退職のプレゼントは、今までの労いと未来への応援を込めた、心こもった花束やギフトを贈りたいものですね。明日から別々の場所で生きると思えば、今まで伝えられなかった隠れた想いに気付くはず。対面では気恥ずかしいものですが、花言葉に託せば心こもったメッセージを贈れるかもしれません。
例えばとても尊敬している上司への尊敬の念や、憧れの人への想いも、その気持ちにピッタリの花言葉を持つ花々があります。退職のプレゼントに花言葉を添えて贈れば、相手にストレートに届くでしょう。
個人的な想いだけではありません。所属部署や会社のお花でも、せっかく贈るならば気の利いたメッセージをおしゃれに添えれば、退職のプレゼントが特別な記念になるでしょう。
そこで本記事では、会社を去る同僚や上司に、気の利いた花束を贈りたいあなたに向けて、それぞれのシーンに見合った花言葉を持つ花々をお伝えします。
退職のプレゼントに花束を贈るなら☆
おススメの花言葉
ステップアップをする同僚へ
現在の会社を退職してステップアップをしていく同僚への退職のプレゼントとして。
グロリオーサーの「栄光」や「勇敢」がいいでしょう。
グロリオーサーは、赤い花びらが炎のようにメラメラと沸き立つような容姿の花。華やかで強く、凛とした立ち姿が魅力です。Glory Liliy(栄光ユリ)や、Flame Lily(炎ユリ)の英名を知ると、なるほど上昇志向の高い同僚を称え、後押しする贈り物であることが分かります。
4月の誕生花でもある春の花なので、春先の退職プレゼントに最適です。
また、ネモフィラには「どこでも成功」という花言葉があります。この花言葉は転職をする人に対して、「あなたならどんな職場でも成功していける」という励ましの退職のプレゼントになります。ステップアップを応援する退職のプレゼントならば、グロリオーサーとネモフィラを使った花束を作ってプレゼントするといいですね。
寿退職をする女性へ
寿退職はとてもおめでたいことですね。退職のプレゼントとはいえ、ここでは結婚にまつわる花々を贈ってはいかがでしょうか。「サンダーソニア」と「デンファレ」の花束の組み合わせは、送り出すお祝いのシーンにおススメです。
サンダーソニアの花言葉は「祝福」「祈り」。
デンファレの花言葉は「お似合いの二人」です。
サンダーソニアは「祝福」という素敵な花言葉がある通り、黄色やオレンジの綺麗で可愛い花です。「祝福」や「祈り」が花言葉となるのは、この花の形状がベルのようだからでしょうか。その容姿を見るだけで、祝福のベルの音が可愛く鳴り響く気がします。
また、周りを明るくしてくれる雰囲気を持った美しい花です。純粋な退職のプレゼントとしても、おススメですね。
デンファレは贈答用で人気が高いランの一種で、ランのなかでも比較的コンパクトで可愛らしい花姿が特徴的です。どちらも退職のプレゼントと言うよりは、結婚を祝うという意味で最適な組み合わせと言えるでしょう。
出産のために退職する女性へ
新しい命を授かることは神の奇跡と言えますね。退職のプレゼントには、妊娠の奇跡と喜びを分かち合う気持ちを込めて、「青いバラ」と「かきつばた」の花束はいかがでしょうか。
青いバラの花言葉は「神の奇跡」
かきつばたの花言葉は「幸せはきっとあなたのもの」です。
ちなみに青いバラは、人工的に作られた色です。だからこそ「神の奇跡」と言われています。青いバラを咲かせることは不可能だと言われていたのです。
同僚にさりげなく退職のプレゼントを渡すならば、花束ではなく青いバラを一輪贈るのも良いでしょう。最近では透明のジュエリーケースに収められた、ブリザーブドフラワー加工された青いバラも多く販売されています。
定年退職をする上司へ
定年退職まで勤め上げる上司は会社内のレジェンドですね。そんな素晴らしい上司への退職のプレゼントならば「らっぱすいせん」と「カスミソウ」の組み合わせの花束はいかがでしょうか。
らっぱすいせんの花言葉は「尊敬」。
カスミソウの花言葉は「ありがとう」と「感謝」です。
今まで会社を支えてきた上司には、尊敬の念と感謝の気持ちが一番ピッタリではないでしょうか。退職する上司の後ろ姿を見ていると、いつかは自分が尊敬される上司のような人になりたいと思えてくるでしょう。
らっぱすいせんは名前のとおりすいせんの一種で、黄色いタイプと中心のみ黄色で外側の花びらが白いタイプがあります。従来の水仙と比較すると形状がラッパのようになっている、華のある水仙です。
カスミソウは言わずと知れた、あらゆる花々を綺麗に華やかに引き立てる、白い小さい花々が特徴です。
同じ部署の退職者へ
同じ部署の仲間だけどあまり話したことがない場合は「スイートピー」と「カンパニュア」を退職のプレゼントしてはいかがでしょうか。
スイートピーの花言葉は「門出」や「優しい思い出」。
カンパニュアの花言葉は「感謝」です。
退職のプレゼントに添えるメッセージには、それぞれの花言葉を添えると伝わりやすいでしょう。相手のことを詳しくわからない場合は、一般的に使われるような意味の花言葉を伝えるのがポイントです。ご縁を頂いたことへの感謝と、門出を祝う気持ちを伝えましょう。
スイートピーもカンパニュアも3月から6月頃に咲く春の花です。贈る相手が会社で頭角を現していた、有名な人物だったのならば、同じ春の花のなでしこの「才能」の花言葉も、贈る相手への後押しになるかもしれません。
いかがでしたか。今回はさまざまな退職のシーンに分けて、それぞれの贈る相手に見合った花々と花言葉をお伝えしてきました。とは言え花言葉は一般的に知られていないので、その気持ちが伝わるよう、花言葉とそれにまつわるメッセージを、そっと添えて贈ることをおススメします。
気軽に花選びをしがちですが、その場合にも念のため花言葉を調べておきましょう。例えば「ミヤコワスレ」の花言葉は、「別れ」です。これは都落ちした順徳帝が「都を忘れよう」と、この花に慰めを求めた逸話があるのです。
いつかは自分にも退職するときが訪れるでしょう。常日頃からその時のことを想像して、贈る相手の未来の幸せを祈り今までの努力を労いながら、退職のプレゼントや花々を選んでくださいね。
まとめ
退職のプレゼントにピッタリの花言葉を持つ花々
・上昇志向の強い同僚へは、「栄光」のグロリオーサー
・寿退社の女性には、サンダーソニアの「祝福」
・出産による退職ならば、青いバラで「奇跡」を贈る
・定年退職をする上司には、らっぱすいせんの「尊敬」
・あまり知らない相手ならばカンパニュアの「感謝」