アスターの花言葉で素敵なプレゼントを贈る7つの方法


アスターは中国北部やシベリアなどの寒冷地が原産のキク科の植物です。菊の仲間なので少し控えめなイメージがあるかもしれませんが、素朴なものから豪華な雰囲気のものまで様々な品種があります。形だけでなく色も多様性に富んでいて、赤・ピンク・白・青・紫などのアスターがあります。

アスターの花言葉は「信じる心」「思い出(追憶)」などが代表的です。また花の色ごとの花言葉もあり、赤は「変化を好む」、ピンクは「甘い夢」、白は「私を信じてください」、青は「あなたを信じているけど心配」、紫は「私の愛はあなたより深い」などがあります。

アスターは素朴な印象の花ですが、花の形や色によってもイメージががらりと変わるので、花束にしても贈り物に添えても愛らしくなります。花言葉を上手に使えば、あなたの気持ちを届けるのにぴったりのギフトになるでしょう。

花占いで「好き、嫌い」と1枚ずつ花びらを摘むのに使われる花は、もともとアスターの花だったそうです。恋心を表現するにはふさわしい花ですね。

ギリシア語では星を表わす「アステル」を語源に持つ可憐なアスターの花言葉を使った、素敵なプレゼントの贈り方をご紹介していきます。

 

アスターの花言葉で
素敵なプレゼントを贈る7つの方法

 

その1 「信じる心」という花言葉で

アスターの花言葉の中でいちばん代表的なのが「信じる心」です。どのような形、どのような色のアスターにも使える花言葉なので、様々にアレンジすることが可能です。

白やピンクの小ぶりなアスターは可愛らしい雰囲気に、青や紫がかったアスターは落ち着いたシックな雰囲気を演出することができます。ネクタイやハンカチなどの小物に添えても、本やお菓子などとともに手渡しても素敵です。

また、思い切って色とりどりのアスターを散りばめた花束を贈るのも華やかです。「『信じる心』という花言葉を持つアスターの花を贈ります。いつでもあなたを信じている私の想いを込めて」

 

その2 「思い出」という花言葉で

アスターには「思い出」という花言葉もあります。過ぎ去った遠い日々を懐かしく思い出す時には、この花言葉を添えて想いを届けてみませんか。

幼い頃を共に過ごした友人や、過去の恋人と再び会って想いを伝えるようなシチュエーションでは、美しい思い出を意味するこの花言葉を使うと良いでしょう。

二人にとっての思い出深い品物や、二人の写真などとともにアスターを贈ってみてはいかがですか。アスターの可憐な花を眺めていると、遠い日の思い出が美しく蘇ってくる気がします。

「アスターには『思い出』という花言葉があるそうです。あなたと過ごした日々は私をいつも励ましてくれる素敵な思い出です」

 

その3 「変化を好む」という花言葉で

アスターは花の色によっても花言葉があります。赤いアスターの花は「変化を好む」です。もともとアスターの花には「多様性」という意味があるのですが、これはアスターが様々な形や色をしていて、変化に富んでいることに由来します。

赤いアスターの花の「変化を好む」という花言葉も、このような意味に関係しているのでしょう。アスターのうちでも赤い花は、はっと人目を引くものです。赤いアスターはエネルギッシュに行動する人や、くるくると表情の変わるチャーミングな人に似合う花です。

「赤いアスターの花言葉は『変化を好む』です。様々な表情を持った魅力的なあなたに、赤いアスターを贈ります」

 

その4 「甘い夢」という花言葉で

ピンクのアスターはとても愛らしい印象の花です。ピンクのアスターには「甘い夢」という花言葉があり、恋心をかわいらしく伝えるのにぴったりです。

一口にピンク色と言っても、濃いピンクのアスターと淡いピンクのアスターでは雰囲気がずいぶん変わってきます。あなたの気持ちを表現するのにふさわしい色合いのアスターを探してみてください。

