夏の花ときいて思い出す花――あさがお、ハイビスカス、ブーゲンビレア、日日草――たくさんの花がありますが、やはり、なんといっても「ひまわり」ですよね。ひまわりには人の心を明るくする不思議な力があります。
一面のひまわり畑に行くと、みなが同じ太陽の方向を向いて顔を上げて咲き誇る様子に元気をもらいます。そんなひまわりのことを嫌いだという人に出会ったことがありません。つまり、ひまわりは誰に贈っても喜ばれるのです。
ですが、せっかくならびっくりするくらい感動させたいと思いませんか。そこで今日は、ちょっとしたサプライズともとれる方法を紹介します。贈りたい相手が超感動する様子を想像しながら読んでみてください。きっと頬が緩んでしまいますよ。
好きな人への告白に「愛慕」
好きな人への告白には、相手にあなたの気持ちを奥ゆかしく伝えてみましょう。 小さなひまわりを一輪用意し、メッセージカードに、「ひまわりの花言葉は愛慕。わたしの気持ちです」と添えましょう。
ポイントは小さなひまわりを一輪しか用意しないことです。大きなひまわりだとその後に生けるのも大変ですし、たくさんあるとその分あなたの気持ちを重たく感じてしまうかもしれないからです。
それだけ真剣な想いだということを伝えたい気持ちはわかりますが、もらう相手に負担をかけないように心配りをすることも「愛慕」の想いがあるがゆえにできることです。
恋人へのプロポーズに「私はあなただけを見つめる」
好きな人への告白は、相手の心に負担をかけないようにすることも大事だとお伝えしました。しかし、恋人へのプロポーズとなると話は別です。ロマンチックに、相手もびっくりするような演出をして、感動の渦に巻き込んでしまいましょう。
大輪のひまわりを10~20本程度用意します。それをウエディングブーケのようにアレンジしてもらいましょう。半球形のラウンド型でもいいですし、茎を生かしたクラッチ型にするのも向いています。
「この先ずっと、『あなただけを見つめます』」と花言葉も説明してくださいね。大きなひまわりのブーケに、思わず涙してしまうかもしれません。
妻や夫に「情熱」
夫婦生活を何年も続けていくと、付き合っていたころのような情熱的な気持ちは薄れてしまい、共同生活者だったり、人生における同志だったり、配偶者への見方も変わってきてしまいます。しかし、たまにはラブラブだった頃を思い出しても悪くはないでしょう。
お花屋さんで、小さくてもいいのでひまわりのアレンジメントを購入してみましょう。テーブルに飾り食事を囲むことで、ひまわりから夏を連想し、夏に起きた二人の思い出話に花が咲くかもしれません。
また、カラーセラピーの観点では、黄色は人の心を明るくし、積極性を生み出します。おのずと会話が弾み、温かい気持ちになる効果があるひまわりが、夫婦の仲をより明るいものにしてくれることでしょう。
目上の人に「あこがれ」
職場や学校の先輩、あるいは父母や兄姉など、目上の人への感謝の気持ちを表すときに、ひまわりの花言葉を使ってみるのもいいかもしれません。
間柄にもよりますが、生花のアレンジを贈らなくても、ひまわりの写真や挿絵の入ったメッセージカードでもその気持ちは伝わるでしょう。
『あこがれ』の花言葉を持つひまわりのように、私は○○さんを尊敬しています。いつもありがとうございます」「ひまわりが太陽に憧れるように、私も○○さんに憧れています」など、花言葉を使った一言を入れるのを忘れないようにしましょう。
卒業・離職などで別れるひとに「光輝」
ひまわりには「光輝」という花言葉があります。ひまわり自体が太陽のように光り輝いて見えたことが由来しているのでしょう。そんな明るい花で、人生の岐路に立ち、新しい門出を迎える人をお祝いできるなんて、これほど素敵なことはないでしょう。
そういう意味ならひまわりを贈りたいけれど、ひまわりは夏の花だから、それ以外の季節には贈れないと考えるかもしれません。確かに、ひまわりは本来、夏に咲く花ですが、最近では一年を通して花屋さんで購入できます。
つまり、3月の卒業・退職シーズンにも、ひまわりを贈ることは可能です。むしろ、3月くらいの時期は、桜やチューリップが主流になるため、その時期にはまだ野に咲いていないひまわりを贈ることで、あなたへの印象が強くなり、花言葉の意味もぐっと心にしみることでしょう。
失恋した友人に「あなたは素敵」
恋に破れてしまった友人には、ひまわりとスイーツで慰めに行きましょう。ひまわりの花言葉は「あなたは素敵」。素敵なあなたにはもっといい出会いが待っているはず。そう言葉をかけてあげると、友人の心もいくらか軽くなるでしょう。
さらに、花や観葉植物など植物の世話をすることで、心が癒されることが近年の研究でわかっています。ひまわりは花瓶に生け、毎日切り戻して水を入れ替えるように友人に伝えましょう。花に触れることで、失恋の傷もじわじわと癒えてくるはずです。
おじいちゃん・おばあちゃんに「敬老の日」
ひまわりには「敬老の日」という花言葉があります。9月の、まさに敬老の日にひまわりをおくるのも一つの手です。健康に気を使うおじいちゃんおばあちゃんでしたら、ひまわりの種を贈るのもいいかもしれません。
ひまわりの種には、リノール酸をはじめとして、葉酸、ビタミン、鉄分、繊維、亜鉛、マグネシウム、カルシウムなどの栄養が豊富で、サプリメント先進国であるアメリカでは、長寿や若返りのナッツとして有名です。そういう点も含めておじいちゃんやおばあちゃんへのプレゼントにするときっと喜んでくれることでしょう。
もし季節がぴったり合えば、上記の全てのシチュエーションで、ひまわり畑に相手を連れ出すということもできます。一面のひまわりが一斉に太陽に向かって咲く様はまさに圧巻の一言に尽きます。そのたくさんのひまわりこそが、相手を超感動させるものとなるかもしれません。
そうでなくても、ひまわりの花には、気持ちを前向きにさせる不思議な力があります。ひまわりが一輪でもたくさんでも、小さくても大輪でも、あなたの気持ちはきっと伝わります。大切なのは、気持ちをどうしたら相手が心地よく受け取ってくれるかです。
気持ちを押し付けるのではなく、真心を預けるような感じでうまく伝えることができると、きっと、あなたのその真摯な姿に、相手は心打たれることでしょう。
まとめ
ひまわりの花言葉を送るのにオススメなのは
1.好きな人への告白に「愛慕」
2.恋人へのプロポーズに「私はあなただけを見つめる」
3.妻や夫に「情熱」
4.雲の上の人に「あこがれ」
5.卒業・離職などで別れるひとに「光輝」
6.失恋した友人に「あなたは素敵」
7.おじいちゃん・おばあちゃんに「敬老の日」