サボテンを育てるなら☆押さえておきたい手入れの基本

サボテンを育てるなら☆押さえておきたい手入れの基本
サボテンは、インテリア雑貨の売り場や100円ショップなどでもよく見かけますよね。手のひらに載るような小さな鉢に入ったものや、おしゃれなガラスの器に入ったものなど、見ているだけで可愛らしく、つい欲しくなってしまいます。

値段も手ごろですし、サボテンは花の鉢植えと違い管理がカンタンなのが特徴的。そのため育てやすそうなのも人気の理由ですが、案外「しばらくすると枯れてしまった!」という体験談も多いのです。これはサボテンの育て方や手入れを知らないことが原因。

実は、サボテンの栽培には簡単そうに見えて押さえておきたいポイントがいくつかある、ということ。せっかく買ったサボテンですから、出来れば大きく育てて花が付く品種なら、ぜひお花まで咲かせてみたいですよね。

そこで今回は、サボテンの育て方について、その特徴と押えるべきポイントなどの手入れの基本をお伝えします。

 

サボテンを育てるなら☆
押さえておきたい手入れの基本

 

市販のサボテンが枯れてしまう一番の理由

インテリア用に購入したサボテンが、すぐに枯れてしまうのは、底に穴のない鉢や容器に入っていることがおもな理由!こうした容器では、底に水が溜まり湿気がこもってしまって、サボテンが根腐れを起こしてしまうのです。

【 サボテンを育てるコツ、その1 】

★ サボテンを購入したら、鉢底に穴が開いている鉢に植え替え、水はけを良くしてください。

・ 100円ショップなどで販売している鉢植えサボテンには、飛散しないように土を人工的に固めているものもあります。サボテンも生きている植物なので、これでは養分も水分も吸い上げづらく枯れる原因!

購入したら、水を入れたバケツなどに鉢を丸ごと浸して、土をやわらかくして取り除き、適した土に植え替えることが大事です。

 

適した土と鉢はどんなもの?

栽培の中級者になると、自分で土を配合することもありますが、手軽なのは配合済みの「サボテン用の土」を使うこと。お花や野菜用の土は保水力が高く、サボテンには向きません。

【 サボテンを育てるコツ、その2 】

★ 植え替えは春か秋の暖かい日に行います。

・ その方法は、まず鉢の底穴にネットを敷き、水はけを良くするために小石を少し入れれば大丈夫。

このとき、鉢は購入時よりも、ひと回り大き目のものを選ぶ事もポイントです。その上に少し湿らせた土を入れてサボテンを植え付け、鉢を軽くトントンと平らな場所に打ち付け、入れた土を落ち着かせればOK!

【 サボテンを育てるコツ、その3 】

★ 植え替え後、

・ 土を押さえないこと
・ 直ぐに水やりはしないこと

水やりは1週間ほど経ってから十分にします。

 

日当たりも大切

手入れが要らないイメージのサボテンですが、陽の光は必要。日当たりのいい窓際などに置いて育てます。しかし、真夏の強い日差しには弱く、直射日光を当てると葉が日焼けを起こして傷んでしまうのが、難しいところです。

【 サボテンを育てるコツ、その4 】

★ レースのカーテンをかけるなど、間接的に日光があたるようにしてください。

・ インテリアにいいサボテンですが、花が咲く種類の場合は夜間も電気が点いている明るい室内だと、なかなか花が咲かない原因に。

夜間は暗い場所に置くようにして、サボテンの生体リズムを整えてあげると、花も咲きやすくなります。

また、ベランダに置く場合は、コンクリートの上に直接置くと、強い光の照り返しを受けて枯れてしまうことがあるので、棚の上に置いたり、コンクリートの上に人工芝などを敷いて、その上に鉢を置いて、照り返しを防いでください。

 

成長に合わせた適度な水やり

水がない砂漠でも元気に育つサボテン。乾燥に強い植物であり、湿気を嫌うので毎日の水やりは不要ですが、やはり適度な水やりは必要です。

【 サボテンを育てるコツ、その5 】

★ 他の植物では、土の表面が乾いたら水をあげるのが一般的ですが、サボテンでは土の内部まで乾いてから、たっぷりの水を鉢底から抜けるほどの量あげる、というやり方が正解!

もうひとつ、成長期の春・秋には、2週に一度夏と冬はひと月に一度で十分!と言うことも意識して水やりをしてください。さらに、肥料は基本的には必要ありません。もし、大きく育てたいなら、成長期のみ液肥を与えてはいかがでしょうか。

 

風通し良く、湿気のない場所

高い気温に強いサボテンは、40度くらいまでは大丈夫と言われていますが、ジメジメして湿度も高い熱帯夜は苦手!もともとサボテンは、昼間は暑くても夜は涼しい砂漠で育つ植物なので、湿気の多いところでは健康に育ちません。

【 サボテンを育てるコツ、その7 】

★ 夏など暑い時期には、日中はベランダなどの風通しの良い場所に置き、蒸し暑い夜は湿度の低い室内に入れるなどの工夫が必要です。

屋内でも、なるべく風の通るようなところに置くことで、サボテンが苦手な湿気対策をしてあげれば、まずは元気に育ってくれます。

 

いかがでしたでしょうか、押さえておきたいサボテンの基本的な育て方をお伝えしました。普通の草花とは違うサボテンの一番の特徴は、トゲが生えているという見た目のユニークさ。

このトゲは葉が変化したもので、強い日差しを散乱させて自分の表面温度を下げたり、空気中の水分を吸収する役割もあるとか。サボテンは世界中に5000種以上もあると言われていて、トゲの無いものもありますし、可愛い花を咲かせる品種もあります。

ただ、販売されているミニサボテンは小さな品種なのではなく、小さな鉢に入っているためにそれ以上成長していない、というもの。つまり、適した大きさの鉢に植え替えて手入れをしてあげると、大きく立派に育てることもできるのです。

形も大きさもいろいろで、不思議な魅力のあるサボテン。本記事をきっかけに、育ててサボテンの世界を楽しみましょう!

 

まとめ

サボテンの育て方のコツとは

・サボテンが蒸れないよう、植え替えをする
・市販の「サボテン用の土」を使用する
・植え替え後1週間ほど経ってから水をあげる
・間接的に日が当たる環境で日光浴をさせる
・土の内部までしっかり乾いたら、水やりをする
・風通し良く、蒸し暑い夜は室内に入れる


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