ゴーヤの育て方は簡単で、「沖縄の野菜」と言うイメージが強いものの、最近では「緑のカーテン」として、首都圏をはじめ、あらゆる地域で夏に栽培されています。夏の暑さを凌ぐことも目的としているため、日頃園芸に慣れ親しんでいない人々も挑戦し、成功している点も魅力です。
実はマンションでも多く栽培されているゴーヤ。プランター栽培も多いです。本来は熱帯地方で栽培される植物であるため、暑いほど元気にたくましく成長します。現在は「ゴーヤ」で知られていますが、その他「にがうり」や「レイシ」などとも呼ばれている植物です。
今回はそんなゴーヤの育て方のなかでも、手軽なプランター栽培に焦点を絞り、その手順とポイントを解説します。初心者へ向けて説明しているので、できる限り分かりやすく、より手軽なゴーヤの育て方をご提案しています。
本記事を参考に、夏はゴーヤの緑のカーテンで夏を凌ぎ、ゴーヤ料理で夏バテを克服して下さい!
ゴーヤの育て方☆
緑のカーテンを楽しみ収穫!7つの手順
ゴーヤの育て方:土のお話
ゴーヤの育て方では、排水がスムーズになるようなプランターの環境作りが大切です。
【 ゴーヤの育て方:プランターの環境作り 】
・ プランターの底面には、石を敷いて排水性、通気性を良くする。
・ プランターの土は、通気性の良い培養土を選ぶ。
・ 酸性の土の場合には、石灰などを混ぜる。
ガーデニング初心者の場合には、いろいろと配合するのは難しいかもしれません。ホームセンターの専用の土、特に夏野菜専用の土などには「キューリ・ゴーヤ専用の培養土」などもありますので、おすすめです。
ゴーヤの育て方:種の準備
ゴーヤの育て方の第一歩として、種の準備があります。種を植える前の日から、水を張った容器に種を浮かべておく必要があるからです。
【 ゴーヤの育て方:種の準備 】
① 購入したゴーヤの種は、水を張って一晩漬けておきます。
② 翌日、良い種は底に落ちています。浮くほど軽い種は除去して下さい。
なかには種の尖った方の先を切り取り、水に漬けて数日待つ人もいます。この手順をたどれば、種撒き前に根を生やしてくれます。
ゴーヤの育て方:種蒔き
プランターでのゴーヤの育て方は、種蒔き時の種の間隔は、20cmが目安です。土の準備の項で準備したプランターは約1週間ほど置くと、より丁寧です。
【 ゴーヤの育て方:種蒔き 】
① プランターの土は、約1cmほどの深さで、種蒔き用の穴をあけます。
② ひとつの穴に2つの種でOK!
③ 後は土をかぶせるだけ!
ゴーヤの育て方は野菜のなかでは簡単で、夏のカーテンとしても食卓にも並べて張り合いがあり、最もおすすめです。種蒔きを終えたら、たっぷりと水やりです。
ゴーヤの育て方:水やりの注意点
ゴーヤの育て方のポイントのひとつとなるのが、水やりです。土の項でもお伝えしたように、ゴーヤは湿気に弱いため、特に水をあげすぎない配慮が必要です。
【 ゴーヤの育て方:水やりの注意点 】
★ 基本的には、土の乾燥が目立つ時にのみ、水をあげます。
・ 種植えの後には、定着させるために水をたっぷり与えます。プランターから水が流れ出る位を目安にあげて下さい。苗からプランターで育てる場合も、苗植え後だけは、水をたっぷり、です。
ゴーヤの育て方:苗から育てる
ゴーヤの育て方では種から育てても、種を植えてから1週間も経てば芽が出始め、芽が出るとどんどん育つため、種から育てる家庭も多いです。けれども初心者で不安があれば、苗もホームセンターなどで見つけることが出来ます。
【 ゴーヤの育て方:苗の植え付け 】
★ 初心者から挑戦する場合には、「接ぎ木苗」がおすすめです。
・ 「接ぎ木苗」とは、より丈夫に病気の心配も少なく育てられるよう、強い根を持つ品種に、葉の部分を接いだ苗を差しています。
通常の苗の場合では、まず品種がハッキリとしていることや、節が詰まっている、葉が生き生きと健康なものがポイントです。病気のチェックも忘れずに行って選びます。
ゴーヤの育て方:ツタの誘導
ゴーヤで緑のカーテンを作るなら、「ツルが伸びてきたな~」と言う時期にネットを張って、ゴーヤのツルをネットに絡ませる必要があります。放置していても伸びますが、ツルを誘導して整理することで、見た目にもキレイに、そして日光の当たりも均一で生育も良くなります。
【 ゴーヤの育て方:ツタの誘導 】
★ ゴーヤのツタが伸び始めたら、プランターの外側から窓に向かって斜めにネットを張ります。
・ ネットに絡んで伸びて欲しい方向に、テープ(園芸用)や紐などでツルを固定します。
ゴーヤの育て方:いよいよ収穫!
種を撒いてから、約2ヶ月半、苗ならば2ヶ月とちょっとで収穫の時期を迎えます。5月頃を目安に種蒔きや苗の植え付けを行い、8月の真夏時期に収穫をするイメージです。
【 ゴーヤの育て方:収穫! 】
★ ゴーヤのイボイボが膨らみ出したら収穫時期です。黄色くなる前に収穫します。
・ 「大きなゴーヤが出来ない!」と毎年悩んでいるならば、それは受粉に問題があります。人工的に受粉させてあげるのも、ひとつの方法です。
いかがでしたでしょうか。収穫できて食卓に美味しく、健康な食事が実現するだけではなく、天然の緑のカーテンとして、夏の暑さを凌ぐ役割も果たす、ゴーヤの育て方をお伝えしました。ゴーヤは多くの野菜のなかでも育てやすい部類のものですので、緑のカーテンをきっかけに、ぜひ初心者でも挑戦して欲しい植物です。
ゴーヤは少し苦い味が特徴の、沖縄の特産物として有名な野菜。沖縄では豆腐や卵、豚肉とゴーヤのスライスで炒めた「ゴーヤチャンプルー」が人気です。思いの他、実がなる植物ですので、どんどん収穫できるかもしれません。
反対に放置していると、他のゴーヤに栄養が行き届かなかったり、黄色く枯れだして、美味しさも栄養も半減してしまいます。ゴーヤのイボイボが膨らみ、鮮やかな緑になったら、その都度収穫を楽しんで下さい。
ゴーヤの育て方を覚えて、緑のカーテンに食卓に健康に!ゴーヤを使いこなして下さい!
まとめ
ゴーヤの緑のカーテンを楽しむ!初心者のための育て方手順
・プランターでのゴーヤ栽培では、水はけと風通しの良い土環境を
・一晩水に漬けて、沈んだ種を!尖った方を少し切って水で根を出しても
・種は20cm間隔で植える。一穴に2つの種を入れて土をかぶせる
・種を植えたら水をあげて定着を!普段は乾燥したら水やり、が基本
・初心者がゴーヤの苗から育てるなら、「接ぎ木苗」がおすすめ!
・緑のカーテンにするなら、プランターにネットを張り、誘導を
・8月、種蒔きから2ヵ月半ほどでイボイボが膨らんだら、収穫を