金木犀の花言葉を使って、素敵な贈り物を選ぶ7つのポイント☆

金木犀の花言葉を使って、素敵な贈り物を選ぶ7つのポイント☆

金木犀といえば、秋にどこからともなく甘くて強い香りが漂ってくる様子を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。金木犀は中国が原産の常緑小高木で、秋分の日の前後に枝いっぱいにオレンジ色の小さな花を咲かせます。花の白い銀木犀の変種として分類されています。

金木犀の花言葉としてよく知られているのは「謙虚」です。金木犀の甘やかで強い芳香は誰もがはっとするものですが、花そのものは目立たない小さな花を付けることに由来します。見た目は地味でも、香りの美しさで人を魅了するこの花にぴったりです。

金木犀には「高潔」という花言葉もあります。高貴な香りのイメージと、花の命が3~5日と意外に短いことに由来しています。

「初恋」という花言葉は、金木犀の芳香の素晴らしさが一度経験すると忘れがたいものになってしまうことから来ています。

また「陶酔」という花言葉は、中国の美女の習慣にルーツがあります。女性が男性に会う前に金木犀のお酒を口に含み、男性を陶酔させたと言われています。ロマンチックな風習ですね。

このようにいくつかの美しい花言葉を持つ金木犀を素敵なギフトとともに贈ってみましょう。金木犀そのものは低木樹であり花束にするには向きませんが、金木犀の香りを楽しむことのできる贈り物なら素敵なものを見つけることができます。

今回は花言葉を添えるのにふさわしい、金木犀のギフトをご紹介します。

 

金木犀の花言葉を使って、
素敵な贈り物を選ぶ7つのポイント☆

 

その1 金木犀の香水に花言葉を添えて

金木犀の香りを純粋に楽しむのにぴったりなのが香水です。華やかで甘い金木犀の香りの香水は、日本の製品もありますし、海外のブランドからも見つけることができます。

メーカーによって微妙な香りの違い、ブレンドの違いがあるので、お気に入りのものを見つけると良いでしょう。ほのかに香らせるのが好みであれば、練り香水はいかがですか。手首につけて香らせたり、手紙に香り付けするのにも使えます。

「金木犀は花が小さく控えめですが、甘やかで忘れられない香りです。『謙虚』という花言葉を持つ金木犀の香りを、慎み深いあなたに贈ります」

 

その2 金木犀のアロマ雑貨に花言葉を添えて

金木犀の香りは香水としてだけでなく、様々なアロマ雑貨としても楽しまれています。和のお香には金木犀の香りのものがあり、素敵なデザインの香炉とともに贈ると気のきいた贈り物になります。

金木犀の香りの石鹸は、浴室や洗面所に置けばちょっと贅沢な香りの癒しを与えてくれます。最近では、アロマキャンドルとして金木犀のフレグランスを出しているメーカーもあり、暖かい炎の揺らめきとともに華やかな和の香りを楽しむことができます。

「金木犀の花の香りは気高いあなたの雰囲気にふさわしいものです。金木犀には『高潔』という花言葉があります」

 

その3 金木犀のリキュールに花言葉を添えて

金木犀は花を愛でるだけではなく、花を使ったホームメイドのリキュールを作ることもできます。庭で金木犀を育てている人であれば、ご自身で摘み取った金木犀の花をリキュールにしてみてはいかがですか。

開いてすぐの金木犀の花を摘み、水洗いして水気を切ります。口の広い瓶に入れてホワイトリカーを注ぎ、6か月ほど寝かせておくと金木犀の香りのリキュールが出来上がります。レモンやガムシロップをお好みで入れて、炭酸水で割るとさわやかで飲みやすくなります。

「庭で育てた金木犀でリキュールを作ってみました。『初恋』という花言葉のある金木犀で甘酸っぱい初恋の味を思い出してください」

 

その4 桂花陳酒に花言葉を添えて

中国では金木犀を桂花と呼び、花びらを良質の白ワインに漬けて桂花陳酒を作ります。3年間熟成させてできる桂花陳酒は、楊貴妃も好んだ美酒と言われています。

古い時代には宮廷でのみ作られていたのだそうです。最近では赤ワインに漬けたものを「麗紅(リーホン)」と呼び、本来の白ワインを使ったものは「麗白(リーパイ)」と呼ぶようになりました。

