シクラメンの育て方に必要な5つの知識とは

シクラメンの育て方に必要な5つの知識とは
シクラメンは冬の始まりから春頃まで長く楽しむことのできるお花です。シクラメンの育て方のポイントを知ることできれいな状態を長く保つことができたら嬉しいですよね。

シクラメンはサクラソウ科、シクラメン属のお花で、燃え盛るかがり火のようであることから別名を「カガリビバナ」球根の形から「ブタノマンジュウ」と言います。シクラメンの育て方は特に難しいことはなく、置き場や適した温度を守り、こまめな水やりとお手入れをするのが基本となります。

比較的育てやすく季節感を楽しめるシクラメンは、冬のお部屋を鮮やかに彩ってくれます。花の咲き方も一重咲きや八重咲き、フリンジ系の可愛らしいものまであり、色も単色から複色まで豊富です。

サイズも小さめのコンパクトなものから豪華な大きめのサイズまであるので、ぜひ部屋に飾っていただきたいお花です。そこで今回はシクラメンの育て方に必要な5つの知識についてお伝えします。

 

シクラメンの育て方に

必要な5つの知識とは

 

質の良い株を選ぼう

株全体がしっかりしていて締まりの良いものを選びます。また、見た目に株の元気が良く新しいつぼみがあり、葉の数が多いものが良いです。球根が鉢土の上に顔を出しているものは鉢にウォータースペースが多く、病気にもかかりにくいのでおすすめです。土の部分は葉で隠れているので中をのぞいて確認してみます。シクラメンの育て方も大切ですが、育てやすい丈夫なものを選ぶことがとても重要です

 

置き場所

シクラメンの育て方で重要なのは温度管理です。シクラメンは暑さに弱く、ある程度の寒さに強いです。冬に室内で生活するスペースよりも廊下などの涼しい環境が良いです。霜に当たると枯れてしまうので外には置かないようにします。また、室内でも極端に寒い場所は避けます。

シクラメンの生育適温は15~20度弱くらいです。花のついた株はそれよりも低い温度の方が良く、夜間は5~10度位が理想です。20度以上になるとシクラメンにとっては暑く、花がしおれてきてしまいます。そのためエアコンの直風やファンヒーターなどの熱風も避けます

日中は暖かく、日光のあたる窓際に飾るのが良いです。夜間の冷え込む時は厚いカーテンの内側に置くか、窓際から遠ざけるようにしてください。昼間の温度と夜間の温度をできるだけ一定に保つようなイメージで管理します。

 

正しい水やり

シクラメンの育て方では大切な水やりのポイントがあります。シクラメンは水を好むお花です。そのため底面給水を取り入れた鉢のものが多いです。底面給水鉢とは、鉢の下に水をためておく部分があり、そこに入っているひもやスポンジなどで水を吸い上げる仕組みのものです。

底面給水の鉢は受け皿の水を切らさないように水をためておきます。あとは水の減りのチェックを毎日するだけですので簡単です。底面給水ではない鉢の場合は少し注意が必要です。

シクラメンは葉の方から水やりをして、水を含むと株が弱ってしまうので、葉をかき分けて口の小さなもので土に水を与えます。葉や花に水をかけると傷んでしまうので注意してください。1回の水やりで鉢の底から水が流れ出すまでたっぷりの量を与えます

土から出ている球根も湿気に弱いので、水がかからないようにします。また、底面給水の鉢でも1カ月に1度、底の受け皿を外して鉢の底から流れ出る位の水をたっぷり与えます。これは土の上にある肥料を全体に行き渡らせたり、土の中の老廃物や余分な肥料の成分を流す大切な作業です。

 

花がら摘み

咲き終わった花や傷んできた葉は見つけたら取り除くようして、常にきれいな状態にしておきます。枯れたものをそのままにしておくと病気の原因になります。取り方は、根元をつまみ軽くねじるようにしながら引き抜きます。

切り残しが腐ってしまわないようにハサミやナイフは使わず、手で根本から抜くようにします。咲き終わったお花や葉を摘むことはシクラメンの育て方に限らず他のお花にも共通するので、こまめなお手入れが大切です

 

万が一しおれてしまったら

シクラメンは水切れや暑さや寒さが原因でしおれてきてしまいます。その時はシクラメンの花と葉っぱを上に上げるように固定して新聞紙で全体を巻きます。鉢の上からたっぷり水を与えて、さらに底面給水の部分に水を入れます。水が出てきても良い場所に置いて行います。それから新聞紙を巻いたまま適温の室内に1日置いておきます。早い段階である場合は戻る可能性があるので試してみてください

 

いかがでしたでしょうか。シクラメンの育て方で大切なことは、まず購入するときにしっかりとした株や葉であるものを選ぶことです。自宅に持ち帰った後の置き場所は、日光の光が当たり極端な寒さがなく、エアコンやヒーターの風が直接当たらない場所が適しています。

また、水やりにもポイントがあります。底面給水のものであれば底に水を切らさないようにして、底面給水がない鉢であれば、葉や花に水がかからないように土に水をかけるようにします。

シクラメンのお花は次々と花を咲かせるので、咲き終わった花も出てきます。そういった花がらや黄色く枯れてきた葉を摘むことで新しい花が咲き、きれいな状態を保ちます。

シクラメンの花が元気がなくなってしまったら、早いうちであれば復活できる可能性が高いです。見つけ次第すぐに処置をしてみてください。お伝えしたポイントをおさえ、シクラメンの育て方をマスターして冬の時期を彩る華やかなシクラメンを楽しんでください。

まとめ

シクラメンの育て方で大切なことは

・葉の数が多く、元気の良い株を選ぼう
・適温を守り、適した場所に置こう
・水やりの大切なポイントを守ろう
・花がらや枯れた葉はこまめに摘もう
・元気がなくなったらすぐに対処しよう


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