ダリアの花言葉☆色によっても違う7つのメッセージ

ダリアの花言葉☆色によっても違う7つのメッセージ
ダリアの花言葉は咲き誇る姿から、「華麗」「優雅」「気品」などの贈り物にもピッタリの素敵なものがありながら、ダリアの花言葉の裏には「威厳」「移り気」「裏切り」「不安定」といった、ネガティブなものも…。ちょっと気になりますよね。

ダリアはメキシコが原産国の花で国花。ダリアの花は、夏から秋にかけて開花する、大きな花輪と鮮やかな花色と咲き方が特徴的です。

ダリアの花言葉が生まれるきっかけは、まず、ダリアがフランス革命時に人気だった、と言うことから紐解かなければなりません。かの有名な皇帝ナポレオン・ボナパルトの妻、ジョセフィーヌ。彼女もダリアを愛した女性です。

このフランス革命と言う時代背景や、ジョセフィーヌのストーリー。ダリアの花言葉にまつわる物語を、紐解いてみたいですよね。そこで今回は、ダリアの花言葉にまつわるお話をお伝えします。

 

ダリアの花言葉☆
色によっても違う7つのメッセージ

 

ダリアという植物について

ダリアの起源は古く、15世紀ころのアステカ帝国(現在のメキシコ)で、神聖な花として栽培されていました。

その後18世紀にヨーロッパに渡り、スペインのマドリード植物園で栽培が始まったのです。この時、スウェーデンの植物学者ダール氏の名前にちなんで、『ダリア』と名付けられました。

【 ダリアと日本 】

★ 1842年に、オランダから日本(長崎)に、ダリアが初めて持ち込まれたといわれています。

・ 18世紀にスペインに持ち込まれてから、長い年月をかけて品種改良が行われ、現在のような多種多様な花色、花姿のものが作り出されてきました。

 

ダリアの花言葉

ダリアには、赤・オレンジ・白・黄色・ピンク・藤色・紫などの淡色の物からミックスカラーのものまで、様々な花色があります。

バラやチューリップなど、ほかの花には色ごとに違った花言葉がありますが、ダリアの花言葉にはすべて共通するものと、赤、白、黄色にだけ別々に付けられた、ダリアの花言葉があります。

【 すべてに共通のダリアの花言葉 】

★ 「華麗」「優雅」「気品」「威厳」「移り気」「裏切り」「不安定」

【 色で違うダリアの花言葉 】

・ 目を引く赤色をしたダリアの花言葉は、「栄華」「華麗」

・ 優雅な雰囲気を持った白色のダリアの花言葉は、「感謝」「豊かな愛情」

・ 爽やかな黄色い色をしたダリアの花言葉は、「栄華」「優美」

 

ダリアの花言葉、「裏切り」の由来

ダリアは、その優雅な花姿から、「華麗」「優美」といった美しい女性を表す花として親しまれた反面、フランス革命にまつわる逸話から、ネガティブなダリアの花言葉が付けられました。

ネガティブな意味の花言葉は、ナポレオン1世の妻ジョセフィーヌが、裏切りにあったことに由来しています。

【 ダリアの花言葉:ジョセフィーヌの逸話① 】

★ ジョセフィーヌは、当時まだ珍しい花だったダリアを自身の庭で育てていました。そしてダリアをきれいに咲かせたことを自慢するために、パーティーを開いて貴婦人たちに見せびらかしていたのです。

譲ってほしいと頼まれても、ジョセフィーヌはダリアを愛しすぎた故に、独り占めしたいと思い、ダリアの球根をほかの誰の手にも渡そうとしませんでした。

そんなジョセフィーヌが気に食わない貴婦人の一人が、知り合いの貴族に頼んでジョセフィーヌの庭師をお金で丸め込み、球根を盗むことに成功

球根を手に入れた貴婦人は、自分の庭でもきれいなダリアを咲かせることが出来ました。そのことを知ったジョセフィーヌは、庭師を解雇し貴族を追放したのです。このことで『裏切り』という花言葉がうまれました。

 

ダリアの花言葉「移り気」の由来

【 ダリアの花言葉:ジョセフィーヌの逸話② 】

このようにして、どこでもダリアの花が見られるようになり、自慢できる価値がなくなった途端、ジョセフィーヌのダリアに対する興味が一気になくなってしまいました。これにより『移り気』という花言葉がつけられました。

また、ダリアが流行り始めた当時は、フランス革命期の情勢不安な頃、そのため『不安定』という花言葉が生まれたのです。

 

大きなダリア、皇帝ダリア

皇帝ダリアは、ダリアの中で最も大きく育つ原種の一つで、「木立ダリア」とも呼ばれています。草丈が4~6メートルにもなる超大型種です。

【 ダリアの花言葉:皇帝ダリア 】

★ 「優雅」「乙女の真心」といった皇帝ダリアの花言葉が!

・ 気品のあるピンクの花びらと、皇帝の名に恥じない存在感から、原種の中で唯一花言葉が付けられた特殊な品種。

ただし、茎が木質化していて、その茎のてっぺんに花が咲くので、花束などにしてプレゼントするのには適していません。

 

いかがでしたしょうか、全色まとめてつけられているダリアの花言葉も珍しいもの。また、誰もが知っているフランス革命という時代背景や、ナポレオンの妻にまつわるエピソードから、ダリアの花言葉がつけられたというのも、興味をそそるのではないでしょうか。

ポジティブなダリアの花言葉と、ネガティブなダリアの花言葉。両方があるにもかかわらず、ヨーロッパではウェディングブーケにダリアが人気!

それには、白いダリアの花言葉が「豊かな愛情」であり、ウェディングブーケには、「プロポーズしました」という証としての意味が込められていて、そこから1輪の花を抜いて彼のポケットにさすブートニアには、「これから妻になります」という意味があるからだとか…。

ウェディングブーケに関しては、注釈をつける必要もなくネガティブな意味はかき消されてしまうということなのでしょうか。たくさんの愛情が込められているダリアの花言葉、上手に表現してください。

まとめ

ダリアの花言葉と理由

・ダリアはメキシコ産まれでスペイン育ち
・全般の花言葉は「華麗」「優雅」「気品」「威厳」
・裏の花言葉は「移り気」「裏切り」「不安定」
・赤色をしたダリアの花言葉は、「栄華」「華麗」
・白色のダリアの花言葉は、「感謝」「豊かな愛情」
・黄色いダリアの花言葉は、「栄華」「優美」
・ジョセフィーヌがダリアの球根を盗まれたことから「裏切り」
・その事件以来、ジョセフィーヌが興味を失ったので「移り気」
・フランス革命と言う時代背景から「不安定」


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