ユリの花を結婚式に使う理由☆純潔の花言葉にゲストも感動

ユリの花を結婚式に使う理由☆純潔の花言葉にゲストも感動

初夏になると路地でもユリの花を多く見かける事ができるようになります。青く澄み切った空に白いユリの花はとても映えていて、気持ちも清々しくなります。ユリの花は一種類だけでも部屋に飾ると華やかになりますね。

そんな真っ白いユリの花は、結婚式にかかせないアイテムの一つです。ユリの花の由来は、ユリが風に揺れる事から「揺る」と呼ばれ、それが変化して「ユリ」になったと言われています。すっと伸びた茎に真っ白く可憐に咲き誇るユリの花は、女性的なイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

結婚式ではブーケに使われたり、会場装花やウエディングブーケなど色々なシーンに使われていますね。でもなぜユリの花は結婚式に使われるようになったのでしょうか。今回はそんなユリの花を結婚式に使う理由をあげてみました。ユリの花を結婚式に使う理由が解れば、きっとユリの持つ純潔の花言葉にゲストも感動することでしょう。

 


ユリの花を結婚式に使う理由☆
純潔の花言葉にゲストも感動

 

ユリの花言葉は「純潔」「無垢」「威厳」

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」ということわざがあります。芍薬も牡丹も共に美しい花で、ユリは清楚な花であることから、美人の姿や振る舞いを花に見立てて形容することば。

茎を長く伸ばすユリは風を受けて揺れる姿が一番美しと言われています。まるでウエディングドレスや白無垢を着た花嫁のようですね。そんなユリの花の容姿から、花言葉も「純潔」「無垢」「威厳」と女性的なイメージがつけられています。ユリの花は結婚式の主役である花嫁の姿に重ねることができて、結婚式に使うのはぴったりです。

 

ユリの花は聖母マリアを象徴する

聖書には多くの白ユリの花が登場します。特に「受胎告知」の絵画には白いユリ(マドンナリリー)が描かれていることは有名な話。

聖母マリアを象徴する花ということで、白ユリを結婚式の教会を飾ったり、イースター(復活祭)のときに聖母マリアの祭壇に飾ったり、多く教会で白ユリ飾られるようになりました。それだけ白ユリは教会には欠かせない存在なのです。

ちなみにキリスト教で使う白ユリは「マドンナ・リリー(聖母マリアさまの花)」と呼ばれてる種類です。マドンナ・リリーの花言葉は「純潔」「無垢」。純白で女性らしく咲き誇る白ユリの姿が聖母マリアの姿と重なっていますね。芳純な香りと純白で大輪の花を咲かせる白ユリは、結婚式の会場装花やウエディングブーケにぴったりです。

 

ユリの花とギリシア神話

ギリシア神話に、神のゼウスが眠っている妻ヘラの乳を息子のヘラクレスに飲ませた際にこぼれ落ちたヘラの乳が天の川になり、地上にこぼれた分がユリになったという話があります。

それからユリはヘラの花とされ、清純、純潔、母性の象徴とされたそうです。なんとも素敵でほほえましい神話ですね。これから始まる花嫁花婿の新しい人生の一場面を想像できる神話ではないでしょうか。古代からユリの花は幸せの象徴として使われてきたのですね。

 

ユリに例える理想の女性像

西洋では、バラ、ユリ、スミレが理想の女性のシンボルとして使われています。バラは「美」を、ユリは「威厳」を、スミレは「謙虚」と「誠実」を表すといわれ、この3つを兼ね備えたひとが理想の女性といわれます。また、これらの花はいずれも聖母に捧げられ、多くの花々のなかで特別に扱われています。

日本でも似た様にユリの花はことわざの「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」と言われるように美しい人に例えられてきました。時代や場所が変わっても、すっと伸びた茎に真っ白く可憐に咲き誇るユリの花は、女性の憧れる姿なのかもしれません。そんなユリの花はまさに結婚式にぴったりな花なのです。

 

ユリの花の女王「カサブランカ」

結婚式で多く使われるユリの花の種類に「カサブランカ」があります。カサブランカはユリの中で最大の大きさの花を咲かせ、「ユリの女王」と呼ばれています。お値段もそれなりにしますが、華やかなお祝いに添える花として納得です。

高貴で優雅なので一輪だけでも存在感はありますし、複数束ねても美しいです。白い花なので色の付いた他の花ともアレンジしやすいでしょう。ウエディングブーケ、ヘッドドレス、装花としても大活躍です。

香りは、甘く濃厚な強い香りがするのが特徴です。カサブランカには真っ白な花の真ん中に茶色い花粉があるのですが、服についてしまうと落ちづらいので身につけるときは花粉を取る等対策をして気をつけましょう。通常、ブーケなどにするときはお花屋さんのほうで花粉は取ってくれるそうです。

 

いかがでしたか。ユリの花を結婚式に使う理由は、純潔な花言葉に加えて時代背景やユリの花の姿などから結婚式にぴったりということが解りました。会場装花、ウエディングブーケ、ヘッドドレスと色々な場面に使えるので、花言葉やエピソードを備えれば結婚式のゲストも感動すること間違いないでしょう。

ユリの花の色には黄色、赤、ピンクなど色々あります。結婚式に使用されるユリには圧倒的に白色のカサブランカや鉄砲ゆりが多い様です。クロユリという黒いユリもありますが、こちらは結婚式などのお祝い事には適しないので注意してくださいね。

贈る側も贈られる側も貰って嬉しい純潔なイメージの白いユリの花、きっと素敵な結婚式の脇役として大活躍することでしょう。

 

まとめ

ユリの花を結婚式に使う理由☆純潔の花言葉にゲストも感動

・ユリの花言葉は「純潔」「無垢」「威厳」
・ユリの花は聖母マリアを象徴する
・ユリの花とギリシア神話
・ユリに例える理想の女性像
・ユリの花の女王「カサブランカ」


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