初心者でも育てやすい秋に咲く花、お勧め10選☆

初心者でも育てやすい秋に咲く花、お勧め10選☆
秋は紅葉のベストシーズンなので、あまり花のイメージは持てないかもしれません。でも、秋に咲く花は、意外にもたくさんあるんですよ。代表的なものはコスモスやヒガンバナ、キンモクセイなどで、これらの花を見ると秋を感じる人も多いと思います。

また、「秋の七草」というのもあります。ハギ、オバナ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウの七つです。これは、万葉集の歌人、山上憶良が「秋の七草」の歌を詠んで以来、日本の秋の花として定着しました。春の七草は、七草粥としてお正月明けの七日にいただくことで知られていますが、秋の七草は食べるのではなく、観賞するためのものです。風流ですよね。

芸術の秋に、美しい花を観て心豊かに過ごせればステキですね。秋に花を咲かけるためには、どんな準備をしたらよいのでしょう。これから、初心者でも育てやすい秋に咲く花の手入れ方法などをご紹介します。

 

初心者でも育てやすい
秋に咲く花、お勧め10選☆

 

 

秋の七草の代表格「ハギ」

マメ科のハギは秋の七草の代表格で、ハギを見ると秋を感じる方も多いと思います。ハギは万葉集でも詠まれ、日本全域に分布しています。

お花屋さんでハギの鉢植えを買ったら、しばらくはそのまま管理してください。落葉したら、植え替えをしてください。日当たりを好みますので、日光のあたる場所に植えて下さい。庭植えの場合は、植え替え後に十日間ほど水やりをすれば、あとは雨だけで育ちます。

水やりの手間がかからず肥料もほとんど不要で、初心者でも育てやすいですが、あまり日照りが続いた日には水をあげて下さいね。

 

 

手間がかからない「ヒガンバナ」

お彼岸の時期になると土手などで見かけるのが赤いヒガンバナです。別名はマンジュシャゲ。ヒガンバナ科の植物です。

群生していることも多く、遠くから見ると真っ赤に染まっているように見えて迫力がありますよね。日陰でも育つので、初心者でも育てやすい秋に咲く花です。

鉢植えで購入した場合には、水やりは土が乾いてから行ってくださいね。庭の場合には、雨だけで育ちます。白いお花が咲くシロバナマンジュシャゲもあります。紅白で植えると、縁起がよさそうなお庭になりますよ。

 

 

さまざまな品種が楽しめる「ガザニア」

キク科のガザニアは、春から秋にかけて長くお花を楽しめる植物です。形が勲章に似ているので、クンショウギクという別名もあります。

オレンジや黄色、ピンクなど華やかな花色のものが人気ですが、白いタイプもあり、色彩のバリエーションが豊富です。

水やりのポイントは、土が乾いてからあげること。蒸れに弱いので、葉も茂りすぎた場合には適度に刈り込んであげてください。また、花が咲き終わりましたら、摘み取ってあげると、たくさんお花を咲かせてくれますよ。

 

 

虫よけにもなる「ゼラニウム」

ヨーロッパの窓辺などに飾られることの多いゼラニウムはフウロソウ科の植物です。赤やピンク、オレンジなど明るい花色が多く、葉に斑が入っているタイプのものもあります。

初心者に育てやすい園芸品種で、お花屋さんで手軽に購入できます。ハーブなので香りが強めです。この香りが苦手な人がいるかもしれませんが、虫よけになるので庭に植えておくと安心です。

春から秋に咲く花ですが、真夏は咲きません。暑いときは半日陰で乾燥気味に育ててください。

 

 

切り花でもドライでも楽しめる「センニチコウ」

丸っこいお花の姿がかわいいセンニチコウはヒユ科の植物です。夏から秋に咲く花で、基本的に日当たりの良い場所で水をあげれば育ちます。

初心者には育てやすい最適のお花です。次々とお花を咲かせるので、花期は液肥を1週間から10日に一度はあげてください。センニチコウは花姿が愛らしいため、フラワーアレンジメントでよく使われています。

また、乾燥しても花色がほぼそのまま残るので、ドライフラワーにしても楽しめます。風通しの良い日陰に逆さにつるして乾燥させれば簡単にドライフラワーになりますよ。

 

 

