは「プラトニック・ラブ」という意味があります。
本数について
バラの花束を贈る時、本数が少ないと物淋しいだろうと多い方がいいと思われがちです。でも実は贈る本数によっても花言葉の意味が違います。少しだけ紹介します。
1本・・・・・一目ぼれ
2本・・・・・この世界は二人だけ
3本・・・・・愛しています、告白
6本・・・・・あなたに夢中
7本・・・・・ひそかな愛
11本・・・・最愛
15本・・・・永遠の友情
99本・・・・永遠の愛、ずっと好きだった
108本・・・結婚して下さい
999本・・・何度生まれ変わってもあなたを愛する
3本はご夫婦に、11本は両親に送るのにも最適と言われています。
組み合わせについて
花同士の組み合わせによって言葉の意味が少し変わってきてしまうこともあります。
色が違うバラ同士はもちろん、同じバラでも合わせ方によって変わります。昔は秘密のサインに使われたりしたそうです。
赤バラの中に白いバラ・・・温かい心
黄バラの中に赤いバラ・・・どんなにあなたが不実でも
3つの蕾と1つの花・・・・あの事は永遠に秘密
2つの花と1つの蕾・・・・あのことは当分秘密
バラに添える花の花言葉も合うかどうかもあります。注意してください。
鮮度について
花を購入するときは鮮度を気にするかと思いますが、しばらくして使う前に花の元気がなくなってくる時があります。若干なら平気だと思われがちですが、実はバラはしおれてきても意味が変わることがあります。注意してください。
しおれたバラ・・・はかない、つかの間
白の枯れたバラ・・生涯を誓う
用途について
いくら、花言葉を気にして花束を作っても、その使い道によっては避けられることもあります。例えば香りです。食事をする場所などではあまり匂いが強いものを使うのは避けられます。
またいくら心の温かい人でも、男性にピンクのバラを贈るのは好まれません。尊敬している人でもお見舞いに白い花は好ましくありません。葬祭関係にもバラの花はあまり使用されません。お悔やみの花は「トゲなし」がいいといわれているのです。故人が好きだったということではない限り避けた方がよいでしょう。
イメージも考慮する
前項で書いた用途とおなじですが、イメージと合わないとせっかくの花束も台無しになってしまいます。いくら花言葉が良くても明るい場所に寒色系の色は合いません。かわいらしい人にシックな感じのものわたすのもちぐはぐになってしまいます。イメージに沿うものを選ぶ様にしてください。
さて、ラッピングの仕方でも花束の雰囲気がかわってきますよね。ですのでいろいろ試してください。一番大切なのは贈る人や使う場所の事を思い描きながら花を選ぶことです。難しく考えないで花言葉は添える程度に考えておくと良いでしょう。せっかくの花束、すこしでも喜んでいただけますように願っています。
まとめ
バラの花言葉で花束を作る際に考慮するのは
・花の色
・形や場所
・本数
・組み合わせ
・鮮度