桂花陳酒はリカーショップでも売られていますので、お酒の好きな方への贈り物にはぴったりです。「金木犀の花言葉『陶酔』だそうです。うっとりするような金木犀の香りのするお酒をプレゼントします。素敵な中国酒に酔いしれてくださいね」

 

その5 桂花茶に花言葉を添えて

中国では金木犀の香りがたいへん愛され、お菓子や料理にも使われます。日本で手に入りやすい金木犀の嗜好品としては桂花茶があります。桂花茶は金木犀の花の香りを移したお茶で、桂林地方の特産品にもなっています。

桂花茶はお酒が苦手な人でも楽しめて、お茶の味わいの中に花の香りがブレンドされているので幸福感のある飲み物です。香りを付けたお茶だけでなく、金木犀の花を乾燥させたお茶もあり、烏龍茶などの中国茶に、一つまみ程度ブレンドするだけで金木犀の華やかな香りが広がります。

「金木犀が大好きなあなたに桂花茶を贈ります。金木犀の『謙虚』という花言葉のように、あなたの慎ましさが大好きです」

 

その6 金木犀のシロップやお菓子に花言葉を添えて

お菓子作りが好きなら、金木犀のシロップを作ってみてはいかがですか。摘みたての金木犀の花で作ったシロップがあれば、ちょっと変わった手作りお菓子を作ることができます。

花びらを桂花陳酒、上白糖、水で煮込んで作るシロップは杏仁豆腐にかけても、パウンドケーキに練り込んでも美味しくいただけます。ネット上でレシピを探すことができますので、ぜひ他の人には簡単にまねのできない、オリジナルのプレゼントをしてみてください。

「この季節だけ楽しむことができる、贅沢なお菓子ができました。金木犀のシロップを使ってケーキを焼いてみました。金木犀の花言葉は『初恋』。初恋を思い出す甘いケーキを召し上がれ」

 

その7 金木犀の鉢に花言葉を添えて

金木犀は枝を折ってしまうとみるみる花が落ちてしまうので、切り花には向きません。しかしガーデニングを好む人たちは、金木犀の甘くて華やかな香りを愛好する人も多く、人気の高い芳香花木です。

贈る相手がお庭を持っていて、ガーデニングが好きな方であれば、金木犀の鉢を贈っても喜ばれるでしょう。金木犀は刈り込みに強い植物なので生け垣として使われることも多いですが、1本で刈り込まずに茂らせた金木犀も見事なものです。

「金木犀は『高潔』という花言葉が示すように、高貴な香りがします。秋にあなたの庭が高貴で華やかな香りでいっぱいになりますように」

 

いかがでしたでしょうか。

ここまでご紹介してきたように、金木犀には意外にも様々な楽しみ方があります。これまでは季節を告げる香りとして、散策の時に漂ってくる香りを堪能するだけだった金木犀を、ぜひ贈り物として活用してみてください。

金木犀は江戸時代初期に日本に渡来して以来、長く愛されてきた香りです。雌雄異株ですが日本には雄株だけが入ってきたため、果実を作ることはありません。

江戸時代の民話では、夜に金木犀の甘い香りに惑わされた武士が、女性のまぼろしに切りかかるというエピソードがあるそうです。妖しく人を幻惑するような香りでもあるのですね。

移ろいゆく四季を楽しんできた日本人が、秋の訪れを感じてきた金木犀の花の香りは、美しい贈り物となります。あなたのお好きな方法で、大切な方に金木犀の花言葉を添えたギフトをしてみましょう。

 

まとめ

金木犀の花言葉を使って、素敵な贈り物を選ぶ7つのポイント☆

その1 金木犀の香水に花言葉を添えて
その2 金木犀のアロマ雑貨に花言葉を添えて
その3 金木犀のリキュールに花言葉を添えて
その4 桂花陳酒に花言葉を添えて
その5 桂花茶に花言葉を添えて
その6 金木犀のシロップやお菓子に花言葉を添えて
その7 金木犀の鉢に花言葉を添えて


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