マリーゴールドの育て方を知り長く楽しむ5つのコツ

マリーゴールドの育て方を知り長く楽しむ5つのコツ
夏から秋にかけて公園や庭を彩るマリーゴールドはとても愛らしく、元気をもらえますよね。マリーゴールドの育て方は比較的簡単で、ガーデニング初心者にもチャレンジしやすいおすすめの花です。

オレンジや赤、黄色が主流の色ですが白やクリーム色もあり、春に種を播いたり苗を植えたりすれば夏から秋に花が咲き、冬には枯れる1年草です。寒さには強くありませんが夏の暑さには割と強いので特別に難しいケアも必要ありません。自然のサイクルと馴染みやすいのでとても扱いやすいです。

初心者にピッタリの花なので、楽な気持ちで挑戦してみて美しく咲いた花からたくさんの元気をもらいましょう。そこで今回は、マリーゴールドの育て方を知り長く楽しむ5つのコツをお伝えします。

 

マリーゴールドの育て方を知り

長く楽しむ5つのコツ

 

鉢植えやプランター栽培ならフレンチ種を

マリーゴールドの育て方を知る前に、まずは品種による違いや向き不向きが多少あるので確認しておきましょう。マリーゴールドには大きく分けでアフリカン種とフレンチ種の2種類あり、性質上の大きな違いはありませんが草丈や耐暑性が違ってくるので用途も異なります。

アフリカン種には50㎝以上の大型種が多く、中には2mに達するものもあるので鉢植えやプランター栽培には向きません。花壇に植えるなら後方に配置して、大きく茂った時にほかの花を隠してしまわないようにします。

一方のフレンチ種は15~40㎝の小中型種が多いので、鉢やプランターで育てるならフレンチ種の方が良いですね。ただ、フレンチ種は若干暑さに弱く、30℃を超えると花を咲かせないので日陰を作ってあげるなど多少の工夫が必要です。

 

葉桜の頃を目安に種を播き、水やりは霧吹きスプレーで

マリーゴールドが芽を出すのに適した温度は15~20℃前後。10℃あれば良いとも言われるので結構幅が広いです。早すぎても発芽しにくいのでだいたい4~5月頃、葉桜の季節が目安になります。マリーゴールドの育て方が簡単と言われるのは、種が1㎝程度と大きめで播きやすく、発芽日数も短く発芽率も良いので最初につまずきにくいからです。

一晩水につけておいた種をポリポットや小さな箱に5㎝程度の間隔で2粒ずつ播き、発芽するまでは日陰の涼しいところで管理します。水やりは霧吹きスプレーで、土が湿った状態を保ちます。1週間ほどで発芽するのでそこからは日光に当てて育て、本葉が2~4枚になったら鉢やプランターに植え付けます。

 

本葉10枚程度で摘心して見栄えの良い元気な株に

マリーゴールドの育て方では、土作りもそれほど難しくありません。水はけの良い土であることがポイントです。自分で作る場合は極小粒の赤玉土7:腐葉土3の割合であらかじめ鉢やプランターに仕込んでおきます。市販の培養土ならそのまま使えるので簡単です。最初はホームセンターや園芸店で苗を購入してそこから育てても良いですね。

プランター植えの場合は30~35㎝程度の間隔をとって植え付けます。本葉が10枚くらいになったら摘心のタイミング。株の一番上のところから2節を切り取ります。上の芽を摘むことで脇から芽が出て見栄えのする株になります。初めの頃に摘心して健やかな成長を促すのが、美しく長持ちするマリーゴールドの育て方のコツです。

 

真夏は蒸れないように間引きと切り戻しで風通し良く

マリーゴールドは春に種を播くと初夏から梅雨にかけて花を咲かせますが、その後、暑さで生育が衰えて一旦休止時期に入ることがあります。茎葉が茂りすぎて風通しが悪くなることで熱が溜まって蒸れるので、下から枝が伸びてこなくなり開花も途切れるのです。

枝葉が混み合ってきたら適宜間引いて風通しを良くしてあげます。また、8月下旬頃に一度バッサリと草丈を半分くらいに切り戻すと、秋には再び綺麗に花を咲かせてくれます。この「間引き」と「切り戻し」がマリーゴールドの育て方の大きなポイントで、それにより花を長く楽しむことができます。

茂りすぎた茎葉は挿し芽に使うこともできます。葉がたくさんある茎を8㎝前後の長さに切り、葉を2~3枚残して摘みます。30分程度弱水を吸わせて土に植えると10日程度で根が付くので、空いた隙間などに植えて花を増やすことができます。

 

肥料は切らさず、与えすぎず。水やりでハダニ予防

マリーゴールドはしっかりと日光を当ててあげることが大切ですが、真夏には熱が溜まらないようにプランターや鉢を風通しの良い場所に置きます。土の表面が乾いたらたっぷり水を与えましょう。気温が高くて乾燥する時期はハダニがつきやすいので、葉の表裏にたっぷり水をかけて予防します。傷んだ葉は早めに摘み取りを。

マリーゴールドの育て方で重要なのは、長期間花を咲かせるのでスタミナ切れにならないように週1回は液体肥料を与えること。ただし、過度の肥料は花付きを悪くすることがあるので禁物です。また、真夏の暑さで生育が衰えたり花が咲かなくなった時は一旦肥料をストップ。秋に涼しくなってから再び肥料を与えます。より一層鮮やかで美しい花を楽しむことができるでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。マリーゴールドの育て方を知り長く楽しむ5つのコツをお伝えしました。マリーゴールドの育て方は簡単なので初心者でもチャレンジできそうですよね。プランターや鉢で栽培するなら小中型のフレンチ種がおすすめ。

4~5月の葉桜の季節を目安にポリポットや小さな箱などに種を播きます。土が湿った状態を保てる程度に霧吹きスプレーで水をやり、発芽までは日陰で管理。本葉が2~4枚になったら鉢やプランターに植え付けます。土が乾かないように葉の裏にもたっぷりと水をやることでハダニも予防します。マリーゴールドの育て方で大事なのは、適宜茎葉を摘んであげること。

まず、本葉が10枚程度で摘心すると見栄え良く育ちます。真夏の暑い時期に一旦花付きが途切れることもありますが慌て無い様に注意しましょう。茂りすぎた茎葉を間引いたり、大胆な切り戻しで成長を促します。週1回の液体肥料も、この時期はストップして涼しくなる秋にまた与えれば、再び綺麗な花を楽しむことができます。

まとめ

マリーゴールドの育て方を知り長く楽しむ5つのコツは

①鉢植えやプランターに適したフレンチ種を選ぶ
②種蒔きは4~5月頃、葉桜の時期に行う
③本葉10枚程度で摘心する
④開花が途切れたら間引きや切り戻しで風を通して蒸れないようにする
⑤スタミナ切れ対策に週1回液肥与え、ハダニ予防には葉の表裏にしっかり水やりする


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