アロマセラピストになる為の5つのステップ


最近ではアロマが随分身近なものになり、アロマセラピストという仕事も癒しや美容の専門職というイメージで人気が出てきましたよね。柔軟剤、シャンプーなどの生活用品のパッケージにアロマやアロマオイル配合という言葉が書かれているのをよく見るようになっただけでなく、アロマオイル自体も手に入れやすくなりました。

アロマが私達の生活に親しみのあるものに変わってきたので、数多く存在するアロマオイルの知識を持ち、それを用いて人を癒すアロマセラピストも決して珍しい仕事ではなくなり、アロマセラピストの仕事に興味や憧れを持つ人も増えました。

しかし、アロマセラピストとして活躍する為にはアロマセラピストになる為の道のりを知っておく必要があります。そこで今回はアロマセラピストになる為のステップについてお伝えします。

資格取得を目指そう

実はアロマセラピストは国家資格の必要ない仕事。ですからアロマセラピストとして働くにあたって美容師や理容師のように特殊な免許が要らないだけでなく、資格をなにも保有していなくてもアロマセラピストを名乗ることが可能。

しかし、いくら資格や免許が不要といえどアロマの中には副作用があったり扱いに注意が必要なアロマも存在するため、誰かに施術するための確かな知識と経験がないと施術される側の人間は不安に思いますし、万が一のトラブルが起きないとも限らないので、知識の無いまま一人で店を構えるのは得策ではありません。

信頼されるアロマセラピストになるためには公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)の「アロマセラピスト」のようなアロマに関する基本知識と人体に関する知識、アロマやマッサージを人に施す際に必要な知識と技術を持っていることの証明になる民間資格の取得を目指すことをおすすめ。

民間資格とはいえ、取得しておけば自分がアロマやセラピストとしての知識や技術が正しく身についている証明になりますからリラクゼーションサロンへの就職や、独立開業時に自分が知識と技術のあるアロマセラピストだとアピールすることが可能。

このような民間資格の検定を実施している団体はAEAJに限らずアロマコーディネーター協会(JAA)やNARD JAPANなど複数あり、アロマセラピストに必要な上位資格を保持するためにはそれぞれの実施団体への入会が必要である他、それぞれ資格の内容や試験実地日、受験料など必要資金に細かな違いがあるので、まずはじっくりと比較検討して自分が魅力を感じた資格の取得を目標としましょう。

 

時間とお金に余裕があるならスクールへ

アロマセラピストとして働いていくのであれば、遅かれ早かれ民間資格は必要となります。そこで、資格の取得にどれだけ時間をかけれるかが次のステップのポイント。スクールに通う時間と資金があるのであれば資格取得の点でも、多くの知識を得られるという点でも団体認定スクールに通うのが最も確実な方法。

スクールにはプロから直接学べる豊富な講義や実習があり、疑問点もすぐに解決できるといった勉強に関するメリットだけでなく、同じ様にアロマセラピストを目指す仲間やアロマが好きな友人を作ることが出来る人間関係においてのメリットもあるのが魅力。

 

時間とお金を節約するなら通信講座で学ぼう

現在は妊娠中や子育て中、既に仕事に就いているなどの理由ですぐに働けない環境にいる場合や、出来るだけお金をかけずに資格取得したい場合は通信講座で無理せず余裕のある時に知識を身につけていく道もあります。

通信講座で学んだ場合でも、資格取得後に団体に入会することで、各団体が実施する研修や講座に参加しプロから直接学ぶことも出来るので、スクールに比べて効率は少々悪くなるものの一人でコツコツ学ぶことが得意な人は通信講座を選んでも資格取得やアロマセラピストになるという点では問題ありません。

 

最短コースはお店で働くこと

アロマセラピストとして信頼されるためには資格があると安心ですが、資格を取るためにはそれなりの時間と費用がかかります。とにかく早くアロマセラピストとして働きたいと思うのであれば、リラクゼーションサロンやエステサロンなど「未経験者歓迎」のサロンの求人に応募して雇ってもらうことが一番の近道。

中には働きながら資格取得可能な店舗やスクール同様独立開業を支援してくれる店舗もあり、雇用さえ決まれば効率良く資格を取得できる他、研修制度で実際にアロマセラピストとして働く上で必要になる知識や技術、接客において大切なマナーなども学べるので、最も効率よくアロマセラピストに必要な知識を得られます。

注意しなければいけないのは、店舗での施術メニューやマニュアルが決まっていてスクールや通信講座のように細かい知識が得られない可能性があることや、研修制度があるために雇ってもらったからといってすぐに一人前のアロマセラピストとして働けるわけではないということ。

以上の注意点を踏まえた上で資格実施団体の認定スクールに通うことにこだわりが無ければ、店舗に雇用してもらうことは効率よくアロマセラピストになれる道であると言えますよ。

 

優れたアロマセラピストになるために

最近では、アロマセラピーの人気に乗じてアロマに関する知識を趣味で学ぶ人が増えてきました。中には、アロマセラピストになるわけではないけれど、趣味としてアロマに関する検定を受ける人もいて、アロマに関する職に就いていたのかと思うほどアロマに詳しい人もいるほど。

アロマの上位資格を取得したり、アロマセラピストとして働くことになった後も常に知識を身につける努力をしなければいけません。また、アロマセラピストは法律上マッサージ行為ができない為、エステサロンなどでは「アロマトリートメント」という名目で施術をします。将来独立を目標としていて、アロマを用いたマッサージをしたいのであれば、「あん摩マッサージ指圧師」の国家資格を取得する必要があります。

 

このようにアロマセラピストになる道のりは一つに限らず、努力さえすればなれる可能性が高い職業です。どの道にもそれぞれのメリットとデメリットがありますから、自分の性格や環境に合わせて一番良いと思える道を選びましょう。

アロマセラピストになった後の勉学を怠ると質の高いアロマセラピストにはなれませんから、常に向上心を持ってアロマに関する知識の取得や技術の向上に努めて下さい。もちろん、自身がアロマの魅力を理解して楽しむことができないとお客さんを癒やすことはできないので、自分自身がアロマを楽しむことも忘れずに。

ストレス社会に癒しをもたらすアロマセラピストの仕事はただアロマを用いてトリートメントするのではなく、その人に合ったアロマトリートメントを施し、アロマの素晴らしさを伝えることが大切。自分が人を癒やし、アロマの良さを伝えたいという強い気持ちを持って、信頼・感謝される素敵なアロマセラピストを目指してみてはいかがでしょうか。

まとめ

アロマセラピストになるための道のりとは

・アロマの民間資格の取得を目指す
・着実に知識と技術を身に着けたいのであれば団体認定スクールへ
・マイペースに学ぶなら通信講座で学び、団体の研修や講座に参加する
・店舗に雇用してもらい、働きながらアロマセラピストを目指す
・資格取得後も常に知識と技術を身につける努力をする


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