ミニトマトの育て方で、土を使わない水耕栽培ができたら、手軽にお弁当などにも使えて便利ですよね。キッチンにグリーンのある生活が実現します。
1日のうちで、キッチンに立っている時間は、何だかんだで長いもの。その時間じゅう、視界にグリーンが入ってくるとなんだか気分もあがります。グリーンが料理で活用できる野菜だと、家計にもちょっぴり優しくて一石二鳥!
でも、「キッチンは狭いし、土や植木鉢などの道具を揃えるのは面倒くさい…。」そう思って踏み出せない人も多いはず。でも、土を使わないで植物を育てる水耕栽培なら、家庭に普通にあるものを活用できるのです!
道具をわざわざ買ってこなくても、すぐに始められるなら、試したいですよね。そこで今回は、花も実も可愛くて料理でも大活躍!水耕栽培でのミニトマトの育て方をお伝えします。
ミニトマトの育て方☆
キッチンで収穫する水耕栽培の方法
水耕栽培って何だろう?
【 ミニトマトの育て方:水耕栽培とは 】
★ 「水耕栽培」とは、植物を土を使わないで育てること。
・ 小学校などで、ペットボトルの鉢に水を入れてヒヤシンスを育てた経験がある人も多いのではないでしょうか。
大人になってからは目にする機会は少なくなりますが、実は農業の様々な場面でこの水耕栽培は用いられています。ただ、こうやって聞くとなんだか難しいミニトマトの育て方に感じてしまうかもしれません。
けれども、土の手入れが必要ない分、初心者でも失敗しにくいミニトマトの育て方!「花を育てようとしてもすぐ枯らしてしまう!」なんて人でも、安心して始められます。
まず準備するもの
それでは、早速ミニトマトを育てる準備から始めます。準備するものは以下の通り!
【 ミニトマトの育て方:準備するもの 】
・ミニトマトの種
・台所用スポンジ
・毛糸
・2Lのペットボトル
・タッパー
・市販の液体肥料以上です!とっても簡単なのが何よりの魅力。
ミニトマトの種と市販の液体肥料は、園芸店以外でもスーパーの園芸・生花コーナーで購入できますので、覗いてみてください。また、台所用スポンジは次に説明する種まきの際に使いますので、ハサミで切れる程度の硬さのものを用意してください。
種まきの時期とやり方
植物を育てるとき、1番大事なのは種まきの時期。水耕栽培でミニトマトを育てる場合、最も適した時期は4~6月の春先。では、種まきの手順を説明します。
【 ミニトマトの育て方:種撒きの手順 】
① 台所用スポンジを3cm角にカットし、中央に浅く切り込みを入れる。
② スポンジをよく湿らせてから、切り込みにミニトマトの種を2、3粒入れ、タッパーに並べる。
③ タッパーにスポンジの底がしめるように水を張り、ふたをしめる。
これでミニトマトの育て方、種まきの手順は完了!
ミニトマトの育て方の場合、種はスポンジを上から見たときに見える程度の深さにするのがポイント。また、水の深さは切り込みの中の種が浸からない程度が目安です。ここまで終わったら、まずは芽が出てくるのを待ってみてください。
芽が出てから苗を大きくするまで
スポンジにまいた種からミニトマトの芽が出てきたら、次のミニトマトの育て方の手順、間引き。日当たりのいい場所にしばらく置き、双葉がしっかり開いたころが間引きのタイミングです。
ミニトマトの育て方では、ひとつのスポンジにひとつの苗となるよう、育ちが一番いいもの以外は抜いてしまいます。残す苗の根が傷つかないように、慎重に作業してください。
残した苗がさらに大きくなり、葉が4~5枚になってきたら今度は植え替え。それでは、ミニトマトの育て方での植え替えの手順を説明します。
【 ミニトマトの育て方:植え替え 】
① ペットボトルの上から1/3くらいのところをカッターで切る
② 逆さにした飲み口側を下側にはめ、底につくように飲み口から毛糸を通す
③ 毛糸に接するように苗のついたスポンジを置き、周りに余りのスポンジを詰めて固定する
④ 下側の容器に液体肥料を入れる
これでミニトマトの育て方での生育準備は完了!
あとは、日当たりのいい場所に置いて、様子を見ながら適宜水分を補給します。液体肥料の濃度などについては、肥料本体に説明が添えられていますので、購入した肥料ごとに調整してください。
以上の手順で、問題なくミニトマトが大きくなれば、7~9月ごろには真っ赤な実が収穫できるようになります。
うまく育たないときは
「ミニトマトの育て方の手順の通りに育てたけど、途中で枯れてしまった」「苗が大きく育たなくて実がならなかった」…そんなときには、日当たりのいい暖かい場所に置いていたかどうか、まず確認してみてください。
【 ミニトマトの育て方:環境 】
★ ミニトマトは、野菜の中でも特に日光が大好きな植物。
・ また、最低気温が5度以下になると生育が止まり、最悪の場合枯れてしまいます。
キッチンの窓辺に置いていても、季節によって日当たりが悪くなってしまうようであれば、日当たりのいいベランダなどの屋外か、寒い時期であれば暖かい室内の日当たりのいい窓辺に移動させてあげると、元気になるかもしれません。
いかがでしたでしょうか、ミニトマトの育て方は、日当たりや暖かさなどのポイントを押さえてしまえば、思ったよりも簡単!水耕栽培で育てられれば、「土で手が汚れるのがちょっと…。」と思っていた人でも挑戦しやすいのも嬉しいところです。
こうしたミニトマトの育て方は、農業の現場でも普及して品種の増加にもつながっています。おかげで、スーパーに並ぶミニトマトも様々な品種が選べるようになって、購入する側も楽しくなりました。
そんな、普段自分たちが何気なく食卓に並べているミニトマトが、どんな風に育てられて届けられているのかを自宅で経験できると思うと、なんだかわくわくするもの!
お子さんがいるご家庭なら、お子さんと一緒に育てることで食育にもなっちゃいます。ぜひ、自分の好きな品種のミニトマトをご家庭で育てて、食卓を彩ってみてください。
まとめ
水耕栽培でのミニトマトの育て方
・道具は自宅にあるもので簡単に準備できる
・種まきは春先にスポンジに種をまくだけ
・苗が大きくなったらペットボトルで容器をつくる
・7月ごろには自宅で収穫できる
・農業の現場と同じ育て方を経験できる