初めてでも簡単☆ブーゲンビリアの育て方・植え方のコツ

初めてでも簡単☆ブーゲンビリアの育て方・植え方のコツ
ブーゲンビリアの育て方は、熱帯雨林を原産とする花であることから、育て方が難しいのではないかと思われがちです。けれども初めての方でも、ブーゲンビリアの育て方は案外簡単なのです。

霜が降りない地方であれば、戸外で冬越しさせるブーゲンビリアの育て方も可能!近年、温暖化してきている影響で、庭木として親しまれるようになってきました。

明るい花色で、南国をイメージさせる、もともとは中南米を原産とする熱帯性花木の人気の花。赤・ピンク・オレンジ・黄・白といった花色があり、鉢花や庭木のブーゲンビリアの育て方を楽しむ人々も多くいます。

またオシロイバナ科の植物で、イカダカズラという別名もあります。日に透けるとまるでカラフルな薄紙細工のように見える部分は、実は花びらではなく苞と呼ばれるものです。苞の内側にラッパ状の小花が咲いています。

今回はブーゲンビリアの育て方と植え方を、初心者でも失敗のないように分かりやすく解説しました。自生種だけでも14種ほどあるブーゲンビリアの育て方を知り、ご自宅で楽しんでみませんか?華やかな南国の花を咲かせて、庭を華やかにしてください。

よい苗を選ぼう

ブーゲンビリアの育て方を見ていく前に、まず苗の選び方を押さえておきます。毎年3月頃になると、ブーゲンビリアの鉢花が出回りはじめます。

【 ブーゲンビリアの育て方:よい苗を選ぶ 】

< ポイント >

・ 幹がしっかりとしていること。
・ 全体のバランスがよいものを選ぶこと。

などなどが、苗選びのポイントです。

霜の降らない暖かい地域であれば庭に植えることも可能ですが、そうでない地域では鉢植えで観賞することをおすすめします。吊るすことのできる鉢に植えると、枝が垂れて咲く美しい姿を楽しむことができます。

 

日当たりのよい場所で育てよう

ブーゲンビリアの育て方として最初に覚えておきたいのは、日当たりです。明るく日当たりのよい場所に鉢を置くようにします。鉢をじかに地面に置きっぱなしにすると、鉢底から根が張って動かしにくくなるので注意が必要です。

【 ブーゲンビリアの育て方:日当たり 】

< ポイント >

★ 夏の強い日差しには徐々に慣らす。

・ 日当たりを好むとはいえ、真夏の直射日光に急に当てた場合、葉焼けを起こすことがあります。

★ 冬は室内の日当たりのよい場所に置く。

・ 冬が近づいてきたら、霜が降りる前に室内に取り込んで、冬支度を始めることが、ブーゲンビリアの育て方のポイントです。

 

水の与え方を覚えよう

水やりの仕方も、ブーゲンビリアの育て方では大切なポイントです。つぼみがつきはじめた頃から花が咲いているまでの間は、たっぷりと水を与えます。土の表面が乾きはじめたら、鉢底から染み出してくる程度にたっぷり与えましょう。

【 ブーゲンビリアの育て方: 花が付きにくい場合 】

< ポイント >

★ 花が付きにくい場合は、葉がしおれるまで水を絶つ。

・ ブーゲンビリアは生育がよすぎると花がつきにくくなる傾向があります。もし花が付きにくい場合は、葉がしおれてくるくらいまで水を与えないようにすると花がつきやすくなります。

よく乾かした後は、たっぷり水を与えます花後は水やりを控えて乾かし気味に育ててください。

 

肥料のやり方を覚えよう

花がつきにくい原因の一つには、肥料の与え過ぎが考えられます。ブーゲンビリアの育て方のコツとして肥料は欠かせませんが、与え方を適切にしなければなりません。

【 ブーゲンビリアの育て方:肥料のやり方 】

★ 枝が伸びてくるにしたがって、徐々に肥料の量や回数を減らしていきます。

・ 枝の勢いを抑えるようなブーゲンビリアの育て方をした方が、花がつきやすくなります。

生育期には窒素分が控えめの緩効性肥料か、油かすと骨粉を混ぜて作った肥料を置肥することをおすすめします。冬の間は基本的に、肥料を与える必要はありません

 

