ガーデニング超初心者の方が、「さぁ、ガーデニングをはじめてみよう」と思っても、最初に何をすればよいか悩んでしまいますよね。まずは、初めてのガーデニングにドキドキしながら、どんなガーデニングをしたいのか考えてみてください。

華々しいお花がいっぱいのフラワーガーデン、憧れますよね。　美味しく食べられるキッチンガーデンからお料理をしながら、その日のメニューに合わせて野菜を収穫するのも何となく素敵！

最近では、真夏の省エネ対策にグリーンガーデンも人気です。そんな目的が決まったら育てる植物を決めていくのが第一歩。種まきや収穫の時期、肥料のタイミングなど具体的なスケジュールも立てておいてください。

種や苗と一緒に、必要な道具の準備もお忘れなく。…とはいっても、全くの初めての場合には、何を準備したらいいのかさえ、よく分かりませんよね。

そこで今回は、ガーデニング超初心者さんのために、準備するべきガーデニングを始めるための基本の７つをお伝えします。

ガーデニングの始め方☆
超初心者さんも安心な７つの準備

ガーデニング初心者、種か苗かの決め方

【　初心者ガーデニング：植物を決める　】

★　マリーゴールド、朝顔、マーガレットやバジル…超初心者でも種から簡単に育てられる種類です。

★　ミニトマト、キュウリ、オクラなど…超初心者には苗から育てたほうが確実に収穫できるもの。

このような種類から、どんなものから育てたいかイメージしてみてください。もちろん、良い苗を選ぶことも重要。生育のおもわしくない苗や徒長した苗だと、どんなに大切に育ててもうまく成長してくれません。

ちなみに「徒長」とは、ひょろっと伸びてしまっていることで、枝と枝の間が空きすぎていることを指しています。

ガーデニング初心者だと分からない、「接ぎ木」

ホームセンターや園芸店に行くと、『接ぎ木』と明記されている苗も見かけます。ガーデニング初心者では、いまいちピンときませんよね。

【　初心者ガーデニング：接ぎ木　】

★　これは二種類の植物の特性を併せ持ったもの！

・　例えばおいしい実のたくさんなるトマトの穂木を、病気に強い台木につなぎ合わせると、おいしい実のたくさんなる「病気に強いトマト」になるのです。そんな接ぎ木の苗もおすすめ！

もちろん、育てたい植物の難易度も確認して選ぶことも大切です。開花や収穫の喜びを味わうためにも、最初は難易度の低い植物から育てることをおすすめします。

肥料入りの培養土

育てる花や野菜が決まったら、次は土。ホームセンターなどに行くと、いろいろな土が売られていて、どれを買ったらよいか迷ってしまいます。でも大丈夫！

【　初心者ガーデニング：土の選び方　】

★　初心者であれば、まずは『野菜用の培養土』や『花用の培養土』の肥料入りを選べば間違いありません。後は少しずつ勉強するのが得策！

また、鉢を使う場合には軽石（鉢底石）も準備しておくと安心です。「軽石」とは、鉢の底に敷く白い石のこと。ただし、地植えにするのであれば必要ありません。

【　プランターに軽石を置く　】

★　植物を植えるときに鉢などに直接培養土を入れてしまうと、水やりしたときにうまく排水できなくなってしまい、根腐れの元になる場合が！

・　そこで、軽石を２～３センチ敷くことにより、水はけがよくなるのです。植物を鉢などで育てる場合には必ず用意してください。

鉢（プランター）の選び方

鉢を選ぶ際には、素材や形、大きさなど目的や用途に合わせて選ぶ必要があります。

【　初心者ガーデニング：鉢を選ぶ　】

★　野菜用であれば、深さが３０～４０センチあれば、ほとんどの野菜を育てることができます。

・　また、支柱を必要とする植物を育てる際には、支柱ホルダーがついた鉢であれば支柱を立てやすいので初心者にはおすすめです。

肥料を購入する

ホームセンターの肥料売り場に行くと、山のように肥料が並んでいて、「どれにすればよいか全くわからない！」と戸惑うガーデニング初心者は多いもの。

【　初心者ガーデニング：肥料　】

★　肥料入りの培養土を用意していれば、追肥用の液体肥料を一つだけ購入してください。

・　野菜用や花用、どちらにも使えるものなどあります。両方とも育てるなら兼用タイプ…など、液体肥料は初心者でも選びやすいです。

殺虫剤や殺菌剤を準備する

【　初心者ガーデニング：殺虫剤・殺菌剤の注意点　】

★　病害虫対策の農薬を選ぶ際には、観賞用の花であればあまり気にする必要はないのですが、野菜に使うときには必ず人体に無害なものを！

・　『野菜用』と明記してあれば間違いありません。

病害虫の被害にあってからの対処でもよいとは思いますが、すぐに広がる病気もありますので、できれば被害にあう前に対策しておくことをおすすめします。

シャベルやジョウロ

シャベル（移植ゴテ）やジョウロはあると便利！大きさも様々ですので、使い勝手の良いお気に入りを選んでみてください。

【　初心者ガーデニング：シャベルの選び方　】

★　シャベルには剣先の広いものと細身のものとがあります。

・　広いものは、土を掘り返したり植物の植え付けをしたりと幅広く使えます。

・　細身の方は、鉢植えの物を植え替えたりするのに便利！

最後にジョウロの容量は、３～６リットルが一般的ですが、水やりの面積とご自身の腕力に相談して選ぶのが一般的。ちなみに、広いお庭でしたら散水ホースのほうが効率が良いかもしれません。散水パターンを手元で変えられるものが便利です。

いかがでしたでしょうか、ここでお話しした７つの準備が整っていれば、いよいよガーデニングが始められます！意外と簡単に始められると感じたのではないでしょうか。

他にもあったら便利なものは剪定ばさみ。用土の袋を切ったり、結束バンドを切ったり、植物の茎を切ったりと案外出番の多い道具！木質化した茎を切るのにも便利です。剪定バサミは、握り具合や重さを確かめてから購入するのがポイントです。

さらに身に着けるものとして、エプロンや日よけの帽子、ガーデニングシューズなどもあると、土で汚れることを気にせずに作業が出来ます。園芸用のグローブもあると意外と重宝するので、余裕があればぜひ揃えてみてください。

ネットで調べたり種の袋の説明書きを読みながら、楽しんで進めてください。自分が撒いた種から、芽がひょこっと出ているのを発見すると、きっと幸せな気持ちになれるはず。さぁ、あまり難しく考えずにガーデニングに挑戦してみましょう！

まとめ

初心者ガーデニング、最初の準備

・超初心者さんは、難易度の低い植物から育てる
・育てたい品種に合わせて、種か苗かを選ぶ
・接ぎ木された苗も育てやすい
・良い苗を選ぶことが成功のカギ
・野菜用や花用の肥料入り培養土が便利
・殺虫剤や殺菌剤は野菜作りなら「野菜作り用」を選ぶ
・殺虫剤や殺菌剤は、被害にあう前に準備する