木蓮の花言葉は、その花姿とともに深い意味合いを感じて、人生を強く歩む人々の力となっています。木蓮と言えば、スターダストレビューの「木蓮(木蘭)の涙」のイメージから、少し儚げな印象も強い花。
その儚さは木蓮の花の開花が3日~4日と非常に短いことにも、由来するのかもしれません。けれども木蓮の花言葉は、「蓮の花のよう」と言われる花姿のように、別れの悲しみを超えた、強さや深みがあります。
様ざまな悲しみや困難を迎えた時、なかなか人の言葉や優しさだけでは癒えない、力が出ない時もあります。そんな時は、何も言わずそっと寄り添う花々は、人を静かにゆっくりでも、でも時間とともに再生してくれるもの。
そこで今回は、その悲しみを乗り越えて欲しい、力強く進む道を歩んで欲しい、そんなメッセージを伝えたいあなたに、応援の気持ちが伝わる木蓮の花言葉をお伝えします。
木蓮の花言葉が
あなたの進む道を応援してくれる7つの理由
木蓮の花言葉を感じさせる、花姿
木蓮の花言葉には、「慈愛」などの悟りや人生の深みを感じさせるものがあります。その木蓮の花言葉にもしっくりと馴染む木蓮の花姿も、また魅力のひとつです。すっとメッセージが心の琴線に伝わります。
【 木蓮の花言葉を感じる、花姿 】
・ 「木蓮」の「蓮」は「蓮の花」から取られています。
仏教の花としても有名な蓮の花。そんな蓮の花に似ているとの由来から木蓮と名付けられました。しっとりとしながら、深みのある美しさが光ります。
また、一時期は「木蓮」は「木蘭(モクレン)」とも呼ばれていました。現在は木蓮は蓮の花に似ているというのが一般的ですが、一時期は華やかな「蘭」をイメージして「木蘭(モクレン)」と呼ばれていたようです。
種類の違う木蓮の花言葉
一般的に「木蓮」と言われてイメージするのは、白い色のものですが、実はこの花は「白木蓮(ハクモクレン)」と呼ばれる木蓮の種類のひとつです。専門的なところまで突き詰めると、木蓮=「紫木蓮(シモクレン)」を差しています。
とは言え、一般的に「木蓮の花言葉を贈りたい!」と思う人々にとっては、園芸上の専門的な振り分けなど、あまり関係がないかもしれません。ただ、白木蓮の花言葉には、白い色にしかないものがあります。
★ 白木蓮の花言葉は、「気高さ」です。
・ 現代の社会では、人々の評価にさらされたり、理解が得られなかったりと、時に厳しい風に吹かれる状況も多々あります。そんな時に、「気高く、自信を持って、踏ん張って!」と言う応援メッセージになる花言葉です。
白と言う色は、純粋さと共に、「何者にも染まらない」純潔だからこその強さを伺い知ることができます。しかも木蓮の崇高な花姿に、木蓮の花言葉の「気高さ」。針のむしろのなかで毎日を頑張っているあの人に贈れば、毎日のエールになるかもしれません。
木蓮の花言葉で正義と戦うあの人へ贈る
木蓮の花言葉は、どれも悟りや人間的な強さを感じさせるものばかりです。とても純潔で混じりけのない、己の悪、社会の悪にも惑わされない力があります。
★ 木蓮の花言葉、「高潔な心」を贈る。
「長いものに巻かれることができない。」「社会の理不尽に納得できない。」そんな悩みを抱える社会人も多いです。そんな人へ贈りたい木蓮の花言葉です。
傍から見ていると「もう!不器用なんだから!」と言いたくなる人がいますよね。でも、不器用だと感じながらも、誠実・正直でありたいと頑張る姿は、応援したくなるものです。
そんな時には木蓮の花言葉とともに、「ここに理解者がいる。」と言う想いを込めて、そっと贈ってみてはいかがでしょうか。
コンパスプランツである木蓮
木蓮はコンパスプランツ(方向指標植物)として有名です。木蓮の花のつぼみの先の尖がりが、必ず北を向いているのです。
【 コンパスプランツとは 】
・ 例えば葉がすべて南北の方向を指しているなど、その姿を見れば東西南北が分かる植物です。その昔登山家などが迷った時に、方向を知るために用いたと言われています。
方向を知るものとしては北極星が有名です。その昔、インディアンは北極星を特別なものとし、北極星に向かって会いたい人へ想いを馳せることもあった、とのこと。
進むべき方向を知らせるコンパスプランツである木蓮。自分が定めた道の前で、リスクに怯えて止まっていたり、迷いながら歩いている人へ贈る時、「自分の決めた道を信じて。」と後押しできるかもしれません。
木蓮の花言葉とともに、今を楽しむ
木蓮の花言葉だけを読むのではなく、その由来を知ったからこそ感じられるものもあります。花言葉では様ざまな形の「愛情」や「愛」を伝えるものが多いですが、木蓮の花言葉は、それとは少し赴きが違うものがあります。
★ 木蓮の花言葉、「自然への愛」の由来
・ 最も有名な木蓮の花言葉である「自然への愛」。花々が咲き誇る春の季節に、大きく開いてその自然と時を謳歌しているように見える、と言うことに由来しています。
このような木蓮の花言葉の由来に耳を傾けると、そこにはアミニズムとも感じられる自然への尊敬が垣間見えます。人はついつい、過去を悔やんで過去に生き、未来を憂いたり焦りすぎて、未来にいきがち。
けれども、由来を知ってから大きく伸び伸びと開く花姿を改めて見ると、今目の前にある自然や時を改めて感じます。「生きていることへの、感動に近い感謝が芽生えてくる。」そんな感想も多いのです。
今日を生きることに不安を抱いている人へ、木蓮の花言葉を通じて、そっと生きることの喜びを贈ってみませんか?
