すずらんの花言葉が幸せを運んでくる7つの理由☆

すずらんの花言葉が幸せを運んでくる7つの理由☆
春の訪れを感じさせる香り高い純白の花、すずらん。葉が蘭に似ていて、花の形が鈴に似ていることからすずらんと名付けられました。とても可憐なお花ですが、すずらんはその姿に似つかわしくない毒を持っているお花です。

特に根の部分は毒性が強く、すずらんを生けた花瓶の水には注意してください。そしてすずらんを触った後は必ず手を洗うことも大切です。と、少し怖いお話をしてしまいましたが、見る分には何の問題もありません。

幸福な気分にさせてくれる香りと、愛らしい姿がその場を和ませてくれるお花。今では結婚式のブーケに使われることもあり、幸せを運んでくれる花として広く知られています。

すずらんが幸せの象徴として知られるようになったのは何故か。それにはいくつか理由があります。

そこで今日は、すずらんの花言葉が幸せを運んでくる秘密についてこっそりお話します。ではご覧ください。

 

すずらんの花言葉が幸せを運んでくる7つの理由☆

 

愛を贈る日

フランスには「すずらんの日」というものがあります。すずらんの日には愛する人や親しい人にすずらんを贈るのが習慣となっていて、贈られた人には幸福が訪れると言われています。

女性から男性に贈った場合は告白という意味に。この習慣は多くの国民から慕われていたシャルル9世が側近から幸せのシンボルとしてすずらんを贈られたことから始まりました。

この出来事にとても感動したシャルル9世はすずらんを贈られた5月1日を「すずらんの日」とし、一般にもその習慣が広まりました。「幸福が帰る」「幸福の再来」などの花言葉はこの習慣にちなんで付けられました。

誰かの幸せを願う思いが込められた、そんな習慣にかかせない幸せのお花なのです。

 

思いやりの心から咲く花

すずらんが幸福のシンボルとされているのにはある伝説も関係しています。森の守護神であるセント・レオナードが森の中で修業をしていた時、恐ろしい毒竜に襲われました。

3日3晩に渡る死闘の末、4日目で毒竜を倒すことができたもののセント・レオナードは瀕死の重傷を負ってしまいました。しかし不思議なことに体から流れ出る血を吸いこんだ地面からはいつのまにかすずらんが咲き乱れているのです。

それは森の精霊たちがセント・レオナードの姿に心を痛めたため。それからすずらんは癒しの花になり、平和や幸福を意味するようになりました。すずらんは相手を思いやる気持ちから育った花とも言えます。

 

純粋

ヨーロッパでは「聖母の涙」とも言われているすずらん。イエスが処刑された時に聖母マリアが流した涙がすずらんの花になったという伝説から由来しています。

聖母マリアは神に選ばれた穢れなき存在ということで「純粋」という花言葉になりました。どこか侵しがたい雰囲気を漂わせる清純さを思わせるすずらん。

近くに置いておくだけでこちらまで気持ちが清らかになるようなお花です。純粋でいるということは大人になるとなかなか難しいものですよね。それでも純粋であることは時に眩しさすら感じさせられるほどに魅力的。

すずらんと時間を共にすることで純粋さを取り戻せるような気分にさせてくれます。

 

意識しない美しさ

「聖なる香り」と言われるすずらんの香り。香水の原料として使われる麝香(ミュスク)にちなみ、別名ミュゲーとも言います。想いを寄せる相手にすずらんの香りを振り掛けると自分へなびいてくれると言い伝えがあります。

気品高く、透明感や清潔感を感じさせる香りはそっと心に寄り添うような優しさを感じさせます。そんな香りを嗅いでしまったら思わず気持ちが揺らいでしまうのも納得できる香りです。

美しさすら感じさせるすずらんの香りは「意識しない美しさ」の花言葉にもあるように、大事なのは見た目だけの美しさだけではないということも示しています。恋の成就にも効果的な幸せの香りです。

 

幸せな場の幸せな象徴

結婚式のブーケにもすずらんの姿を見るようになりました。最近ではキャサリン王妃がすずらんのブーケを使用したことから人気も高くなっています。

様々な花の中にさり気なく織り交ざったすずらんには「幸福が訪れる」という隠れたメッセージが込められています。主張しすぎない控え目な姿と幸せな花言葉の詰まったすずらんは、結婚式やお祝いの場にピッタリ。

派手になり過ぎないのですずらんだけのブーケでももちろん素敵です。更には髪飾りとして生花を使ったり、すずらんをモチーフにしたウエディングケーキなどにも用いられています。

可憐で華奢なすずらんがまるで妖精のように式を彩り、とても素敵です。幸せな場に相応しい幸福の象徴として選ばれてきたお花です。

 

希望

長い冬が終わり、明るい春が来た頃に花を咲かせるすずらん。その春の訪れの喜びを表して「希望」という花言葉が付けられています。
寒さ厳しい地域では春を告げる花、幸せの象徴として愛されています。

暗くマイナスなイメージの中にポッと小さな明かりを灯してくれるような真っ白なお花。少し落ち込んだ気分の時にすずらんの姿を見て希望を抱く人も少なくないのではないでしょうか。

小さくてもそのパワーはとても大きく、健気にも周囲を励ましてくれる様子は希望と言うに相応しいお花です。幸せと平和を願う全ての人の希望、それがすずらんです。

 

思いやる愛

すずらんの日の習慣から「愛の告白」という言葉も。日本では2月14日のバレンタインデーに女性から男性へ愛の告白をする習慣が一般的になっています。

一方、先述した通りフランスでは5月1日のすずらんの日にすずらんを贈ることで愛の告白をします。すずらんは幸福の象徴でもあるため、同時に相手の幸せも願う素敵な習慣です。

バレンタインデーの告白もいいですが、少し違った観点からすずらんの日に告白をするのも新鮮で印象に残るものになるのではないでしょうか。ただ一方的な愛の告白なのではなく、相手を思いやった告白の形としてとても愛を感じますよね。

お互いに幸せであることを願う素敵な言葉です。

 

さて、すずらんが運んでくる幸せの特徴は「思いやり」を忘れないこと。自分本位の愛ではなく控え目であること、相手の幸せを思う気持ちが大切だと教えてくれるお花でした。

誰かのための行いは必ず我が身に返ってくると信じたくなるものばかりでしたね。日々の日常の中で忘れてしまいがちなことを思い出させてくれるすずらん。

そんなすずらんを見て、気持ちを改めることが更なる幸せを運んでくれるきっかけになるのではないでしょうか。いつも清い心でいられるように、すずらんを近くに置いておくのもオススメです。

まとめ

すずらんの花言葉

・幸福を願い愛を贈る日
・幸せは思いやることから
・忘れがちな純粋さ
・美しさは無意識の中に
・選ばれてきた幸せの象徴
・健気な姿に見る希望
・思いやりを持って愛する


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