オクラの栽培はプランターで☆ベランダで収穫するポイント

オクラの栽培はプランターで☆ベランダで収穫するポイント
オクラの栽培は比較的簡単で、場所を取らずにたくさん収穫できるので、家庭菜園でも人気の夏野菜。その他にも初心者に人気のトマトなどと合わせて、夏野菜から家庭菜園に挑戦する人々は案外多いですよね。

栄養価が高く、夏バテ解消や美容にも効果的な栄養分を含んでいて、生のまま刻むだけでなく、ゆでたり炒めたり天ぷらにしたりと使い方も広く便利な野菜ですので、是非家庭菜園に加えてみてはいかがでしょうか。

オクラの栽培はプランターでも充分にできるので、広いお庭がなくてもベランダで気軽に家庭菜園が楽しめるのも魅力的ですよね。

オクラは丈夫で育てやすい野菜ですが、元気に育てて美味しく実をいただくためには、知っておいた方が良いコツがいくつかあります。

そこで今回は、オクラをベランダ栽培する際の、美味しく育てて収穫するポイントをお伝えします。

 

オクラの栽培はプランターで☆
ベランダで収穫するポイント

 

オクラの栽培は、気温に注意!

オクラはアフリカが原産の、暑さと乾燥に強い野菜です。暑い夏になると勢いよく育ち、ひと夏で一つの株から20~30本程の実を収穫することができます。

【 オクラの栽培は温かく 】

★ オクラの栽培に適した気温は20~30℃と、かなり高温の暖かい気候を好みます。

・ 最低でも10℃以上の気温をキープできるような、ベランダの日当たりのいい場所にプランターを設置します。

高温には強いですが、逆に寒さにはとても弱く、本来は多年草なので原産地や熱帯の地域では何年も実をつけます。日本では夏が終わると寒すぎて冬越しができない程です。

★ 特に、実をつける頃に15℃を下回ってしまうと、せっかくつけた実が落下してしまいます!

オクラを栽培する時期と気温には注意するようにしてください。

 

プランターは深さ30cm以上のものを

プランターでオクラの栽培をする場合は、深さのあるプランターを選びます。オクラの根はまっすぐ下に向かって生え、深く根を張ります

【 オクラの栽培は深いプランターで 】

★ 深さのないプランターを選んでしまうと、しっかり根を張ることができませんし、倒れてしまう原因にもなります。

・ また、根が傷付くと枯れてしまう原因にもなりますので、プランターはそれなりの大きさのものが適しています。

最低でも深さが30cm以上ある幅50~80cm程のプランターを選ぶようにしてください。オクラは背丈が高く育つので、プランターで育てる場合には倒れやすいため、支柱も立てておくのがポイントです。

【 複数の苗を育てる場合 】

★ 複数の苗を一つのプランターで育てる場合は、株と株の間隔を20cmはあけておいた方が安心です。

・ そのため、一つのプランターで2~3株育てることが可能です。

プランターで栽培する場合は、プランター自体にも日が当たり土が乾燥しやすくなるため、乾燥に強い野菜とはいえ、特に夏場は朝晩の2回、しっかりと水をやるようにしてください。

 

発育不良にならないよう、たっぷり肥料を

元気にオクラを栽培するポイントは、肥料を切らすことなくたっぷりとあげることです。

【 オクラの栽培は肥料が肝! 】

★ 肥料が少ないと、花の成長速度が遅くなってしまい、花が咲きにくくなる原因になります。

・ 蕾があるのに花が咲かない場合は、肥料不足を疑うようにしてください。

花が落ちると実を成長させるためにさらに養分が必要になります。肥料不足はいびつな形の実ができる原因にもなるので、まっすぐのびた味の良いオクラを栽培するには、こまめに肥料を追加するようにします。

【 オクラの肥料不足 】

★ オクラの肥料不足は、葉の形を見て見分けることができます。

・ 葉が細く切れ込みが深くなってきたら、肥料不足のサインです。

長く収穫を楽しむためには、2週間に1度を目安に肥料の追加を行ってください。

 

実は柔らかいうちに収穫

オクラの栽培は、実の収穫の際にも忘れてはいけないポイントがあります。それは、実が大きく成熟する前に収穫するということ。

【 オクラの栽培では収穫も早く! 】

★ オクラの実は、放っておくと最大15cm程の大きさまで成長します。

・ しかし、これくらいのサイズにまで大きく育った実は、繊維がいっぱいで固くなりマズくて食べることができません!

さらに、無駄に栄養を使うことで株も弱ってしまいます。せっかく育てた実を美味しく食べるためには、まだ実が育ちきらない柔らかいうちに収穫する必要があります。

★ 人差し指大の7cm程度の大きさが一番の食べ頃です。

・ オクラの実は花が咲いてから7~10日程で収穫時期を迎えますが、花は一日で落ちてしまいます!

そのため、オクラの栽培では、実の大きさのチェックを忘れずに、収穫時期を見逃さないように注意するのがポイントです。

収穫する際はさやの付け根をハサミでカットするようにします。新鮮なオクラの実には小さな棘がありますので、作業する時には手袋をすることをオススメします。

 

さて、栄養価が高く夏バテ解消にも効果的なネバネバ野菜の代表格のオクラの栽培は、プランターでも十分可能な、育てやすい夏野菜です。

高い気温を好むので気温が低くならないように注意をしながら、たっぷりの水と肥料をあげて育てれば、ひと夏だけでたくさんの実を収穫することができます。

オクラの実はあっというまに大きくなりますので、大きくなり過ぎる前に収穫して、柔らかく美味しい状態で食べるようにすることだけ、気を付けてください。

オクラの花は一日で落花してしまいますが、その昔は観賞用として栽培されていたほど美しいと言われるものですので、是非栽培の合間に花も楽しんでみてはいかがでしょうか。

ベランダでの家庭菜園がオクラの栽培をきっかけに、さらに一層楽しくなること、間違えありません!

まとめ

プランターでオクラを栽培するポイント

・低温にとても弱いので、暖かい所で育てる
・根が深く張るのでプランターは深さのあるものを選ぶ
・肥料は2週間に一度を目安にたっぷりと


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