木蓮の花言葉で「踏ん張って!」
「心がポキッと折れてしまいそう。」そんな気分になることは、人生は何度もあるものです。頑張って、頑張って、それでも夢が叶わない。思い通りに行かない。そんな風にもがく心の声に、周囲の人々は「頑張って!」とも言えないこともしばしばです。
★ 木蓮の花言葉、「持続性」を贈る
・ 木蓮の花言葉には「持続性」と言うものがあります。言葉では頑張って!とは言い切れない。そんな時、「あなたは持続できる人。」と言う「お守り」のような役割として、木蓮を贈るのも素敵です。
木蓮の花姿は崇高で神秘的な雰囲気もあり、見ているだけで落ち着くという理由で、好きになる人々も多いです。頑張り続けるあの人に、「木蓮を見て、少し深呼吸。」そんな気持ちで贈ってもよいかもしれません。
木蓮が崇高な雰囲気を持つのは…
木蓮は蓮の花のような花姿から、高尚なイメージが強いようにも感じますが、そこにはもうひとつの理由があります。それは木蓮の花言葉、「持続性」の由来でもあるかもしれません。
★ 木蓮は、「地球上で最も古くから咲いていた花」と言われています。
と言うのも白亜紀時代の地層で、木蓮と同じ種類の植物の化石が発見されているのです。白亜紀と言えば恐竜時代。この時代からずっと、人間の誕生から現在までも含めて、世界を見てきた植物とも言えます。
★ 木蓮の花言葉には、味わい深いものが多い。
・ 「崇敬」
・ 「崇高」
・ 「慈愛」などがあります。
木蓮の花言葉とともにその歴史を伝えても、贈られた人は改めて木蓮の姿を見ながら、力が出てくるかもしれません。
いかがでしたでしょうか。木蓮の花言葉は、「気高さ」「高潔な心」と、どれも正義感溢れた、誠実な人間性を感じさせるものばかりです。「荘厳」や「自然への愛」などを見ると、それはもう人間性を超えた、地球への尊敬や崇拝を感じます。
冒頭で述べたスターダストレビューの「木蓮(木蘭)の涙」は、恋人との悲しい別れを感じさせる、悲しみ深い歌詞で有名です。白木蓮の花は3日~4日と短命で、桜の花と同じく、日本固有の「儚い美」の美しさも兼ね備えているのが木蓮です。
イギリスでは「Lily Magnolia(リリィ・マグノリア)」と呼ばれる木蓮。欧米ではその花姿が「Lily」、つまりユリに似ているとされています。白いユリもまた、そっと人々の心に寄り添う花ですね。
そっと寄り添いたい応援したい人へ、想いを込めて木蓮を贈ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
人生を悲しみも乗り越え、力強く歩む人へ贈りたい理由とは
・しっとりと美しい仏の花、蓮の花に花姿が似ている木蓮
・白木蓮の花言葉「気高さ」を日々を凛と生きる人へ贈る
・誠実・正直でありたいと頑張る人を応援する「高潔な心」
・木蓮はコンパスプランツ。決めた道力強く歩いて欲しい時に
・「持続性」の花言葉を持つ木蓮を、続けたい人のお守りに
・世界でも最も古くから咲いていた花と言われる木蓮