玄関で観葉植物を育てる際の置き方、育て方


殺風景になりがちな玄関も観葉植物があるだけでお洒落な空間になりますよね。観葉植物は手入れが簡単と言われていますが、玄関に観葉植物を置きたい場合は少し注意が必要。

玄関で観葉植物を育てる時に注意しなければいけないポイントを知らずに好きな観葉植物を玄関に置いてしまうと元気がなくなってしまうこともありますから、玄関で観葉植物を育てる時は事前に置き方や育て方のポイントを覚えてから観葉植物を購入した方が失敗せずに済むのです。

既に観葉植物が手元にある場合も、置き方と育て方のポイントを知っておけば病気やトラブルの対策も出来ますから安心して下さい。そこで今回は玄関で観葉植物を育てる際の置き方、育て方についてお伝えします。

玄関に適した観葉植物選びを心がける

玄関はリビングやベランダ付近と違って薄暗く日当たりが悪い場合が多いので、日光を好む観葉植物を置くと光量不足で葉のハリや艶がなくなり、段々見た目が悪くなってしまいます。

これはこまめに日光浴をさせることで回避出来る問題ですが、頻繁に鉢を出し入れするのは大変ですし、玄関に飾る観葉植物なのに玄関にない時間が多いのは本末転倒ですから、玄関に置く観葉植物には耐陰性がある種類を選ぶことで玄関のような薄暗い場所に長い間置いていても元気な状態を長持ちさせることが可能です。

耐陰性のある観葉植物と言うと種類が限られるように思うかもしれませんが、ガジュマルやカポック、ユッカやポトスなど人気の観葉植物も育てられますよ。また、冬場は冷えやすくもあるので、寒冷地に住んでいる場合は耐陰性に加えて耐寒性もある植物を選んだ方が安心です。

 

たまには日当たりの良い場所へ

耐陰性のない観葉植物を置いている場合はもちろんですが、玄関に向いた耐陰性のある観葉植物でもずっと暗い玄関に置いていると葉の色やハリ、艶が悪くなるのでたまには日光浴をさせましょう。

強い直射日光の下に置くと葉焼けする場合があるので、明るい日陰や日差しが柔らかい場所に置きましょう。鉢植えの大きさによっては移動が大変なので、毎日でなくても構いませんが、葉の色艶が気になった時に日に当ててやるだけで見違えるほど元気な姿を見せてくれますよ。

 

病害虫チェックと予防はこまめに

玄関で観葉植物を育てているとお世話が疎かになりがちです。特に忘れやすいのがホコリ対策で、土埃の出やすい玄関に観葉植物を置いていると葉にホコリが付きやすいのですが、このホコリを放っておくと大事な観葉植物が病気になってしまう可能性があります。

ですから、こまめに湿らせた柔らかい布でホコリを優しく拭き取ったり、葉水を与えて洗い落とすようにして下さい。特に葉水はハダニの予防も出来るのでおすすめで、葉水を与える時は葉の裏面にもしっかり吹き付けるようにして、ホコリが葉の表面に残る場合は柔らかい布で取り除きます。

 

玄関でも風通しを良くして病気を予防

玄関は誰かが出入りする時しか風が動かないので空気がこもりやすい場所。風通しが悪いと観葉植物が病気になってしまうので日光浴の際に風に当てたりドアを開けて換気をしてやる他に傷んだ葉を取り除いたり株が混み合っているようであれば軽く剪定をして株が蒸れないようにして下さい。

特に、葉が小さく多いこんもりとした観葉植物の場合、傷んだ葉に気づかず長期間放置していると株の中の方でカビやダニが発生していることもありますから、株をかき分けたり葉の裏をきちんと観察して傷んでいたり虫が付いていたら取り除いていつでも綺麗な株を保つようにして下さい。

 

冬場の管理の仕方に注意しよう

玄関で観葉植物を育てる時に最も注意が必要な季節が冬。冬になると朝晩に気温がぐっと下がってしまうので住んでいる地域によっては観葉植物が玄関の寒さに耐えられなくなるので、冬場は鉢を部屋の中に取り込んだり、ダンボールなどで保温して鉢が冷えないようにする他、根腐れを防ぐために水やりの頻度を減らす必要があります。

水やりの時間も気温が低い早朝は避け、天気の良い日に日が昇って気温が上がってから与えて下さい。冬場も定期的に日光浴をさせますが、寒さの厳しい外に出すよりはレースカーテン越しや窓越しで日光浴をさせる方が良いですよ

 

このように日の入りにくい玄関でも、ちょっとしたお世話をプラスするだけで元気で艶のある観葉植物を楽しむことが出来ます。慣れないうちはお世話を面倒に感じたり忘れてしまうかもしれませんが、ちょっと元気がないなと思ってからでも十分間に合いますから、今回お伝えした方法を試して下さい。

きっとすぐに元気な姿を見せてくれますよ。ただ、その元気な姿を維持するためにはお世話を定期的に行わなくてはいけませんから、元気が無くなる前にお手入れをする習慣を少しずつ付けていきましょう。

日頃のお世話に慣れたら注意するのは夏の水やり忘れと冬場の管理だけですが、日頃から観察する癖を付けておけば異変があってもすぐに対処出来るので不安に思わなくても大丈夫。お気に入りの観葉植物を選んで玄関に観葉植物のある生活を楽しんで下さいね。

まとめ

玄関で観葉植物を育てる際に覚えておきたい置き方と育て方は

・耐陰性や耐寒性のある観葉植物を選ぶ
・定期的に日光浴をさせる
・ホコリはこまめに拭き取り葉水を与えて病害虫予防をする
・風通しの良い株作りをして換気をこまめに行う
・冬場は室内に取り込むかダンボールで保温する


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