柊の花言葉を知ると、冬を過ごす楽しさが増す7つの理由

「柊(ひいらぎ)」と聞いて思い出すのは、クリスマスソング。ひいらぎかざろう~♪という曲で有名ですね。緑のギザギザした葉に赤い実の組み合わせはリースにも使われたりと、クリスマスシーズンにはお馴染みの植物です。

日本でも、西洋でも、柊は「邪気を払って、悪いものをよせつけない」と信じられています。

ギザギザの葉を支える幹は棘だらけで、その棘が邪気払いになるとされています。モクセイ科モクセイ属のため、可愛らしい白い花には金木犀に似た香りがあります。

和名の由来は、葉の縁の刺に触るとヒリヒリ痛む(古語:疼(ひひら)く・疼(ひいら)ぐ)ことから。冬のイメージの強いヒイラギですが、柊の花言葉を知ると、冬を過ごす楽しさが増します、今回はその理由を7つご紹介します。

 

柊の花言葉を知ると、
冬を過ごす楽しさが増す7つの理由

 

家ごもりしましょう

柊の花言葉の一つ目は用心深さ。葉にはトゲがあり、無用に近づいたり、触ったりできないことに由来します。

冬は寒く外は凍てつきます。柊の花言葉用心深くに倣って用心深く家ごもりしましょう。家ごもりはグダグダするのだけではもったいないのです。

今はやりのデコで、ご飯にひいらぎワンポイントしてみましょう。きゅうりは皮をむき、皮を木の葉型に切り、縁をストローで半月に抜きます、柊のぎざぎざの葉が出来たら、カニカマの赤い表面を剥いて、ストローでくりぬいて実にします、これを二つ作れば柊になります。

ゆっくり過ごすごはん時間にかわいいデコレーション、悪くないでしょう。

 

保護された花を探しに出かけましょう

キンモクセイの後、冬の手前頃に香るヒイラギモクセイ。 モクセイ属に共通するラクトンの香りを持っています。全体的にこってりとした香りの中に甘さがあります。

さりげない香りです。歩いていると感じる微かな甘い香りが目印。周囲を見渡すとヒイラギがあって、ヒイラギの葉に「保護」された白い花が咲いています。 花言葉の保護もここから来ています。

ヒイラギモクセイの精油はありませんし、香水にヒイラギモクセイのノートがあるのも見たことはありませんが、香りの少ない立冬の時期にヒイラギさがしに出かけましょう。

 

鬼の目突きに守ってもらいましょう

柊の別名は、鬼の目突き。鬼が柊の葉に目を突かれて逃げていったという伝説からです。

節分の日の夕方に鰯の頭を柊の枝に刺し、玄関に飾ります。鬼は鰯の頭の匂いが嫌いですし、柊の棘だった葉は痛いです。

嫌いな匂いと、触ったら痛い柊が家を守ってくれます、これも保護ですね。

柊は日当たりを好みますが、乾燥に弱い植物です、比較的温暖な気候を好み、寒風は嫌いますが育てやすいので鉢植を買ってきてはどうでしょうか。鬼を跳ね返すそのパワーで厄からも守ってくれそうです。

 

魔除けの力をもらいましょう

クリスマスに飾られる柊は、西洋柊と呼ばれます。英名はEnglish holly。西洋柊は、日本の柊とは種類が違います。日本の柊は、モクセイ科で、西洋柊は、モチノキ科です。

これは、日本の柊に似ているから付けられた日本名です。日本の柊は、茎の節に2枚の葉が向かい合って付き、西洋柊は葉が左右互い違いに出ます。西洋でも魔よけとして信じられているので、保護の花言葉にあるように西洋柊も育てて二重に魔除けにしましょう。

西洋柊も柊と同じ育て方です。実つきは日当たりのよいところが適します。乾燥する場所は嫌います。湿り気のある腐植質や砂質を多く含む土地を好みます。

 

西洋柊の先見の明にあやかりましょう

西洋柊は、12月24日の誕生花です。

クリスマスに悪魔が悪さをしないように飾られました。先述のイングリッシュホーリーの他に、クリスマスホーリーという名前もあります。Holyは神聖という意味です。

キリスト教徒がローマの冬至祭で農神祭でセイヨウヒイラギを贈った風習を真似たため、後にクリスマスにつきものの装飾になりました。キリスト教では、キリストの足元から初めて生えた植物と言われています。

また、鋸葉や赤い実はキリストの流した血と苦悩を。花の白さはキリスト生誕と結びつき、樹皮は苦いのでキリストの受難を表します。キリストの人生すべてをすでに知っていた柊、花言葉先見の明のようですね。

 

冬は読書で見識を深めましょう

柊の花言葉は、先見の明。柊の幼木の時に鋸歯が鋭く、大きくなると次第に鈍くなり、時には鋸歯が見えなくなるため、人生に準えられます。

先見の明は老人が起こる前にそれを見抜く見識に似ているところからつけられました。先見の明を付けるべく、読書などに勤しむのはいかがでしょうか。

西洋柊が随所に出てくるクリスマスならではのクリスマスキャロルや若草物語には様々な見聞が出てきます。いくつもの教訓がきっとあなたの経験となり、先見の明となるでしょう。

 

冬を歓迎しましょう

西洋柊の花言葉には歓迎もあります。

冬の寒空を眺めながらお菓子を焼いてみませんか。西洋柊のリースに見立てたバターケーキです。

無塩バター100gを柔らかく室温で戻し、砂糖70gを泡だて器でふわふわになるまで泡立て、卵Lサイズ1個を入れてホットケーキミックス100gを入れてゴムベラでさっくり混ぜます。

堅めの生地です、バターを塗り粉を振った18cmのリース型に入れて180℃35分。冷めたら粉砂糖50g、牛乳小さじ2、レモン汁小さじ1を順に加え、よく混ぜたものを塗ります。

アンゼリカを斜め薄切りに、ドレンチェリーを細かく切って西洋柊のように飾り付けます。

 

いかがでしたでしょうか。

冬は暖かい家に「保護」してもらいながら、柊の緑を眺めて癒してもらいましょう。読書をして見識を深めれば「先見の明」も身に付くでしょう。

お菓子を焼いて、そのお菓子を濃くて熱いミルクティーと楽しむ。こうして書いてみると冬も「歓迎」ですね。

けれど、甘いお菓子にはカロリーもつきもの、カロリー消費に鋸葉に隠れた白くて甘い香りの柊探しの散歩にも出かけてみましょう。春になった時にダイエットなんて焦らないようにどうぞ「用心」してくださいね。

 

まとめ

柊の花言葉を知ると、冬を過ごす楽しさが増す7つの理由

・家ごもりしましょう
・保護された花を探しに出かけましょう
・鬼の目突きに守ってもらいましょう
・魔除けの力をもらいましょう
・西洋柊の先見の明にあやかりましょう
・冬は読書で見識を深めましょう
・冬を歓迎しましょう