葵の花言葉が尊敬する人への贈り物にぴったりな7つの理由

葵の花言葉が尊敬する人への贈り物にぴったりな7つの理由

葵という漢字があります。アオイ科のフヨウ属・アオイ属に含まれる植物の総称と辞書にはあります。アオイ科は双子葉植物の科のひとつ。従来の分類では約75属、1500種から成り立ちます。

観賞用のハイビスカス、ムクゲ、フヨウ、タチアオイなどのほか、食用のオクラ、ワタやケナフなど繊維として利用されるものもあります。フヨウ属アオイ科にはアメリカフヨウ、サキシマフヨウ、酔芙蓉やブッソウゲ、風鈴仏桑華などがあります。

花径は6cm前後、色は赤や濃赤・ピンク・黄・白・紫・黒褐色で、南国の花としてよく知られるハイビスカスに代表されるように、薄いちりめんのような花弁を5枚持ちます。

鮮やかな花が人の背丈まで高く伸びた茎の上方に咲きます。今回はこの葵が尊敬する人への贈り物としてよく似合うという紹介です。

 

葵の花言葉が
尊敬する人への贈り物にぴったりな7つの理由

 

ムクゲの豪華な花を活けて招く

尊敬という花言葉を持つ木槿(むくげ)は、白、ピンク、赤など色も多く一重咲き、半八重咲き、八重咲きなど品種も多いです。夜明け前に咲き、夕方には散る一日花で、人の世の短い栄華に例えられることも多く、槿花(きんか)一朝の夢と表現されます。

俳句にもその儚さは詠まれ、道のべの 木槿は馬に くはれけり、松尾芭蕉やそれがしも 其の日暮らしぞ 花木槿、小林一茶などは有名です。

一日花は茶道では一期一会の趣を愛でるのにぴったりです、尊敬する人を招いたときに活けておきたいですね。

 

美しいあの人へ

芙蓉の花言葉は繊細な美。アオイ科の花は、朝咲いて、夜には萎んでしまう一日花というのは書きましたが、これも同じです。

けれども、それぞれの花が咲いては枯れてを繰り返すため花は絶えず咲き続け、栄華の象徴として貴族に愛されました。とても美しい花で、芙蓉の顔といえば美人を形容した言葉です。

繊細な美という花言葉の繊細は一日だけの儚さから取られています。また、枯れた姿も美しいため枯れ芙蓉と呼ばれ鑑賞されています、尊敬する美しいあの人への贈り物にぴったりです。

 

楊貴妃のような美しい花を愛でて

同じ芙蓉の中に、しとやかな恋人という花言葉を持つ酔芙蓉があります。酔芙蓉は早朝に開花したときには淡紅色で、夕方になるにつれその色を増します。

まるでお酒を飲んで、頬を紅らめるような様に、その名がつけられました。中国では、酔芙蓉を酒に酔って頬を染める楊貴姫の美しさに例えることもあります。

芙蓉の見ごろは夏ですが、酔芙蓉は9月頃、秋の入りまで鑑賞できます、秋の夜長、恋人への尊敬の念を込めて、酔芙蓉のように静かにしとやかに色づく気品に溢れるお酒を楽しんでみませんか。

 

徳川家に愛された葵紋

フタバアオイは、アオイの名がついていますが、アオイ科の植物ではありません。しかし、細やかな愛情という花言葉を持ち、徳川家の三葉葵の紋所の所以にもなっているため、紹介します。

5月に行われる京都の下鴨神社と上賀茂神社の葵祭にも登場するのでカモアオイの別名もあります。平安中期の本朝月令という本にも鴨祭の日、楓山の葵を頭に挿す。

当日早朝、松尾の社司らに挿頭の料をもたらしむとあります。時代背景に含蓄ある細やかな愛情を注いでくれた、あの人へいかがですか。

 

勇気を持って旅立ちます

ハイビスカスの花言葉は勇敢。南国のぎらぎらと照る太陽に向いて咲く様子から、この花言葉が生まれたといいます。古代信仰では、太陽は神聖なものと考えられていました。

ヒンズー教ではハイビスカスは神聖な神様の花。儀式のときには欠かせません。バリでも神に捧げられます。このハイビスカス、ハーブティーは一年通じて出回り、その水色も赤くきれいです。

ビタミンCに富み、疲労回復や美肌に効果的です。あなたのおかげで勇敢な気持ちになれた、それを伝えたかったら。このハーブティーがいいかもしれません。

 

咲いたときを思い描いて贈る

タチアオイの花言葉は大望、野心、豊かな実り、気高く威厳に満ちた美など尊敬する人に相応しい花です。梅雨頃から咲き始めるので、ツユアオイとも呼ばれます。属名のAlthaea(アルテア)は、ギリシア語の「altheo(なおす)」が語源です。

ハイビスカスがハーブとして扱われるように、昔からアオイ科が薬草として用いられてきたことに由来します。背が高くなるので支柱が必要ですが、性質はいたって頑健で、ほとんど手は掛かりません。一日花で生花は見つかりにくいので鉢植えで贈られるのが良いでしょう。

 

ハイビスカスの花が開くとき

最後にもう一度ハイビスカスに触れます、ハイビスカスにはあなたを信じますという花言葉もあります。沖縄では死者の幸福を祈り墓地に植栽したり、前述のヒンズー教やバリで神聖な花として信仰されるところから派生した花言葉とされています。

春、新しい門出を迎え、旅立つ大使抱く子供たちに親から贈ってみては。一人前となってご自身も誇り高い気持ちでしょうし、親の感慨も計り知れません。夏、大きな大輪の花に、あなたを信じるよ、尊敬の気持ちで送り出した親の大きな愛が花開くことでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。

アオイ科のさまざまな花が紡ぐ花言葉は尊敬するあの人への贈り物としてぴったりだということがわかってもらえたかと思います。

鉢植えやハーブティーのほかに、そのハーブで草木染にもできますし、ハーブでお菓子や、手作りのリキュールなども作れます。贈る形も工夫次第でまだまだ広がります。すくっと伸びた茎に大輪の花が咲く様は実に見事です。その花へ尊敬している人への気持ちを託してみませんか。

 

まとめ

葵の花言葉が尊敬する人への贈り物にぴったりな7つの理由

・ムクゲの豪華な花を活けて招く
・美しいあの人へ
・楊貴妃のような美しい花を愛でて
・徳川家に愛された葵紋
・勇気を持って旅立ちます
・咲いたときを思い描いて贈る
・ハイビスカスの花が開くとき


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