誕生日カードに押し花☆初心者でも簡単作り方ご紹介!

誕生日カードに押し花☆初心者でも簡単作り方ご紹介!

誕生日カードは、最近ではメールやLineなどの普及によって、あまり贈ることがありません。けれどもそんな時代だからこそ、手作りの温かさを感じる誕生日カードに、伝えられる気持ちは多くあります。

なかでも昔から電報などで利用され、愛されてきたものが押し花です。押し花は「本物の花」ならではの、ナチュラルな美しさがとても素敵です。きれいに押された花が上品にアレンジされた誕生日カードは、大切な人へのメッセージ。特に誕生日のお祝いを伝えるのにピッタリでしょう。

さて、お店で目にする美しい押し花、実はハンドメイドできることをご存知ですか?「押しているうちに色が抜けてしまうのでは?」「きれいな形に仕上がらないのでは?」と思っている方でも大丈夫です。

押し花にしやすい花を選び、少し処理をしてから手順のとおりに押すと、簡単にきれいなものが作れます。そして、作った押し花をカードに仕立てることもできます。そこで今回は、一度試したら案外気軽に作れる、押し花の手作りカードの手順をお伝えします。

 

誕生日カードに押し花☆
初心者でも簡単作り方ご紹介!

 

押しやすい花材を選ぼう

初心者が押し花作りを成功させるには「押しやすい花」を選ぶことです。そして小さめの花なら、誕生日カードにもアレンジしやすいでしょう。

【押しやすい花の条件】

・花びらが少なめで厚みがない。
・水分が少なめの花です。

【押しやすい花とは】

・ビオラ・パンジー・スミレ・バーベナ・カスミソウ
・ミモザ・シバザクラ・スターチス

などなどが、おすすめです。少し花径が大きめのものなら、コスモスやポピーなども使えます。また、ハーブや小さな野草などは、葉もそのまま押せますので、誕生日カードにもアレンジしやすいです。

花は、なるべく新鮮できれいに咲いているものを選んでください。屋外から採ってくる場合は、虫がついていないもの・虫に食われていないものや泥がついていないものを選びましょう。

 

下処理をしよう

誕生日カードに実際に押す前には、そのままではなく下処理をすると、きれいな形に仕上がります。下処理の仕方は次のとおりです。

【押し花の下処理】

・穂状や房状に咲いている花は、花を間引く
・まとまって咲いている花は重なっている花や、押した時に裏に来る花を取り除く
・茎に厚みがあるものは、カッターで割ったり削ったりして薄くする。

全体的に「あらかじめフラットにしておく」ことがポイントです。

 

実際に押してみよう

下処理が済んだら実際に花を押す作業に入ります。

【用意するもの】

・新聞紙
・薄紙
押し花用乾燥シート
・ビニール袋
・重し(辞書などの重たい本など)です。

【押す方法】

① 平らな場所に新聞紙を敷き、その上に薄紙を敷く。
① 押し花にしたい花を、重ならないようにして薄紙の上に置く。
③ 花の上に薄紙をかぶせ、その上に乾燥シート→新聞紙の順に載せる
④ ビニール袋に入れる(湿気を防ぐため)。
⑤ ビニール袋に入れたら、湿気の少ない温かいところに置いて、上から重しを載せる。

完全に花が乾くまでは4~5日かかります。花を持った時に重みで曲がらず、ピンと立った状態であれば乾いた証拠なので、これを完成の目安にしてください。

また、もし押し花用の乾燥シートが手に入らなければ、ビニール袋に入れる時点でお菓子などの食品についてくる「シリカゲル」を数袋一緒に入れると良いでしょう。

 

誕生日カードにデザインする

押し花が完成したら、誕生日カードの上に一度置いて、デザインやレイアウトを考えます

【誕生日カードのアレンジ】

スタンプで文字を押してみる。
・カラフルなマスキングテープでアクセントを。

この時点でいろいろな誕生日カードを検討してみましょう。

 

誕生日カードに仕立てよう

それでは、いよいよ誕生日カードに仕立てます。マスキングテープなどの位置が決まっていれば、押し花を貼る前に貼っておいた方が作業が楽です。

【用意するもの】

・木工用ボンド
ピンセット
・つまようじです。

【誕生日カードの仕立て方】

① 押し花を貼る位置が決める。
② 押し花の裏にボンドをつまようじを使ってつけます

この時、茎や葉のあるものはその裏側数か所に、花芯のある花は花芯の裏側につけるなど、全体的にボンドを塗るのではなく、ポイントに少しずつつけるようにしてくださいね。そしてピンセットで押し花を持ち、貼りたい位置に置いて乾かします。

・スタンプなどで文字を入れたい場合は、このあとに押して完成です。

誕生日カードが完成したら、押し花の上からデコパージュ用のニスを塗ってコーティングすると強化されますが、花の質感を失いたくない場合はそのままでも良いでしょう。

また、誕生日カードを長持ちさせたければ押し花用のアイロンフィルムでラミネート加工をしても良いでしょう。

 

いかがでしたか。以上の手順を踏めば、押し花の初心者でも素敵な誕生日カードを作ることができます。実際に押し花の作業をすると、作業時間自体はあっという間。後は4~5日、仕上がりを楽しみに待つだけです。

もし、押し花をすぐ使うのでなければ、タッパーなどの密閉容器にシリカゲルを敷いて、その上に薄紙で包んだ押し花を置いて保管してください。しばらくはきれいな状態を保つことができます。この保管の際も、押し花が重ならないように気をつけてくださいね。

初心者では、きれいにできる押し花の種類は限られてしまいますが、その範囲で贈る相手の好きな花や誕生日の季節の花を使って、誕生日カードに仕立てるときっと喜ばれるでしょう。ハーブや野草の葉を使ってナチュラルな誕生日カードに仕上げても素敵です。花の形や色の美しさを生かして、ぜひ様々な誕生日カードを作ってみてください。

 

まとめ

手作りの押し花の誕生日カードは、案外簡単!

・花びらが少なく厚みがない、押しやすい花から始める
・花はセットする前に、押しやすいようフラットに整える
・薄紙と新聞紙、乾燥シートを使って、4~5日押す
・押し花をカードにするには、デザインとレイアウト
・押し花の貼る位置を決めたら、ポンドで付けていく


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