マジョラム・ハーブ穏やか生活☆おすすめする7つの理由


マジョラムは、イタリア料理で使われるハーブ、オレガノの仲間です。このオレガノがワイルドマジョラムと言われるのに対して、スイートマジョラム、またはマヨラナとも呼ばれます。

高さ30cmほどの赤みがかった茎に、ちいさな丸い葉がたくさん付いており、葉の間に白い小さな花を咲かせます。シソ科のハナハッカ属に分類されるマジョラムは、同じシソ科のミントを思わせる、爽やかな香り!

マジョラムは古代エジプトでは防腐剤として、ミイラづくりにも使われていました。香料や化粧品、医薬品などにも使われるマジョラムには、悲しみを癒してくれる効果もあります。

この「心をあたためるハーブ」マジョラムには、他にもおすすめしたい効果・使い方がいっぱいあります。すっきりとした中にも甘さがあり、心を悲しみから癒し、嗅ぐほどに心地いい穏やかさが感じられるなれば、やはり魅力的ですよね。

そこで今回は、そのマジョラムの魅力の理由と、心や体に効果的な使い方をお伝えします。

さわやかな芳香で料理をおいしくしてくれる

マジョラムは肉や魚の生臭さをすっきり抑えたり、トマトソースやチーズを使った料理の風味づけに多く使われます。

【 料理を美味しくする、マジョラム 】

★ ハンバーグのタネに混ぜたり、卵料理、煮込み料理や香草焼きなど、多くの料理に生でも乾燥でも幅広く使えます。

バジル、オレガノとともに、ピザ・パスタなどイタリア料理には欠かせないハーブです。

 

ストレスに効くマジョラムの香り

マジョラムには自律神経を整えるはたらきがあるため、毎日忙しくてストレスが溜まっている、というかたには、ぜひおすすめしたい香り!張り詰めた心を緩めてくれて、精神疲労を和らげるリラックス効果があります。

【 ストレスに効果的な使い方 】

★ 料理に使って食べるのはもちろん、アロマオイルでの芳香浴もゆったりした気分を取り戻させてくれます。

 

マジョラムティーで不眠解消

副交感神経を優位にしてくれるマジョラムには、不眠症を改善する効果も、特筆したい効果です!

【 安眠のための、マジョラムの使い方 】

★ 寝る前に飲むマジョラムのハーブティーは、高ぶった神経を鎮静させて、穏やかな眠りを誘ってくれます。

・ ドライマジョラムのポプリや、マジョラムのアロマオイルをハンカチなどに数滴落として枕もとに置くのもおすすめの安眠法です。

なお、妊娠中はマジョラムティーの服用やアロマオイルの使用は、禁忌とされています。そこだけ、注意してください!

 

食べ過ぎ、便秘にもマジョラム効果

マジョラムティーには胃腸の調子を整え、腸のぜん動運動を促す働きもあるので、消化不良便秘などにも、ぜひ使いたいハーブです。

【 便秘に活用したい、マジョラムの飲み方 】

★ ポットに入れたマジョラム大さじ1杯に、熱湯約200mlを注ぎ、約3分蒸らします。

・ 食事の前に飲むと食欲増進に、食後では消化を助けてくれます。好みでミントやレモンバームなどとブレンドしてもおいしく飲むことが出来ます。

 

コリと痛みを和らげる

マジョラムは、筋肉の疲労を緩和し、凝りや痛みを軽減してくれます。

【 筋肉疲労を緩和する、マジョラムマッサージ 】

★ 筋肉痛や関節痛などには、マジョラムのアロマオイルを使ってマッサージをすると痛みが和らぎます。

スイートマジョラムのアロマオイルを、キャリアオイルで1%ほどに希釈して、痛みのあるところ全体を優しくマッサージします。

 

つらい頭痛を鎮めてラクに

ストレスや緊張性の頭痛に、鎮静効果を発揮するマジョラムオイル。

【 マジョラムで頭痛を鎮める 】

★ キャリアオイルで希釈したマッサージ用のオイルを手に取って、こめかみに付け頭全体をマッサージします。

・ 痛みが強いときには、無理なマッサージを避け、芳香浴などで効果を試すのがおすすめ。

外出の時は、アロマペンダントなどで持ち歩くと、出先でのつらい症状にも安心です。ただし、マジョラムには血圧を下げる働きがあるので、低血圧の方は使用を避けてください。

 

マジョラムで血流改善、冷えも解消

心を温めるマジョラムには、血流を良くして血液循環を活発にし、からだを温めてくれる加温効果もあります。女性の悩みにピンポイントで効いてくれますよね。

【 マジョラムで女性特有の悩みも解消! 】

★ 女性特有の不調である冷え性やPMSの症状にも効果的で、月経周期を整えてくれたり、下腹痛を緩和してくれます。

・ ハーブティーを服用したり、アロママッサージでケアします。

 

さて、マジョラムは、同じシソ科のミントやバジルなどと比べると、あまり知られていないハーブかもしれませんが、使い道も効果も実はいっぱいあり、ぜひおすすめしたいハーブです。

15世紀にリチャード・バンクスが出版した「バンクス薬草誌」には、ワインにマジョラムを入れて温めたホットワインが、効果的に身体を温めてくれる飲み物として紹介されています。日本で言うと、風邪の時のたまご酒のような使い方ですね。

このような文献から、人々の日常生活のなかで、上手に活用されてきた歴史がうかがわれます。古くから「幸せを運ぶハーブ」として、新婚カップルにマジョラムの花冠を贈って祝う習慣もあるのも、興味深いところ。

しかも、「いつも幸せ」というのがマジョラムの花言葉。心もからだも穏やかに温めてくれる、マジョラムの効果をぜひ実感してみてください!

まとめ

マジョラムの効果とは

・ハンバーグのタネに混ぜたり、生も乾燥も何にも使える!
・料理やアロマオイルの芳香浴で、ストレス解消効果
・マジョラムを睡眠前に使えば、心地よい眠りで安眠効果
・マジョラムのハーブティーで、お腹もすっきり
・マジョラムのオイルマッサージなら、コリや痛みを緩和
・マジョラムオイルのこめかみマッサージで、頭痛をラクに
・マジョラムのハーブティーを飲んで、体を温める


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