ミモザアカシアを上手に咲かせる育て方、7つのステップ

ミモザアカシアを上手に咲かせる育て方、7つのステップ
冬から春にかけて花を咲かせるミモザアカシアは、オーストラリア原産のマメ科の植物です。黄色い綿毛のようなお花と銀色を帯びた葉っぱのシックな組み合わせが人気で、おしゃれな雰囲気もあるので、ドライフラワーやカントリー風のリースなどの素材にもよく使われていますよね。

街中でふと出会ったアカシアの街路樹の美しさに、きゅんと切ない気持ちになったことのある人も多いのではないのでしょうか。そんなミモザアカシアがお庭にあると、それだけでまるで絵画のような雰囲気のあるお家づくりができるのでとってもオススメですよ♪

そこで今回は、初心者がミモザアカシアをきれいに咲かせるための、育て方の基本ポイントをまとめました。ぜひ参考にしてみてくださいね☆

 

ミモザアカシアを
上手に咲かせる育て方、7つのステップ

 

水はけのよい土

ミモザアカシアは、ある程度水はけのよい土であれば問題なく育ってくれますので、肥料や土のブレンド配分などこまかいことはあまり気にしなくてもだいじょうぶです。

できれば鉢から植えつける前にお庭の土をかるく耕し、赤玉土や腐葉土などの軽めの土を混ぜ込んで水はけをよくしてあげるとよいでしょう。植えつけは3月から4月ころの暖かくなりはじめた時期におこない、じゅうぶんに日当たりの確保できる場所を選んであげてくださいね。

 

植えつけスペースは広めに

ミモザアカシアはとても成長がはやく、大きくなると10mちかくにもなります。

一度根付くと植え替えが難しいので、きゅうくつにならないようにあらかじめ余裕のあるスペースに植え付けてあげましょう。ただ、やはりミモザアカシアのような高さのある植物の場合は夏の台風などで折れてしまうおそれがあるので、暴風雨に直にさらされることのないよう、ある程度柵やお家の壁などの保護が確保できるにしたほうがよいかもしれません。

 

水やりはたまにでOK

ミモザアカシアはもともと乾燥した地域に生息する植物なので、じつは水やりはほとんど必要ありません。

買ってきたばかりで苗がまだ小さいうちだけ、土の表面が完全に乾いたのを確認してからたっぷりとお水を与えてあげましょう。そのあとお庭に植え替え、しっかりと木が根付いたら、極度に乾燥している場合を除いてお水はあげなくて大丈夫です。あとは雨などの自然の恵みにまかせて、そのままにしておきましょう。

 

剪定できれいにメンテナンス

春が過ぎミモザアカシアのお花が咲き終わったら、夏がくるまえに剪定をして、混み合っているところをカットしてあげましょう。夏になると、もう枝の先につぎのお花の芽がでてきますから、切り落としてしまわないように注意してくださいね。

ミモザアカシアは放っておくとぐんぐん枝を伸ばしますので、あまり高さを出したくない人は、なるべくもうお花のつかない古い枝を選んでバッサリと剪定し、コンパクトに保つようにしてみましょう。

 

暑さ・寒さ対策

ミモザアカシアは比較的強い植物ですが、夏の日中は土の温度が急上昇しますので、蒸れないように昼間水をあたえるのは控えたほうがようでしょう。蒸し暑い梅雨の時期は、蒸れて害虫被害などがおこりやすいので、しっかりと剪定を済ませておきましょうね。

ミモザアカシアは逆に、寒さには少し弱いので、北日本での庭植えで冬を越すのはきびしいかもしれません。寒い地域に住んでいる場合は、庭植えせずに大きめの鉢で育て、冬は温室などに移動させたほうがよいでしょう。

 

害虫対策

ミモザアカシアは丈夫なので、基本的に害虫に木を全部ダメにされるようなことはあまりありません。それでもやはり、テッポウムシやカイガラムシといった虫がついて根や葉をむしゃむしゃと食らうことがあります。

湿度が高すぎたり、剪定をおこたって枝が混み合うと害虫に狙われやすくなるので、つねに風通しがよい状態を保つように心がけてください。手でそのつど取り除いても減らないようなら薬剤を散布し、幹に虫食い穴があればそこから針金などを差し込み駆除をこころみましょう。

 

タネをとって撒いてみよう♪

ミモザアカシアは「マメ科」のなかまなだけあって、マメのようなかわいらしいサヤのなかに種をつけてくれます。秋になったらサヤからとりだして、種から増やすのにチャレンジしてみましょう♪

種は固い皮におおわれているので、あらかじめ熱湯をかけてふやかしてからポットに撒き、ふんわりと薄く土をかぶせ発芽を待ちます。ミモザアカシアは成長がはやいので、おおきくなったらそのつど鉢替えしてあげましょう。

 

いかがでしょう、このようにミモザアカシアは、ほかの植物とくらべ気温や病気によって悩まされることが少なく、初心者には育てやすいお花かもしれませんよね。このような大きい木にはやはり、ゆっくりと時間をかけてお家まわりの景観の一部となってくれる楽しみがあります。

まだ肌寒い3月ころあなたのお庭に咲くミモザアカシアの黄色いお花は、道行く人にも春の訪れを知らせ、暖かいきもちにしてくれるでしょう。

まとめ

ミモザアカシアを上手に咲かせるには

・水はけのよい土を用意しましょう
・植えつけスペースは広めに
・水やりはたまにでOK
・剪定できれいにメンテナンス
・暑さ・寒さ対策を忘れずに


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