シクラメンの花言葉、意味と役立つ5つの知識 

シクラメンの花言葉、意味と役立つ5つの知識 
赤や白・ピンクの花が代表的なシクラメンは花の少ない冬に彩をくれますよね。一般的な花と違った咲き方をするシクラメンの花言葉は、控えめに咲く姿にぴったりのものが与えられています。

シクラメンは冬には必ずフラワーショップに並ぶ冬の代表的な花ですから、冬になるとシクラメンを飾るお家も多いでしょう。寒い冬の屋外でも育てやすく、屋内で育てる場合でも水やりがしやすく土の流れないような屋内に最適な鉢で売られているものがほとんどです。

屋外用と屋内用では品種が少し違うのですが、どちらも寒くなってきた秋から寒い冬を越えて暖かな春まで長く私達を楽しませてくれます。屋内用の品種は花びらがフリルのように波打っていたり、花びらの縁の色が薄く抜けているような複輪のものなど、華やかな姿のシクラメンや香りのある珍しいものもあるのでお気に入りを見つけてくださいね。

シクラメンは手に入れるのが容易で初心者でも扱いやすい花ですから、ぜひ愛着を持って育ててほしい花です。シクラメンの花言葉を知れば、もっと親しみと愛着を持つことができますよ。そこで今回はシクラメンの花言葉、意味と役立つ5つの知識をお伝えします。

 

シクラメンの花言葉、

意味と役立つ5つの知識 

 

シクラメンの花言葉はイスラエルの伝承が由来

シクラメンの花言葉は「遠慮」「内気」「はにかみ」「恥ずかしがり屋」といったものが代表的です。首を曲げて咲く姿が特徴的で、控えめなイメージのあるシクラメンの花言葉は、原産地であるイスラエルの伝承に由来します。

『草花好きだったソロモン王は自分の王冠に花のモチーフを入れたいと思い、様々な花に頼むのですが断られてしまいます。落ち込むソロモン王を気の毒に思ったシクラメンが王冠のモチーフになることを約束すると、大変喜んだソロモン王はシクラメンに感謝を伝えます。

すると、それまで上を向いていたシクラメンは恥ずかしさと嬉しさのあまりにうつむいてしまった』というものです。シクラメンの優しさが伝わる素敵なエピソードですね。「内気」や「はにかみ」といった花言葉に加えて、白いシクラメンは「清純」や「思いやり」という意味の花言葉を持っています。

白いシクラメンは雪のように白い花を咲かせ、まさに「清純」という言葉がぴったりの姿をしています。シクラメンの花言葉は女性らしさを表すようなものばかりなので、女性への贈り物にもおすすめです。

 

シクラメンは恋の花

古くからヨーロッパではシクラメンは「恋のおまじないの花」といわれています。シクラメンのように遠慮しがちで言い出せない内気な片思いを叶えてくれるような花言葉があるからです。

それは「切ない私の愛を受けてください」といった愛の告白の花言葉。その花言葉と一緒に気持ちを伝えて結ばれる恋がたくさんあったから。シクラメンは今でも恋愛成就の花として知られているのです。

さて、シクラメンの和名は篝火花(かがりびばな)といいます。シクラメンの反り返った花びらの形を見たとある貴婦人が「これは篝火のような花ですね」と言い、それを受けた牧野富太郎という日本の植物学者が篝火花という和名を付けました。

篝火というとやはり赤い色を想像しますよね。赤いシクラメンの花言葉は「嫉妬」と言われていて、先にお伝えした「遠慮」や「内気」といったシクラメンの花言葉とは違ったイメージの花言葉がつけられています。

炎に例えられることの多い嫉妬ですが、赤いシクラメンの花言葉も篝火に似た花姿を嫉妬の炎に例えたのかもしれません。恋をすると嫉妬はつきものですが、篝火が大きくなってしまう前に恋する気持ちを伝えましょう。

 

女性への退職祝いに喜ばれる西洋の花言葉

シクラメンの西洋の花言葉には「resignation and good-bye(退職と別れの言葉)」という意味のものがあります。この花言葉は女性に限定した花言葉ではないのですが、シクラメンの花言葉には女性的なものが多いため、贈る相手が女性の場合の方がより相応しいといえます。

ピンクのシクラメンには「憧れ」という意味もありますので、お世話になった上司に贈る場合にはピンクのシクラメンがぴったりですよ。「嫉妬」の花言葉を持つ赤いシクラメンを贈るときは誤解がないようくれぐれも注意して贈ってくださいね。

 

家族が集まるリビングに「絆」をもたらす

シクラメンの花言葉のひとつに「」というものがあります。シクラメンの見た目からはあまり想像しにくい花言葉ですが、シクラメンの鉢植えが寒い日が続く冬の家庭に置かれることが多く、寒さでこもりがちな冬に彩りや話題を添えてくれる花であることを思えば納得ですね。

「絆」という花言葉はシクラメンの花がまるでリレーのように次から次へと交代して花を咲かせることからつけられた花言葉であるともいわれています。シクラメンの花は一般的な鉢花と違い株に水がかかるのを嫌うため、底面給水鉢といった受け皿部分に水をためて吸い上げる仕組みの鉢に植えられていることがほとんどです。

この底面給水鉢は底に排水する為の穴があいている一般的な鉢と違い、水を貯めるための受け皿が鉢底に添えつけられてあるので、水やりの際に土が流れない仕組みになっています。土が流れないため汚れにくく衛生的で、管理もしやすい点がシクラメンが愛される理由の大きなポイントです。ぜひ家族の集まるリビングに置いて、家族の会話にも花を咲かせましょう。

 

シクラメンを贈る時に注意したいこと

シクラメンは可愛らしく室内でも育てやすいためお見舞いの花に向くように思いますが、シクラメンという名前から「」や「」を連想させることや、赤色が血をイメージさせるとの理由でお見舞いには向かない縁起の悪い花とされています。

また、シクラメンは鉢花であり、鉢植えは「根付く」というイメージが「寝付く」という言葉を連想させる為、お見舞いの花としては適切ではありません。いくら贈る相手がシクラメンの花が好きであっても、他にお見舞いにくる親戚や関係者が誤解しかねませんので縁起が悪いとされている花を贈るのは避けるのがマナーです。

 

いかがでしたでしょうか。今回はシクラメンの花言葉、意味と役立つ5つの知識をお伝えしました。冬になると園芸店やフラワーショップに限らず店先や道端の植栽に色とりどりに並ぶシクラメンの姿が目につきます。

ぱっと鮮やかな色が目に入ると、寒さで塞ぎがちな気分も晴れますよね。普段生活する空間が少しでも華やぐと会話も弾むものです。花を置くということは話のきっかけにもなりますから、気持ちにあたたかさや元気を分け与えてくれるシクラメンをご家庭に置いて、大切な人との「絆」を深めてください。

また、クリスマスやホワイトデーなど、冬には贈り物をするイベントが多いですね。シクラメンは女性へ贈るプレゼントとしても告白の花としてもおすすめですから、その時はぜひ華やかな鉢植えのシクラメンを選んで贈ってくださいね。

まとめ

シクラメンの花言葉、意味と役立つ5つの知識

・シクラメンの花言葉の由来は素敵なイスラエルの伝承よりつけられた
・シクラメンは恋の切なさも嫉妬も抱えた恋愛成就の花
・女性の退職祝いにおすすめの西洋の花言葉がある
・シクラメンの鉢花は花言葉の通り家族に「絆」をもたらしてくれる
・シクラメンはお見舞いの花としてはNG


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