ゴーヤの緑のカーテン☆ベランダでも成功する手順とは

ゴーヤの緑のカーテン☆ベランダでも成功する手順とは
ゴーヤは近年人気のグリーンカーテンで、定番の植物として人気ですよね。温暖化対策として有名になり、今ではすっかりおなじみとなったグリーンカーテン

そのなかでもゴーヤは、丈夫で比較的世話が手軽なので、園芸初心者さんにおススメの種類ですが、グリーンカーテンに使われるヘチマやアサガオなどの他の植物と比べて特に魅力的なのは、なんといっても実を収穫して食べられるところ!

エコにもなり、家計にも優しいゴーヤのグリーンカーテンはいいことづくし。でも、始めてみたいと思いながら、自宅にはベランダしかないし、地植えじゃないとうまくいかないんじゃ…、などと不安が多く挑戦できなかった方も多いのではないでしょうか。

そんな園芸初心者さんでも、いくつかのポイントを押さえれば、ベランダで簡単にゴーヤのグリーンカーテンは楽しめちゃうとなれば、ぜひ挑戦したいですよね。

そこで今回は、ベランダでも失敗しない、ゴーヤのグリーンカーテンのつくり方のポイントをお伝えします。

 

ゴーヤの緑のカーテン☆
ベランダでも成功する手順とは

 

ゴーヤ作りの準備

ゴーヤは種も苗も流通しやすい植物なので、育てる時には種まきから行う場合と苗を買う場合にわかれます。今回は、失敗が少ない苗を買ってくる場合を前提にお伝えします。まず準備するものは、以下の通り。

【 ゴーヤ作り:準備 】

・ゴーヤの苗(プランター1つに対し1~2株)
プランター(高さ30cm×横60cm以上の大きめのもの)
・支柱
・培養土、又は野菜用の土(30L)
・堆肥(30L)
・石灰(10kg)
鉢底石
・ネット(つる性植物用)
ブルーシート

…いずれも、園芸店やホームセンターの他、通販でも簡単に入手できます。

手順その1☆土づくり編

始めに行うのが土づくり。意外に思われるかもしれませんが、この作業がその後の成長のカギになります。

【 ゴーヤ作り:土作り 】

★ まず雨の当たらない場所にブルーシートを広げ、その上で培養土30kg、堆肥10kg、石灰400gをよく混ぜます。

・ これを2週間ほど熟成させれば、ゴーヤ作りに適したよい土の完成!簡単な作業ですが、ゴーヤの成長を左右する重要な手順なので、熟成の時間もお忘れなく。

苗植えの時期は5月上旬から中旬がよいとされていますので、土づくりは最低でも4月下旬のGW前までには済ませておくと、その後の段取りがスムーズに進みます。

 

手順その2☆苗植え編

土が用意できたら、いよいよ苗植えです。苗植えの時期は、さきほども書きましたが5月の上旬~中旬ごろ。ゴーヤの苗は4月中旬ごろから市場に出回るので、なるべく丈夫で病気になりにくい品種を選んで購入するのがポイント!

苗植えの手順は簡単です。

【 ゴーヤ作り:苗植え 】

★ まず、プランターの底に鉢底石を3cmほど敷き、熟成させた土を入れます。

・ 次に、土に深さ40cm程度の穴をあけてポッドから取り出した苗を置き、土をかぶせてなじませます。

一つのプランターに植える苗は1~2株程度を目安にして、十分な間隔をあけるようにしてください。

 

手順その3☆ネット張り編

グリーンカーテン作りで欠かせないのが、ネット張り。まず、ネットをグリーンカーテンを広げたい範囲に張りつけます。ベランダの場合、物干し用のフックなどを利用すると人出が少なくても簡単に設置できます。

【 ゴーヤ作り:支柱立て 】

★ ネットが設置できたら次は支柱を立てます。支柱は、ネットの上下左右の端に1本ずつの計4本設置。

・ ネットの網目に交互にくぐらせていき、苗を植えたプランターの両端に差し込んだ縦の支柱に、横の支柱を金具やビニールタイなどでしっかり留めれば完成!

植えたゴーヤの苗が20~30cmほどの高さまで成長したら、つるの先をネットに絡めてあげてください。

 

手順その4☆摘心編

ゴーヤのつるが1mほどまで伸び、本葉が7~8枚程度になったら、いよいよ摘心(てきしん)の時期。摘心、と聞いてもピンとこない方も多いかもしれませんが、実はこれがグリーンカーテンを成功させるための最も重要な作業なんです!

【 ゴーヤ作り:摘心 】

★ 摘心とは、新しく出てきた芽を摘み取ること。新芽は全部育ててあげたくなるのが親心ですが、こうして新芽を摘んであげることが大切!

・ 植物が上だけに細長く伸びてしまうのを防ぎ、横にも幅広く茂るようにすることができるのです。

グリーンカーテン用に植えたのに、ひょろひょろ伸びてしまって全然光を遮らなかった!といった失敗は、この摘心を省いてしまったことによるもの。摘心をすることで花や実のつきもよくなりますので、育てた後の楽しみも増えます。

 

手順その5☆水やり編

苗植えから収穫までずっと行わなければいけないのが、水やりです。ゴーヤは暑さには強い植物なので気温が高くても問題なく育ちますが、水やりだけは欠かせません。

【 ゴーヤ作り:水やり 】

★ 水やりの回数の目安は、1日1回。気温が上がる前の早朝に、プランターの底から水が流れるくらいたっぷり行います。

・ 本格的な夏になり気温が上がってきたら、早朝の水やりに加えて日の沈む夕方にもたっぷり水をあげるようにしてください。

気温の高い日中に水やりをしてしまうと、土の中が高温になりすぎて根が痛んでしまうので、時間帯には気を付けることも大切!成長が悪いようであれば、2週間に1度程度、液体肥料もあげると効果的です。

 

いかがでしたでしょうか、ゴーヤのグリーンカーテンは上手に作るのは一見難しく感じるかもしれません。でも土づくりや摘心など、いくつかのポイントさえ知ってしまえば簡単に成功できることがわかりました。

いくらグリーンカーテン用とはいっても、ゴーヤは野菜だし、なんとなく地植えでなければいけないようなイメージを持っていたという方も、プランターに植えてベランダで育てるのが、意外なほど簡単だと思われたのではないでしょうか。

さらに、今回お伝えしたポイントはゴーヤだけでなく、他の植物でグリーンカーテンを作る際にも共通しています。

今年ゴーヤで素敵なグリーンカーテンが出来たら、来年はこのポイントを応用して違う植物を育ててみても楽しいもの。今後もグリーンカーテンで、自宅のベランダを都会のオアシスにしてしまいましょう!

まとめ

ベランダでゴーヤの緑のカーテンを作る手順

・土づくりをしっかり行う
・苗は5月上旬から中旬に植える
・支柱を使ってネットをしっかり張る
・摘心を行う
・1日1回早朝に水やりを欠かさない


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