ミニトマトの育て方☆上級者向け、美味しい実がなるコツ

ミニトマトの育て方☆上級者向け、美味しい実がなるコツ
ミニトマトの育て方をちょっとグレードアップして、美味しく育てることができたら素敵ですよね。ミニトマトは簡単に収穫することができるため、家庭菜園が初めての方にも人気の野菜!

しかし実をつけるのは簡単な反面、ミニトマトは育て方によって味が大きく前後し、いかに甘く美味しく育てるかが、醍醐味の野菜でもあります。

「せっかく実をつけたけど、食べてみると味がイマイチ…。」という経験をされたことがある方も、多いのではないでしょうか。でもせっかくなら、できるだけ美味しいミニトマトの育て方をマスターして、収穫しましょう。

そこで今回は、ミニトマトの育て方でも少し踏み込んで、より美味しい実がなる育て方のコツをお伝えします。この機会に、少し上級者向けの美味しい実をつける方法に、ぜひチャレンジしてみてください。

 

ミニトマトの育て方☆
上級者向け、美味しい実がなるコツ

 

ミニトマトの基本情報

まずはじめにミニトマトの基本情報をおさらいしていきます。トマトは南アメリカ原産のナス科の植物。

【 ミニトマトの育て方☆適温 】

★ 栽培する際の適温は20~25℃。一方、30℃以上になると実がつきにくくなるので注意が必要です。

・ そんなミニトマトの種植え時期は3月頃。苗の植え付け時期は5月頃

苗の植え付けから大体2か月ほどで収穫できるようになり、9月の初めごろまで収穫を楽しむことができます。

 

ミニトマトの土作りと肥料

ではここから早速、美味しいミニトマトの育て方のコツをお伝えします。まず初めにお伝えするのは土作りのコツ。ミニトマトの実つきは土の中に含まれる栄養素の比率や量で大きく変わってきます。

【 ミニトマトの育て方☆土作り 】

★ ミニトマトの栽培に必要な栄養は窒素、リン、カルシウムの3つ。この栄養素が多すぎたり、少なすぎたりすると、実の形が変わったり、綺麗なものが実らなかったり…。

・ いくつか例を挙げると、窒素の肥料が多すぎると、茎が育ちすぎて縦に割れてしまったり、リンが多すぎると葉が所々枯れてしまったりします。これらの症状が出たら、与える肥料の比率を少しずつ調整してください。

ちなみに、最近だとズバリ「トマトの土」という、トマト専用に配合された土がホームセンターなどに売っているので、プランター栽培の場合はこちらを使うのもおすすめです。

 

水やりのコツと雨除けの設置

続いて、お伝えするのは水やりのコツ。ミニトマトは与えた水分量によって味が大きく変化する野菜です。

【 ミニトマトの育て方☆水やり 】

★ 水分が多いと薄く水っぽい味のミニトマトに育ち、逆に少ない水分で育てると味の濃い甘いトマトに育ちます。

・ なので、美味しいミニトマトを育てたい場合は乾燥気味に育てるのはおすすめ!

けれど、この水分量の調整がとっても難しい!少ない方が良いからと言って、水を与えすぎないと、当然実がならず苗が枯れてしまいます。必要な時に適切な量を与えるのが重要なのですが、この適切な量というのも、苗の成長度合いによって異なるのが難点。

【 ミニトマトの育て方☆水やりの例 】

★ 例えば、育て始めの苗はあまり水を必要とせず、梅雨の時期などはほとんど水やりを必要としません。

・ しかし、苗がひし形の実をつけ始めると、今度は一転。多くの水を必要とします。

また、この水分量は当然、降った雨の量でも変化。雨に多く当たるとその分味が薄くなってしまうので、乾燥気味に育てたい場合は、雨除けを設置するのがおすすめです。

 

ミニトマトの支柱立て

また、美味しいミニトマトの育て方なら、支柱を設置すると便利!管理がしやすいので、ぜひ支柱を立ててみてください。

【 ミニトマトの育て方☆支柱立て 】

★ 支柱立てを行う時期は、苗を植えてから大体2~3週間後くらい。蕾のなっている方向と、反対側に支柱を立てていきます。

・ 縛る時にあまりきつく縛ってしまうと、その後の成長を妨げてしまう点も注意!紐と枝の間に隙間ができる様、8の字に結ぶのがポイントです。

 

余分なわき芽などを取って枝を整理

そうして、育てていくとトマトは成長力が旺盛なため、どんどんと葉をつけて大きく成長。けれど、美味しミニトマトの育て方では、あまり葉や枝が育ちすぎるのも好ましくありません。

美味しいミニトマトを作る上で何よりも大切なのは、栄養をできるだけ多く実に集中させること!

【 ミニトマトの育て方☆わき芽や枝を整理 】

★ そのため、他の余分な枝や葉っぱは全部切っちゃってください。

・ 特にトマトは枝の間から「わき芽」という小さな芽が次々と顔を出しますが、このわき芽も全部取っちゃってOK!

同じ要領で実が育ってきてからは、初めにできた蕾だけを残し、残りの余分な蕾は全部取り除いて、摘果を行います。

 

トマトの収穫準備

そうして、育てていき実が赤く熟してきたらいよいよ収穫!けれど、この収穫時期にもいくつかの育て方の注意点があります。特に注意しなけらばならないのが、水やり

【 ミニトマトの育て方☆収穫準備 】

★ 水やりの項目で少しお伝えしましたが、トマトはとても水分に敏感な野菜。特にトマトの実は、急に大量の水を与えると割れてしまう性質があるのです。

・ この時期の水やりは一度に大量の水は与えず、少しづつ与えるのがポイント!

勿論、これは雨に当たっても同じことが起こります。トマトの実は雨に当たると割れてしまう危険は否めません。なので、収穫は雨が降る前に行うのがおすすめです。

 

いかがでしたでしょうか、ここまでトマトの美味しい育て方をお伝えしてきました。かなり難しい内容だったのではないでしょうか。

特に肥料の配合は、いきなり挑戦するにはハードルが高いもの…。ちょっとづつ長い目で試行錯誤していくのがおすすめ!また、水やりもそこまで神経質になる必要はなく、苗の状態を見ながら、臨機応変にちょっとづつ試行錯誤していくのがポイントです。

ミニトマトは育てやすい野菜の代表格。今回お伝えしたミニトマトの育て方のテクニックは、どれも必ずしも栽培に必要なものではありません。まず枯れる心配はないので、「ちょっと試してみようかな。」くらいの感覚で、ぜひお気軽にお試しください。

ぜひこの機会に、そんな美味しいミニトマトの育て方にチャレンジ。ミニトマトの育て方をマスターして美味しいトマトを育ててみましょう!

まとめ

ミニトマトの美味しい育て方

・必要な栄養素は窒素、リン、カルシウムの3つ
・栄養素は多すぎても少なすぎても良くなく、比率が大切
・雨よけを設置して乾燥気味に育てると甘いミニトマトに育つ
・植え付けから2~3週間後には支柱立てを行う
・わき芽、整枝、摘果を行い、余分な栄養をカット
・雨が降ると実が割れてしまうことがあるので注意


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