スキ・キライ・スキ・キライ・ひとひらずつ花弁を落として恋占いするときに使う花としておなじみのマーガレット。
和名はあまり使われていませんが、木春菊。観賞用の園芸植物として、温室やビニールハウスで栽培されます。カナリア諸島が原産地で、17世紀末に欧州に渡りました。
日本には明治時代末期に伝わり、大正時代から幅広く栽培されるようになりました。花は3月から7月にかけて咲きます。白色の一重咲きがポピュラーですが、黄色やピンクのもの、八重咲き、丁字咲きのものもあります。
日本では温暖地でないと越冬できません。何年も越冬できて大株になってくると茎が木質化し、低木のようになります、木春菊はそこから名付けられたものです。
この花の花言葉は、恋を占う、心に秘めた愛、貞節、誠実。マーガレットの花言葉を使って好きな人に思いを伝える7つの方法をご紹介しましょう。
マーガレットの花言葉を使って、
好きな人に思いを伝える7つの方法
可憐な花と恋占い
白くて可憐な少女のような花で、恋をした時の気持ちを表すにはうってつけの花です。恋を占う、そのままの花言葉にもうなずける可憐さです。
清楚で愛らしい花で、花びらの枚数も多いため、占いに好んで使われます。育ちやすくなじみのある花というのも理由かもしれません。
マーガレットの花びらはほとんどが奇数です。好きから始めれば、結果は好きで終わることが多く、片思いの最中の自信付けにはもってこいです。占いでも結果は気になるものです。
すき、ちょっとすき、だいすき。キライ?
心に秘めた愛という花言葉は、占いをする時の密かな気持ちを表したものです。マーガレットの占いに夢中になるのはヨーロッパをはじめ、世界共通。
マーガレット占いの本家大元のフランスでは「好き」「ちょっと好き」「大好き」「大嫌い」の4つの言葉で占うんだそう。
悪いのはひとつだけでしかも4番目なので、花びらが奇数だと当たる確率は低いです。今日は意中の彼が他の子と仲良く帰るところを見てしまったーなんて言うときには本家流の占いでどうぞ。
ギリシャ神話のアルテミスに捧げて
ギリシャ神話では女性を守る守護神アルテミスに捧げた花がマーガレットだったそうです。アルテミスは純潔の女神のため、貞節と誠実の花言葉が生まれました。
白く清楚なマーガレットの花は結婚式のブーケとしても使われます。その香りには癒しのリラックス効果がある花なので花嫁も穏やかな気持ちで式を迎えられます。
そんな彼との結婚式を夢見て飾ってみるのもよいでしょう。今日はマーガレットから少し勇気をもらえそうです。
真珠のお守り効果も加えて
マーガレットは17世紀頃にフランスから世界中に広がりました。もともとの原産地はアフリカのカナリア諸島ですがフランスで改良されたものが広まりました。
マーガレットという名前はギリシャ語のMargaritaceus「マルガリーテス」が由来です。マルガリーテスは真珠のこと、純白の花びらが真珠のような輝きを放っているからです。ところで石にも石言葉があるのはご存知でしょうか。真珠の石言葉は純潔。そして守護。
今は真珠を円に並べて花を模った髪飾りなどもあります、恋のお守りにつけてみては。
マルゲリータで恋に乾杯
女性のクリスチャンネームでもあるマーガレット。貞節、誠実という花言葉によく似合います。呼び方は国によって微妙に違います、英語ではマーガレット。
イタリアではマルゲリータ、マルゲリータといえばピザが有名です、そのピザは1889年の夏、当時の国王ウンベルト1世と王 妃マルゲリータに捧げられたもの、この夫婦は仲の良いことで有名だったとか。
彼を家に招いてマルゲリータにワインでそんなお話をしてみましょう、恋心も上手に伝えられるかもしれません。
マルグリットのお茶会へようこそ
西洋では女性の名前に多く使われます。フランスではマルグリット。マルグリットケーキが有名です、卵や小麦粉のシンプルなケーキで、マーガレットの形そのままの型に入れて焼かれます。
卵2個をグラニュー糖80グラムで共立てにし、薄力粉80グラムを加え混ぜてから、溶かしバタ―80グラムを加え、170度35分焼き上げたケーキ。マルグリットケーキのティータイムでマーガレットの可憐さ、愛らしさをそっくりいただいてしまいましょう。
真実の愛を伝える気持ちを育てたい
マーガレットの中でもクイーンマイスという品種はピンクの花弁を付けます。ピンクのマーガレットは花言葉は真実の愛。好きな人に思いを伝えるのにはぴったりではないでしょうか。
春先にポット苗を求めて育ててみませんか、植えつけの適期は3月末頃で、日当たりがよい温暖な場所を好みます。赤玉土7、腐葉土3の混合土に緩効性化成肥料を加えます。
水やりはたっぷり。日なたも大好き。きれいな花の咲くころ、あなたの真実の愛を伝える気持ちも大きく育っていることでしょう。
いかがでしたでしょうか。
恋占いで有名なマーガレット。開花の時期が春先から夏にかけてと長いマーガレットはその姿を私たちに楽しませてくれながら、今の気持ちを焦らないでゆっくり育んでと教えてくれているようです。
あの可憐な力を恋占いで一喜一憂してみたり、活けて眺めたり、食べてしまったり、お守りにしたりして味方にして、ゆったりした気持ちで楽しんでください。
そうするうちに余裕も出て、焦らずにそっと、まるでマーガレットのように可憐に恋を彼に伝えられるはず。あなたの恋もきっとあんなふうにそっと彼のもとへと届くことでしょう。
まとめ
マーガレットの花言葉を使って、好きな人に思いを伝える7つの方法
・可憐な花と恋占い
・すき、ちょっとすき、だいすき。キライ?
・ギリシャ神話のアルテミスに捧げて
・真珠のお守り効果も加えて
・マルゲリータで恋に乾杯
・マルグリットのお茶会へようこそ
・真実の愛を伝える気持ちを育てたい