アイビーの育て方は決して難しくありません。誰でも1度は目にしたことのあるアイビー。観葉植物の中では特に親しみやすいポピュラーな品種ですよね。
基本的に丈夫なので、忙しくてこまめに面倒を見ることができなくてもしっかり育ちます。「観葉植物が欲しい!でも私にちゃんと育てられるのか心配…。」そんな方もアイビーの育て方のコツを知れば安心!
アイビーは単独で育てれば、ぐんぐん育って存在感を出しますし、アレンジメントの彩りに使うのも素敵。グリーンだけの寄せ植えも、オシャレな雰囲気でおすすめ!
置き場所にも困らず、部屋のアクセントにもなり、さらに丈夫なグリーンとなれば、育ててみたくなりますよね。そこで今回は、忙しい方・グリーン初心者の方でも安心できる、アイビーの育て方のポイントをお伝えします。
アイビーの育て方に挑戦☆
ズボラさんが押さえるコツ
アイビーの選び方
まず始めに大切なのがアイビーの選び方!これがアイビーの育て方で最初のポイント!今後、アイビーと長く付き合っていくためには欠かせない作業です。
【 アイビーの育て方☆選び方 】
★ 葉に適度なツヤと厚みがあるか、乾燥してカラカラに枯れた葉がないか、茎はしっかりしているか、この3点をまず確認!
・ そして茎についている葉が間延びしておらず、葉と葉の間隔の詰まったものがおすすめ。
苗ポットに入ったアイビーを購入するなら、ポットの底を見て、なるべく細根の多いものをチェック!この点をチェックしたら、あとは自分好みの色合いや模様のアイビーを選べばOKです。
アイビーを鉢へ植え替えるコツ
アイビーの育て方で、次に大切なのが鉢への植え替え。ポット苗から植え替える場合、苗底の根の状態を一番に見ます。
【 アイビーの育て方☆鉢への植え替え 】
★ 苗底から根がたくさんはみ出しているなら、苗よりもひとまわり大きめの鉢を用意。少し大きすぎるかな、と思うぐらいで大丈夫!
・ なぜ大きい鉢が良いのかというと、アイビーは成長の早い観葉植物なので、成長に伴ってすぐに根詰まりを起こしてしまうから。
苗の大きさとピッタリの鉢にしてしまうと、アイビーを植えて落ち着いた頃、あっという間に鉢の底から根がはみ出してしまうので、大き目の鉢を用意するのが、意外に大切なポイントです。
アイビーの置き場所
鉢に植え替えたら、次のポイントはアイビーの置き場所選び。アイビーの毎日の居場所になるので、ここはしっかり選びたいところ。まず、家の中で日光の当たる部屋・場所探し!
【 アイビーの育て方☆置き場所 】
★ 日光不足だと緑が薄くなったり、模様が淡くなることがあるので、ここは譲れないポイント。
・ そして、できれば日当たりだけでなく風通しの良い場所が理想です。
初夏から秋は外に出して日光を浴びさせてあげると、面白いように成長します。アイビーの育て方で太陽と風は、とても重要な役割が…。アイビーを置く棚や台がなければ、釣り鉢スタイルにして、ぶらさげてもいいかも知れません。
アイビーの水やりタイミング
アイビーの育て方の中でも、毎日気にかける作業となるのが水やり。これは季節・気温・湿度によって、必要な水の量が違うので、葉の様子と土の表面を見て判断します。
【 アイビーの育て方☆水やり 】
★ 春から秋までは、土の表面がサラサラした感じに乾いた時が、水やりのタイミング。鉢底から水か流れ出るまでたっぷりの水!
・ そしてその後、根腐れを防ぐために、決して受け皿に水が溜まったままにしないようにするのも大切。
また、真夏は一番暑い時間を避け、朝夕の涼しくなった時間に水やりを…。そうすれば、水が蒸発する時に葉を痛めてしまうことを防げます。冬の寒い時期は、土の表面が乾いてから数日置いた水やりでも大丈夫です。
伸びてしまったアイビーを整える
知らぬ間に驚くほど成長するアイビー、放って置くと見た目のバランスが崩れることがあります。なんとなく間延びした印象を受けるようになったら剪定のタイミングです。
【 アイビーの育て方☆剪定 】
★ アイビーの育て方の中でも剪定と聞くと難しく感じますが、鉢の縁からちょっと下に茎が垂れる程度に葉を切り戻すだけの作業でOK!
・ 余裕があれば、風通しが良くなるように、アイビーの根元の茎もカットしておけば管理はバッチリ!
アイビーの増やし方
あっという間に成長するアイビー、せっかくなら自分で増やしていろんな場所で楽しみたいですよね。アイビーを増やす方法は2通り。特に挿し木で増やす方法なら、とっても簡単!
【 アイビーの育て方☆挿し木で増やす 】
★ まず、なるべくしっかりした茎を選んで、8~10cmの長さでカット。この時、土に挿しやすいよう、下部の葉は切り落とし。
・ そして30分ぐらい水につけてから、優しく土に挿せばそれで完成!土は普通の培養土でもいいですし、挿し芽に適したバーミキュライトを使うのもおすすめ。
挿した木は半日陰に置き、土が乾かないように水やりをすれば、1か月ほどで新芽が出てきます。根っこがしっかり成長したら大きな鉢に植え替えればOK。これでいろんな場所でアイビーを楽しめます。
温度管理のポイント
アイビーの育て方の中には、温度の管理もありますが、そこまで厳密に温度を気にしなくても大丈夫なのが、アイビーの魅力のひとつ。
【 アイビーの育て方☆温度管理 】
★ 基本的に暑さにも寒さにも強いアイビー、冬には0℃から3℃あれば冬を越せるので、リビングに置いておけばほとんどのアイビーは冬越しが可能。
・ 真夏は直射日光を避けた場所に置けば、葉焼けを防ぐことができますが、もうひとつの注意として、エアコンの風が当たらない所に置くのも大事!
日本の一般的な家・部屋であれば、神経質にならなくても、ちゃんと育ってくれるアイビー、ズボラさんの強い味方と言えます。
いかがでしたでしょうか、アイビーの育て方は観葉植物の中でも易しい部類。マメじゃないから、ズボラだから、忙しいから、そんな理由で観葉植物と暮らすことを避けていた方にこそアイビーはおすすめ!
アイビーのように最小限のお世話でも元気に強く成長してくれるなら、観葉植物を育てることにチャレンジできそうな気がしてきます。
アイビーの種類は多種多様、グリーンの濃さ・模様の形・色、なんと世界中で500以上の種類があるとされている植物。部屋の雰囲気に合わせて選んでもいいですし、ひとめぼれしたアイビーを選んで飾っても楽しいはず!
アイビーをはじめとした観葉植物は陽の気で、運勢もアップするとか…。気に入った種類のアイビーとの暮らし、毎日成長を見て過ごして優雅な毎日を送っちゃいましょう!
まとめ
アイビーの育て方のポイント
・苗は葉のツヤ、茎の太さ、根の様子で選ぶ
・鉢は大きめを選ぶのがポイント
・アイビーは風と光のある場所で育てる
・土の表面の乾き加減で水やりを見極める
・アイビーの剪定は思い切ってカットする
・アイビーは挿し木でカンタンに増やせる
・温度の管理はおおらかでもOK