柊の花言葉が、クリスマスを彩るのにぴったりな7つの理由

柊の花言葉が、クリスマスを彩るのにぴったりな7つの理由
柊の花言葉は、その花姿だけではなく聖なるクリスマスにピッタリですよね。クリスマスに窓や玄関を彩る柊。日本で出回っているものと、欧米で一般的なものとは、実は全く違う植物です。

日本でクリスマスに多く見受けられる柊は「チャイニーズホーリー」。和名では「ヒイラギモチ」と言って、全くの別種。一方で欧米でクリスマスに扱われる柊は「クリスマスホーリー」もしくは「イングリッシュホーリー」と言う名前の植物です。親しみを込めて「ホーリー」とも呼ばれています。

せっかくクリスマスを彩るのなら、聖なる柊の花言葉を知って、荘厳な時を過ごしたいですね。そこで今回は「クリスマス・ホーリー」西洋柊や日本の柊の花言葉と、クリスマスにピッタリの理由を7つ、お伝えします。

 

柊の花言葉が、
クリスマスを彩るのにぴったりな7つの理由

 

西洋でのクリスマスホーリー(西洋柊)

西洋柊の花言葉はもちろんですが、そもそも西洋柊(クリスマスホーリー)は、欧米諸国では「聖なる木」として、大切にされています。

★ 西洋柊(クリスマスホーリー)は「聖なる木」。

日本ではチャイニーズホーリー(ヒイラギモチ)のイメージが強いですが、クリスマスホーリー(西洋柊)はその姿形こそ、似通っているものの、葉はヒイラギモチのようなギザギザではありません

★ 丸い緑色の葉に、クリスマス時期には赤い実を付けます。

このクリスマスホーリー(西洋柊)、家で育てていると春先に白く可愛い花を付けます。若葉の時期だけは、ギザギザも見受けられますが、だんだん丸くなっていきます。

★ 甘い暖かな香りも、クリスマスホーリー(西洋柊)の魅力です。

 

日本の柊の花言葉も、クリスマスにピッタリ

「えっ!いつも見ていた柊は、違っていたの?」と驚かれたかもしれません。けれども日本で出回っているチャイニーズホーリー(ヒイラギモチ)も、とても神聖な意味を持っています。日本の柊の花言葉も、クリスマスにピッタリです。

12月25日の誕生花であるヒイラギモチは、多くは中国を中心としたアジアに広がるモチノキ科に属します。

★ ヒイラギモチ=日本の柊の花言葉 … 「清廉」

清いクリスマスの夜にぜひ飾りたい花言葉ではないでしょうか。この柊が、あのギザギザとした緑の葉と、小さな赤い実を持つ日本の柊です。

 

日本の柊の言い伝え

欧米ではクリスマスホーリー(西洋柊)が「聖なる木」として、大切に扱われているように、ヒイラギモチ=日本の柊も花言葉だけではなく、様々な言い伝えがあります。

【 柊の花言葉以外の、言い伝え 】

★ 柊は「魔除けの木」

・ 柊のトゲにまつわる言い伝え … 「キリストの受難」
・ 柊の赤い実にまつわる言い伝え … 「キリストの血」

これは欧米で伝わる言い伝えですが、日本でも魔除けとして扱われています。そのため2月3日の節分では、枝先にイワシを指して飾り、魔(鬼)除けをする風習が今でも残っています。

 

「キリストの受難」とされる柊のトゲ

前項でクリスマスホーリー(西洋柊)の葉が丸いと伝えましたが、前述したように、若葉の頃はギザギザとしています。それは日本の柊(ヒイラギモチ)のギザギザと共通しますね。

これは柊の花言葉ではありませんが、実はこの葉のギザギザの様子が、「柊」の名前の由来になっているのです。

【 柊の名前の由来 】

・ 葉のギザギザに手が触れると痛みます。このヒリヒリとした痛みを、「柊(ひいら)ぐ」と言い。それが柊の語源となっています。

トゲの痛みを受難と捉え、柊の葉を「キリストの受難」と言い伝えたのです。クリスマスホーリー、ヒイラギモチはその容姿は似ているものの、全く違う植物。とは言え同じくクリスマスを飾る植物で、12月25日の誕生花でもあります。

 