冬越しの仕方を覚えよう

ブーゲンビリアの鉢植えは、室内で冬越しさせるようにします。

【 ブーゲンビリアの育て方:冬越し 】

★ 室温が最低で10℃以上を保つことができる環境が安心。

・ 室温が10℃以上なら、葉を落とすことなしに冬越しができます。もし葉が落ちてしまっても枯れることはありません。土の乾き具合に注意して冬越しします。

★ 室温が5℃以下になる場合。

・ 晩秋ぐらいまで戸外で寒さに慣らしてから取り込みます。

乾かし気味の育て方で、肥料も与えないようにしてください。

地植えで栽培できるのは霜の下りない地方で、最低気温が0℃を切らない場所のみです。原種のほか、パープルローブサンデリアナなどが比較的寒さに強い品種です。

 

鉢植えの木を剪定しよう

ブーゲンビリアの育て方では、剪定の作業も欠かすことができません。ブーゲンビリアの枝はどこで切っても萌芽します。いつ頃剪定するかによって、剪定してから花が開くまでの時期が変わってきます。

【 ブーゲンビリアの育て方:鉢植えの剪定 】

★ 鉢植えでは…

・ 新しい梢が伸びてきたら切り戻す、という作業を繰り返します。

10センチほど伸びてきたら2、3節残して節の少し上で切ります。最終の切り戻しに適している時期は、7月から8月くらいです。早すぎたり遅すぎたりしないようにするのも大切です。

 

庭植えの木を剪定しよう

暖かい地方で庭植えした場合の育て方です。それぞれの地域で気温が異なるため、ブーゲンビリアの枯れ込み具合も異なってきます。

【 ブーゲンビリアの育て方:庭上の剪定 】

★ 基本的には、冬枯れした部分だけを切り込みます。

・ 枝のほとんどを切り取る場合もあるでしょうし、枝先の部分だけという場合も出てきます。

庭植えでもスペースなどの都合で、鉢植えに準じた刈り込みづくりにすることも可能です。土質はあまり選びませんが、乾きやすい砂質土の方がむやみに伸びずに育てやすいです。

 

さて、本記事ではブーゲンビリアの育て方について、細かくお伝えしてきました。冬越しをはじめ、いくつかの点について気をつけてさえいれば、ブーゲンビリアの育て方は初めての方でも分かりやすいものです。

鮮やかな花色でご自宅を華やかに彩ってくれるブーゲンビリアは、南国を感じさせる人気の花の一つです。ぜひブーゲンビリアの花に癒されてください。

ブーゲンビリアの名前の由来は、フランス人で初めて世界周航を果たしたルイ・アントワーヌ・ド・ブーガンヴィルにちなんでいます。1768年にブラジルに立ち寄った際、発見された花。アーユルヴェーダでは、ブーゲンビリアの葉に含まれる成分が、糖尿病に効果があるとされています。

ブーゲンビリアの育て方の豆知識として、ブーゲンビリアはつる性の木と言うのは覚えておくと良いです。成長すると3メートルから5メートルにもなります。日当たりがよければ、水や肥料の少ないシビアな環境の方がむしろ元気に育つ植物です。

まとめ

初めての方も覚えておきたいブーゲンビリアの育て方

・幹がしっかりして全体のバランスが良い「よい苗」を選ぶ
・夏の日差しには徐々に慣らし、冬は室内の日当たり場へ
・つぼみから開花中は、水が染み出るほどにたっぷりと水やり
・枝が伸びるに従って、徐々に肥料の量や回数を減らす
・冬越しは、室温が10℃以上を保つことができる環境が安心
・鉢植えの剪定は新しい梢が伸びたら切り戻し、を繰り返す
・庭植えの剪定は、基本的には冬枯れ部分だけを切り込み


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