レモンオイルが身体にとっても良い5つのワケ

レモンオイルが身体にとっても良い5つのワケ
あなたはレモンオイルというものをご存知ですか。あまり聞き慣れない言葉ですよね。レモンオイルとはレモンの果皮から絞った精油で、食品や化粧品の香料として使われています。意外にも私たちの知らないところで生活に浸透しているのです。

楽器店にも楽器のメンテナンス用にレモンオイルが置いてありますが、ギターなんかを弾く人には馴染みが深いかもしれませんね。けれど今日は楽器用ではなく、私たち人間に使うレモンオイルのお話です。

最近ではオリーブオイルにレモンを漬け込んで手作りのレモンオイルを楽しむ人も増えてきています。ビタミンC、ポリフェノール、クエン酸…詳しくは分らなくても、レモンが美容や健康に良いということは誰もが認識しています。

とは言え、レモンを丸ごとひとつ食べるのは困難なので、レモンの高価を少量でも十分に取り入れられるレモンオイルをおすすめするのです。そこで、今回はレモンオイルが身体にとっても良い5つのワケをお伝えします。

 

レモンオイルが身体に

とっても良い5つのワケ

 

マッサージで美肌効果

レモンには血液やリンパの流れを良くする効果があります。むくみ、肩こり、腰痛を改善させる効果もあり、冷えた手足の血行を良くして冷え性対策にも。また、セルライトを除去する手助けもしてくれます。

脂肪と老廃物によってできたセルライト。肌がボコボコになった(ピールスキン)見た目に悩む女性は少なくありません。血液やリンパの流れが悪くなり、太ってしまった脂肪細胞を除去するにはマッサージが効果的です。

レモンオイルでマッサージすることで効果はさらにアップします。妊婦さんの妊娠線予防にも役立ってくれます。レモンには光毒性(肌につけたまま紫外線に当たると皮膚にダメージを与える)がありますから、塗って5~6時間は紫外線に当たらないように注意して下さい。マッサージは寝る前にするのをおすすめします。

 

強い抗酸化作用

レモンには「エリオシトリン」というポリフェノールが含まれています。これはレモンポリフェノールとも呼ばれていて、特に皮の部分に多く含まれます。エリオシトリンの効果として、強い抗酸化作用が見られます。

老化の原因である活性炭素を抑えてくれる抗酸化成分はアンチエイジングの強い味方肌の老化予防はもちろん、高血圧、動脈硬化などの生活習慣病の予防肥満、筋肉の老化予防にも効果が期待されます。

 

ダイエット効果

最近よく耳にする「ファイトケミカル」。ファイトケミカルとは、植物に含まれる天然の化学物質のことです。ポリフェノールもファイトケミカルのひとつですが、レモンにはもうひとつ、「リモネン」というファイトケミカルが。

交感神経を活性化させ、新陳代謝を高め脂肪が燃焼しやすくしてくれるリモネンはダイエット効果も期待できます。また、脂肪を分解する酵素「リパーゼ」の分泌を促してくれます。

 

がんの予防にも!

レモンはがん予防に対しても優れた効果が期待できます。先ほど出てきたリモネンは、がん細胞の増殖を抑え、アポトーシスという細胞死に誘導することが分かっています。

ラットを使った実験では、乳腺、皮膚、肝臓、肺、胃などの臓器で発がんを予防できることが証明されています。また、乳がん、膵臓がんでは、がん細胞を小さくする抗腫瘍効果も報告されています。抗酸化作用の強いエリオシトリンにも、がんを予防する効果があります。

 

疲労回復、免疫力アップ

多くのアスリートがコンディションを維持するために取り入れているクエン酸。クエン酸といえば、レモンに多く含まれる酸っぱいと感じる成分です。運動後にレモンの砂糖漬けを食べるのは理にかなっていたんですね。

近年、疲労と乳酸は無関係なことがわかり、クエン酸が疲労回復に効果が無いと考えられたこともありましたが、最近の研究ではその効果が実証されています。クエン酸が持つクエン酸回路という化学反応の働きが、活性酸素によってダメージを受けた細胞にエネルギーを注入させてくれるのです。

また、ビタミンCが免疫力アップに効果があることは広く知られていますよね。ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、喉、鼻の粘膜を強化します。そのためウイルスの侵入を防いでくれるのです。白血球も活性化してくれるので、病気になりにくい、治しやすい体にしてくれます。

 

いかがでしたでしょうか。レモンが体に良いことはなんとなく分かっていたけれど、具体的に何がどう良いのかまでは知らなかった方も、これを読んでレモンのすごさを改めて感じていただけたはずです。

レモンといえば、揚げ物に絞ったり紅茶に浮かべるくらいしか食べようがない果物と認識している方は、レモンオイルとして効率よく摂取できることも知っていただけましたか。

塗って良し、食べて良しのレモンオイルですが、レモンは刺激が強いので精油を直接肌に塗るのは注意が必要です。オリーブオイルにレモンを漬け込んだ手作りのレモンオイルならば問題ありませんが、精油の場合はベビーオイルなどで希釈してから塗布してください。

レモンオイルにはその他にも、頭皮の匂いを防いだり、気分をリフレッシュさせたり、虫よけの効果もあります。これからはレモンオイルを取り入れた生活を送ってみるのも良いですね。

まとめ

レモンオイルが身体にとっても良いワケは

・マッサージで冷え性、むくみ、肩こり、腰痛の改善
・強い抗酸化作用でアンチエイジング、生活習慣の予防する
・ダイエット効果で脂肪を燃焼しやすい体になる
・がんの予防にも期待ができる
・クエン酸で疲労回復。ビタミンCで免疫力アップする


連記事
タイトルとURLをコピーしました