西洋柊の花言葉の意味

日本の柊の花言葉「清廉」も、クリスマスの聖なる赴きが漂うものでしたが、もちろんクリスマスホーリー、つまり西洋柊の花言葉も、神聖さが感じられます。

★ クリスマスホーリー=西洋柊の花言葉 … 「予見」

「予見」の意味は、何かの事態が起きることを事前に察知する、予測することを差しています。少し占いのような感性を感じます。一方で、西洋柊の花言葉「予見」と聞いて、「ちょっと怖い!」と感じる人もいますが…。

★ 西洋柊の花言葉「予見」は、未来への希望のような良い意味合いとして捉える事が多いです。

 

他にもある、西洋柊の花言葉

クリスマスホーリー=西洋柊の花言葉はもうひとつあります。コチラの西洋柊の花言葉の方が、クリスマスにしっくりくるかもしれません。

【 他にもある、西洋柊の花言葉 】

★ 「神を信じます」と「不滅の輝き」

ヒイラギモチと同じく、クリスマスホーリー(西洋柊)の葉と赤い実キリストになぞらえています。

【 西洋柊の花言葉以外の、言い伝え 】

・ 柊のトゲ … 「キリストの茨の冠」(頭に付けていますね。)
・ 柊の赤い実にまつわる言い伝え … 「キリストの血潮」

日本の柊と似ている言い伝えではないでしょうか。

このように特別な存在として扱われているため、西洋柊の花言葉もキリストにまつわるものが多いです。

 

西洋柊の花言葉で未来を見通す

西洋柊の花言葉には、前出した「予見」の意味合いが明るいものであることを裏付ける、他の西洋柊の花言葉があります。

★ もうひとつの、西洋柊の花言葉 … 「将来の見通し」

これは、昔の人々の西洋柊の様子でその年の気候を察知したり、土地を判断する風習があったことが、その由来であるようです。

【 西洋柊の花言葉「将来の見通し」にまつわる風習 】

★ 西洋柊の花言葉から見る、「土地」

・ 西洋柊が多く生えている土地 … 石炭がある。(イギリスより)

★ 西洋柊の赤い実から見る、「気候」

・ 赤い実がたわわになっている … 寒さが厳しくなる。
・ 赤い実があまりなっていない … 温かい冬になる。

このように西洋柊の花言葉の通り、たくさんのことを人々に伝えていたのです。ちなみに他のヨーロッパ諸国では、西洋柊が多く生える土地は「ミョウバン」ある、とも言われています。

 

いかがでしょう。本記事では、クリスマス時期の11月~12月になると、一般的に当たり前のように出回る柊の花言葉について、改めて解説をしてきました。日本の主流となっているチャイニーズホーリー=日本の柊の花言葉はもちろん、本場のクリスマスホーリー=西洋柊の花言葉もお伝えしています。

日本の柊は本文でも述べたように魔除けの意味合いもある植物。そのためクリスマスでもリースなどで、玄関先に飾る方法が好ましいです。それは西洋柊も同じで、聖なる木であるために、リースなどで玄関先へ飾る家庭は多いです。

寒い冬の時期は多くの植物は枯れていたり、土に埋まって次の春を待っています。その中で、赤々とした実を付け、鮮やかな緑色の葉が広がっている柊は、欧米では「強い生命力」を物語るものとして、称えられてきました。

柊の花言葉に「神を信じます」とあるように、極寒の冬に見せる常緑の緑は、復活したキリストの、永遠の命を物語っています。ぜひ、柊と柊の花言葉に想いを馳せて、玄関先を飾ってください!

まとめ

神聖な気持ちを乗せて飾る、柊の花言葉とその意味

・西洋の柊はクリスマスホーリー、「聖なる木」として扱われる
・日本に出回る柊はヒイラギモチ、花言葉は「清廉」
・日本の柊=ヒイラギモチにも魔除けの意味が。節分にも飾られる
・柊のトゲは「キリストの受難」、柊の赤い実は「キリストの血」
・柊のトゲは触るとヒリヒリと「柊(ひいら)ぐ」事が名前の由来
・西洋柊=クリスマスホーリーの花言葉は、未来を察知する「予見」
・西洋柊には「神を信じます」や「不滅の輝き」と言う花言葉も
・「将来の見通し」の花言葉は、西洋柊の姿で未来を予測したため


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