マニュキュアフラワーを知っていますか？可憐な細いワイヤー状に、ガラスのようにコーティングが施されたアクセサリー。目にしたことがある方もいるのではないでしょうか。

精巧なガラス細工とでも言いたくなるようなそのアクセサリーは、合成樹脂とワイヤーで作られたアメリカンフラワーをもとにした造花です。実はこのマニュキュアフラワーは、家庭にあるマニュキュアとワイヤーで手軽に作ることができます。

そこで今回は、フラワー素材が愛らしい、このマニュキュアフラワーのつくり方とその手順をご説明します。知って驚くその手軽さに、きっと心を躍らせる方も多いはずです。

これを読んであなたもマニュキュアフラワーにトライしてみませんか？あらたな趣味の世界もきっと広がるかもしれません。

フラワー素材は可愛い☆
マニキュアフラワー7つの手順

ワイヤーをフラワー型にする

最初の手順として、マニュキュアフラワーの材料を準備します。

★　マニュキュアフラワーの材料

・　細いワイヤーをひと束
・　使わなくなったマニュキュア
（もちろん、お気に入りのマニュキュアでも構いません。）

またワイヤーの形を整えるためのペンや編み棒、汚れ防止のために敷く新聞紙、マニュキュアを乾燥させるためのドライヤーや団扇、発泡スチロールなども用意しておくと便利です。材料が整ったら、さっそくワイヤーでフラワーの形を作る作業に取りかかります。

★　ワイヤーとワイヤーの間にマニュキュアを張り付けていくため、花びらの直径はなるべく小さめにおよそ５mmほどを目安にしてつくります。

【　マニュキュアフラワーの形作り　】

つくり方はいたって単純です。

①　花びらの形にワイヤーを曲げます。
②　先をねじればできあがりです。

形がいびつになってしまう場合は、あらかじめ用意しておいたペンや編み棒できれいな曲線を整えていきます。

マニュキュアをフラワーにのせる

ワイヤーでフラワーの形が整えられたら、いよいよマニュキュアをのせていきます。フラワーを象るワイヤーとワイヤーの空間にマニュキュアの粘液をのせ膜を作っていくという要領です。

ここは慣れるまで少しコツが必要になりますので、慎重に作業をしていきます。

★　マニュキュアの量が多すぎると、フラワーの下に垂れてしまいますし、少なすぎても膜を張ることができませんので、ほどよい量を感覚として得ていくことが大切です。

【　マニュキュアをのせるコツ　】

・　フラワーの周りをなぞるようにしてマニュキュアをのせていくと良いでしょう。

フラワーを乾燥させる

フラワーにマニュキュアの膜をのせることができたら、一つひとつの花びらを乾燥させていきます。非常に繊細なものですので、作業を花びら一つずつ丁寧に行っていくことがコツになります。乾燥するまでに多少の時間が必要です。

【　乾燥させる時のひと工夫　】

・　用意しておいた発泡スチロールに茎を挿して一本ずつ乾燥させてください。

ドライヤーは風が強すぎると膜を破ってしまいますので、できるだけ遠くに離して風量を弱くしてかけると上手くできます。団扇も同様にやさしく丁寧に仰ぎながら乾かすのがコツになります。

トップコートでフラワーに仕上げを

フラワーにのせたマニュキュアの膜が完全に乾いたら、仕上げとしてトップコートをのせていくと美しくなります。

【　トップコートののせ方　】

・　先ほどのマニュキュアと同様に繊細に丁寧にのせていかなくてはなりません。

トップコートをのせると仕上がりも艶やかで美しく、また強度も増しますが、せっかくのせたマニュキュアの膜を破ってしまうなどのミスも起こりかねませんので、難しい場合はトップコートは省略しても構いません。

パウダーでフラワーに磨きをかける

フラワーをさらに美しくするには、キラキラのパウダーやデコレーションを施すと、ぐんとおしゃれ感がアップします。デコレーションは重さがありますので、難しくテクニックが要されますが、パウダーならば、上から振りかけることができますのでおすすめです。

【　フラワーにキラキラパウダー　】

・　全体にパウダーをふりかけるか、一部に少しだけふりかけるかはお好みによります。

キラキラと揺らめくフラワーの仕上がりには、思わず見とれてしまうことでしょう。

フラワーのデコレーション

ここまで出来上がったら、フラワーを束ねて好きな形、用途に応じてアレンジしていきます。

【　フラワーデコレーションのあれこれ　】

★　野原で花冠を作るような感じで、丸く束ねて腕輪や冠にする。
★　横長にして髪飾りとしても素敵です。
★　お手持ちのクリップやリボンなどに付けて、ブローチやヘアクリップに。
★　鎖につないで、ネックレスやチョーカーとしてアレンジ。

などなど、様々な方法でアレンジやデコレーションができます。

ワイヤーを解いたりまとめて、いつでもカンタンにアレンジすることができますので、その日その時の都合や気分に合わせてコーディネートするとよいでしょう。

マニキュアフラワーの色々アレンジ

マニュキュアフラワーは、幅広く応用することができますので、アクセサリー意外にも色々とアレンジしていくと楽しみが広がります。

【　フラワーのアレンジ例　】

★　写真立ての周りを飾って、おしゃれな演出を。
★　ネームプレートの周りを飾るなども素敵です。
★　思い出のつまった宝石箱の飾りにするのもおしゃれ！
★　鏡の周りをマニュキュアフラワーで飾る。

などなど。

特に鏡の周りをマニュキュアフラワーで飾るアレンジは、若い女性を中心に人気上昇中！鏡の中にもマニュキュアフラワーが映し出され、魅力的なのです。

また忙しくて生花を飾ることができない場合や、殺風景な部屋にマニュキュアフラワーを花瓶に生けると、空間がパッと華やぎます。このようにマニュキュアフラワーを色々にアレンジしてみるとおしゃれな空間が限りなく広がっていきます。

いかがでしたでしょうか。簡単にできるマニュキュアフラワーの作り方手順と、様々なアレンジや応用をお伝えしました。繊細なアートのように見えるマニュキュアフラワーが、こんなにも手軽に作ることができるなんて、とても素敵ですね。

フラワーにマニュキュアをのせていく工程には、慎重さが必要ですが、手先に集中するこの工程がまた楽しみの一つでもあります。マニュキュアフラワーを楽しんで、身近な空間を飾り毎日の生活に華やかな潤いをもたらしてみませんか。

何といってもフラワー素材は愛らしく、見る人の心をなごませてくれるものです。もし、あなたの家に使わなくなったマニュキュアがあるのでしたら、ぜひそれを愛らしいマニュキュアフラワーとして、よみがえらせてみませんか。楽しく美しくリサイクルしていくことができる点もまた素敵です。

まとめ

可愛らしいマニュキュアフラワーを自宅で楽しむ方法

・土台はワイヤーをねじって、花型にするだけ簡単！
・フラワーの周りをなぞって、慎重にマニュキュア塗り
・発砲スチロールに一輪ずつ挿して、丁寧に乾燥
・仕上げのトップコートで、さらに艶やかに美しく
・キラキラパウダーをふりかけて、おしゃれ感アップ
・マニュキュアフラワーをアクセサリーや髪飾りに
・フラワーはインテリアにも！写真立てや鏡にデコレーション