サプライズプレゼントで花を贈った際、相手の驚いた顔の後に満面の笑顔が見られたら、プレゼントした甲斐があるというものですよね。また、もらったことがある人も、その時の嬉しさをいつまでも覚えているのではないでしょうか。
サプライズと言っても、驚きが大きければ大きいほど嬉しさがそれに比例するわけではありません。サプライズ=奇抜なものという意味だったら、演出効果を狙って人工的に着色されたり装飾されたりしている生花はたくさんあります。
もちろんそれらにも意味があり美しいと感じればそれも良い方法です。でも、もし花の持っている特徴や背景、花言葉などを贈りたい相手とマッチングさせられたらとても素敵。そこには新鮮なドラマが生まれることでしょう。そこで今回はサプライズプレゼントにぴったりな花についてお伝えします。
サプライズプレゼントに
ぴったりな花5選
新天地を切り開くガーベラ
進学と同時に一人暮らしを始める、社会時として独立するなど、新しい環境に身を置くことになった時は、期待と同時に不安も多いはず。そんな時には、心を安らかにさせてくれるような優しさと背中を押してくれるような元気さを併せ持つ、ガーベラの花をサプライズプレゼントに贈るのはいかがでしょうか。
ガーベラの花言葉は恋愛に限らず、赤いガーベラの花言葉は「前へ進め」、ピンクは「童心にかえる」、オレンジは「冒険心」、黄色は「究極の美」、白は「希望」など、ガーベラの花言葉にはネガティブなものが一切ないのが素敵ですよね。
部屋に一人になって、落ち着かないような心細いような気分の時に、ガーベラの花束がサプライズプレゼントに届いたらそれを見てきっと「これからわくわくするようなことがいっぱい待っているんだ!」と前向きな気持ちになれそう。
花が笑顔みたいなヒマワリ
男性が持ってもカッコいい花、子どもが持っても似つかわしい花、どちらの条件もクリアするのが太陽に向かって咲くヒマワリです。最近のヒマワリはたくさんの品種があって、チョコレート色・オレンジ・ルビーレッドなど大きさも花びらの形も個性豊かなヒマワリが増えましたが、どれもとびきりの笑顔を連想させるところは昔からあるヒマワリと同じ。
絵が好きな人へのサプライズプレゼントなら、「ゴッホのヒマワリ」「モネのヒマワリ」なんていう絵画の中のヒマワリとそっくりな品種もあります。ゴッホやモネの絵を前にしてそれと同じヒマワリを贈ったり、画集に添えて贈ったりするのも考え抜かれたプレゼントですね。
愛の大きさは花束の大きさに比例?
愛の告白やプロポーズに赤いバラ1本か抱えきれないほどの花束という話は、お花屋さんの常識。1本は一目ぼれ、告白は3本、プロポーズには108本など、本数で気持ちを使い分けるという話もよく聞かれます。サプライズプレゼントの王道の花。
ただ、プロポーズに108本のバラはもらった瞬間はサプライズですがちょっと冷静に考えると、持ち帰ること、花瓶に活けること、枯れたら捨てることが浮かんできて持てあます・・・という女性側の現実的な意見も少なくはありません。
バラには心に響くような名前を持ったものが多くあります。例えば、「ホワイトサクセス」という白いバラをボックスに詰めてそこに指輪をしのばせるなんていう贈り方もありますよ。本数にとらわれず、センスで勝負です。
ママになった人へおめでとうの花を
友人やお世話になった人の出産の知らせに、何かサプライズプレゼントしたいなあと思った時、まず生まれてきた赤ちゃんのことを考える人は多いでしょう。赤ちゃん用のおむつケーキとかかわいい靴下だとか、それにからめて花を贈るというのも定番。
でも、大仕事を一つ乗り越えたお母さんにもお疲れ様と一息ついてもらうというのもありではないでしょうか。間違いないのはガーベラやデルフィニウムなど目に優しい心が落ち着く色の花。スイートピーやフリージアなどほのかに香る花も疲れた心身を癒してくれるでしょう。
妊娠中に、お酒や刺激のあるものを控えなくてはならずに辛かったようなことがわかっている相手なら、あえてインパクトのあるダークな色合いの花もいいかもしれません。優しい色合いの花ばかり集まってきがちなだけに、サプライズ度はよりアップしたプレゼントです。
とっておきは「幸せが飛んでくる」という花言葉を持ち水をやっておくだけで長持ちする、ピンクのミニ胡蝶蘭の鉢植え。切り花のように水替えを心配する必要もないので、お疲れ様とおめでとう、ちょっとだけ楽してね、の心を添えて。
熱烈な愛好家も多い黒い花
少し前までは死を思い出させるとか不吉だとか言われることが多かった黒い花。今は逆に流行に敏感な人やファッション界では黒い花はクールでおしゃれ、とむしろトレンドです。黒い花だけを会員制で販売するショップも話題になりました。
実際の黒い花は濃い紫や茶色が光の具合によって黒く見え純粋には黒ではありませんが、カラー・チューリップ・ダリア・バラなどの他パンジーやビオラなどにも黒い品種があり人気を集めています。黒は、カラフルな色を受け付けられるパワーがない時にすべてを吸収してくれ守ってくれるような色。
存在感がありながら独特の癒し効果を持っている黒い花は、インパクトが抜群で見つめていると吸い込まれそうな魅力を持っています。市場に3~5%しか入荷しないという希少な黒い花は持っているだけで注目を集めるはず。黒い花を集める苦労というのもサプライズプレゼントの隠し味です。
いかがでしたでしょうか。サプライズプレゼントにはまだまだ色々なシチュエーションがあるので、ここでお伝えしたのはほんの一例です。もちろん花は種類によって流通していない時期があり、希望通りの花が確保できないことも多くなります。
特定の花を贈りたい時には花屋さんに時間の余裕を持って希望を伝え、無い時にはそれに近い雰囲気の花を選んでもらいましょう。花の好きな人だったら、好きな花が大体いつ頃だったら店頭に多く並んでいるかはちゃんとわかります。
「この花は今あまり売っていないはずなのに私のために揃えてくれたんだ!」というサプライズの方が100本のバラへのサプライズに勝る場合もあるのです。失敗することもあるかもしれませんが、小さなサプライズをしかけることは相手との関係を新鮮に保つためのスパイスのようなもの。お互いが笑顔になれるサプライズプレゼントをしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
サプライズプレゼントに贈りたい花
・新天地へ飛び出す人へポジティブなガーベラ
・男性や子どもが持っていても素敵なヒマワリ
・定番のバラも贈り方次第
・ママになった人へ「幸せが飛んでくる」メンテ要らずの胡蝶蘭
・持っているだけで人目を引くこと確実な黒い花