思い切りラブリーな雑貨や、マカロンのようなお菓子に添えて贈るととてもかわいいですね。

普段はクールにふるまってしまう人でも、ここぞという機会に甘いムードを演出すると意外性があって効果的かもしれません。「私のあなたへの想いを愛らしいピンクのアスターに託します。ピンクのアスターの花言葉は『甘い夢』です」

 

その5 「私を信じてください」という花言葉で

白いアスターには「私を信じてください」という花言葉があります。白い色は純真さや潔白さをイメージさせます。白いアスターの花は素朴で可憐なので、自分のことを信じてほしいと願うあなたの気持ちをそっと後押ししてくれることでしょう。

二人の間で何か誤解が生じてしまって仲直りがしたい時や、自分の気持ちが真剣なものであることを伝えたい時には、白いアスターを添えた贈り物をすると効果的です。白い小ぶりな花たちを眺めていると、心が洗われるような気持ちがしてきます。

「あなたを大切に想う気持ちは、心からのものです。『私を信じてください』という花言葉がある、白いアスターに気持ちを託して」

 

その6 「あなたを信じているけれど心配」という花言葉で

青いアスターは美しいけれども、どこかしら繊細な雰囲気があります。青いアスターの花言葉が「あなたを信じているけれど心配」という意味を表わすのも、青いアスターの繊細なたたずまいが背景にあるのでしょう。

信じたいけれど心配になってしまう、複雑な心境をよく表わすようなはかなげな美しさがあります。口には出しにくい、微妙な感情を花言葉で伝えてみるのも一つの方法です。

事情があって遠くに離れてしまう恋人や、忙しくてなかなか会えない相手に、そんな微妙な心を知らせることができるかもしれません。

「青いアスターには『あなたを信じているけれど心配』という花言葉があります。会えない時間が多くなってしまうけれど、私はあなたを信じたいです」

 

その7 「私の愛はあなたより深い」という花言葉で

紫のアスターの花言葉は「私の愛はあなたより深い」です。紫のアスターの花は落ち着いていてシックな印象を与えます。同時に思慮深い雰囲気も感じられます。

青みがかった紫と、赤紫では、また違った趣があります。ずっと想いをあたためていた人へ告白する時にも、長く一緒に過ごしてきた相手に改めて愛を告げる時にも、紫のアスターは役に立ってくれるはずです。

いつもよりも大人っぽい雰囲気のある小物やアクセサリーをプレゼントする時に、紫のアスターをさりげなく添えると良いでしょう。

「あなたとともに歳月を過ごして感じているこの気持ちを、紫のアスターに込めて贈ります。紫のアスターの花言葉は『私の愛はあなたより深い』です」

 

いかがでしたか。

アスターは脇役になることも多い花ですが、花言葉を添えることで主役として活躍させることもできるのです。

アスターにまつわるエピソードと知られているのは、ゲーテの戯曲『ファウスト』に登場する少女マルガレーテです。ファウストに恋をしたマルガレーテがアスターの花で花占いをするシーンがあります。最後の花びらが好きと出て、マルガレーテは狂喜するのでした。

「信じる心」という花言葉が生まれた背景には、このような乙女の恋心が反映されているのですね。たくさんの形や色があるアスターの多様性も、恋する気持ちが様々に揺れ動く様子になぞらえることができます。

素朴な印象のアスターですが、こうして見てくると、いろいろな感情を表現できる花なのです。今回ご紹介したアスターの花言葉を上手に使って、相手の心に深く刻まれるプレゼントをしてみましょう。

プレゼントにそっと添えられたアスターの花も愛らしいですし、思い切ってアスターをふんだんに使ったブーケを贈ってみるのも素敵です。アスターはドライフラワーにも適した花なので、いつまでも思い出として残しておけるところも魅力です。

 

まとめ

アスターの花言葉で素敵なプレゼントを贈る7つの方法

その1 「信じる心」という花言葉で
その2 「思い出」という花言葉で
その3 「変化を好む」という花言葉で
その4 「甘い夢」という花言葉で
その5 「私を信じてください」という花言葉で
その6 「あなたを信じているけれど心配」という花言葉で
その7 「私の愛はあなたより深い」という花言葉で


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