長い間お花が咲く「サルスベリ」

サルスベリはミソハギ科の初秋に咲く花です。長い間花をつけているので、漢字では「百日紅」と書きます。

比較的丈夫で生育の良い植物なので、公園などでもよく植えられていますよね。初心者でも育てやすい花で、日光のよくあたる場所に植えておけば、きちんと花を咲かせてくれます。鉢植えで育てる場合は、土が乾いたら水をあげてください。庭植えなら、雨だけでも大丈夫ですが、日照りが続いたら水を与えるようにしましょう。開花中は、緩効性の化成肥料をあげてくださいね。

 

 

ハンギングで楽しめる「ナスタチウム」

赤や黄色など鮮やかな花色を楽しめるノウゼンハレン科のお花です。初夏から秋に咲く花で、ハーブとして利用されることもある植物です。

別名はキンレンカ、漢字で書くと「金蓮花」。花の色が鮮やかで、葉の形がハスに似ていることから、この名前が付きました。

初心者向けの植物で、育てるのは簡単です。乾燥を好む植物なので、水やりは土が乾いてから行いましょう。つる性で、つるを伸ばしながら花をつけていくので、ハンギングにして楽しむ人も多いですよ。

 

 

かなり長い間お花が咲く「アベリア」

アベリアはスイカズラ科の植物です。春から秋に咲く花で、かなり長い間お花を楽しむことができます。ピンクがかった白い釣鐘型のお花で、香りが強めなので、ハチなどが集まってきます。

初心者にも育てやすく、比較的丈夫なお花です。日当たりを好む植物ですから、できるだけ太陽の当たる場所に置いて育てて下さいね。鉢植えでもいいのですが、成長が良く、大きくなる植物ですので、できれば庭植えにしたほうがよいと思います。

花が終わったら剪定してください。そうすれば、新しい枝に花がつきますよ。

 

 

ベルベットのような質感が美しい「ケイトウ」

ケイトウはヒユ科の夏から秋に咲く花です。お盆やお彼岸の時期に咲いているので、お墓に供える方も多いと思います。小さな花がびっしり集まって花房となっています。花全体の形が鶏のトサカに似ているため、ケイトウ「鶏頭」となりました。

初心者向けの植物で、日当たりの良い場所で育てれば元気に成長してくれます。水やりは、土が乾いてからあげてください。最近は、さまざまな園芸品種が出回っています。玉ケイトウと呼ばれる品種は先端が槍のように尖っていて、オレンジなど鮮やかな花色できれいですよ。

 

 

 ラベンダーにも似た人気の花「ブルーサルビア」

ブルーサルビアはシソ科の多年草で、初夏から秋に咲く花です。花の色は青紫や白色で、草丈が50~80センチと高く、花壇に植えると、美しい花姿がとても映えます。

育て方は簡単で、日の当たる場所で管理し、水切れに気をつけて土が乾いたら水を上げて下さい。夏は暑さで花が付きにくい状態になります。また、寒さには弱いため、霜が降りる地域では冬に枯れてしまいますので注意してください。

青紫のブルーサルビアはラベンダーの姿に似ているので、人気があります。長い間、花がを楽しめますので、ぜひ育ててみてください。

 

 

初心者に育てやすい秋に咲く花、いかがでしたか。

聞いたこともないお花もあったかも知れませんが、今回ご紹介した植物は園芸店などで比較的手に入れやすいものと思いますよ。

また、ダリアやキキョウ、ツワブキなども秋に咲く花ですが、どちらかといえば中級者向けの植物ですので、まずは今回のお花から育ててみてくださいね。

お花屋さんでは、ベストシーズンよりも早めに鉢植えなどが出回るので、秋の花でも夏真っ盛りの時に店頭に並ぶこともあります。

季節感が薄らいでいる時代ですが、そんな時こそ秋の七草や、秋に咲く花に思いを寄せてみるのもよいかもしれませんね。

 

まとめ

初心者でも育てやすい秋に咲く花、お勧め10選☆

・秋の七草の代表格「ハギ」
・手間がかからない「ヒガンバナ」
・さまざまな品種が楽しめる「ガザニア」
・虫よけにもなる「ゼラニウム」
・切り花でもドライでも楽しめる「センニチコウ」
・長い間お花が咲く「サルスベリ」
・ハンギングで楽しめる「ナスタチウム」
・かなり長い間お花が咲く「アベリア」
・ベルベットのような質感が美しい「ケイトウ」
・ラベンダーにも似た人気の花「ブルーサルビア」


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