木蓮の花言葉を使って毎日を生き生き過ごす7つの方法


春先に木蓮の花が咲いているのを見ると、毎年春が来たなあと感じます。木蓮は桜よりも咲くのが早いので、正直、まだ、春とは言えない時期に咲き始めます。

それでも、木蓮のつぼみが膨らみ始める時期は、仕事の帰りが明るくなってきたなど、少しずつ周囲に春を感じる機会が増えていく時期です。

木蓮の花も木も、大きく育つため、遠くからでもよく見ることができます。私は、庭に木蓮の木を植えているお宅を見ると、春が来るのを間近で見ることができて、うらやましいなといつも思っていました。

どっしりと構えていて、大きく包み込んでくれるような木蓮。そんな木蓮の花にも花言葉があります。いったいどんな花言葉なんでしょうか。木蓮の花言葉を知ると、もっと春が来るのが待ち遠しくなるでしょう。

 

木蓮の花言葉を使って
毎日を生き生き過ごす7つの方法

 

「自然への愛」

春先になると、一斉に空に向けて、紫色やピンク、白色の大きな花を咲かせる木蓮。その堂々した花の姿が、自然を謳歌しているように映ります。

もともと、大木になりやすいため、道の反対側からでも、徐々につぼみが膨らんでいるのを感じます。遠くからでも花を見ることができます。

まだまだ、肌寒い春先のため、周りにほかの花は見当たりません。肌寒い空の下で凛として咲いている木蓮の花の姿から「自然への愛」という花言葉が付きました。

 

「持続性」

実は、木蓮属の花は、地球上で最も古い花木だといわれています。というのも、昔々の恐竜の時代の地層から、木蓮の仲間の化石が発掘されているのです。種としての歴史も、とても古くて、1億年以上も前から、今のような姿で咲いていたといわれているのです。

1億年なんて、とても想像がつきません。でも、そんな昔から今と同じような姿で咲いていたと思うと、木蓮の花が一層たくましく感じます。
ずっと変わらないものなんてないはずなのに、木蓮の花は1億年の間、ずっと変わらずに咲き続けます。

 

「崇高」

木蓮は中国が原産国といわれています。その、故郷中国では、昔は生薬としても用いられていました。また、蓮やランとも並んで、高貴な花として珍重されてきました。木蓮の花はもともと、「ラン」に似ているので、「木欄(もくらん)」と呼ばれていましたが、「ラン」よりも、「蓮」に似ているため、「木蓮」と名前を変えています。

そう言われてみれば、確かに、天国に咲く蓮のように、木蓮からは他のものを寄せ付けない、凛とした雰囲気を感じます。

人類よりはるかに古い歴史を持ち、深い恩恵をもたらす、木蓮ならではの花言葉ですね。

 

「高潔なこころ」

木蓮の花は香水の原料にもなっています。実際に香水の原料になっている木蓮は、巷で咲く木蓮とは、種類が異なり、「タイサンボク」という種類の木蓮属の花です。

この花の香りは「ジャスミン」の甘い香りと「オレンジフラワー(ネロリ)」や「レモン」の柑橘系の香りを含んだ華やかでしかも上品な甘い香りがします。「イランイラン」ようが重厚な香りにも似ているでしょうか。

上品に香る、天上界に咲く蓮にも似た木蓮の気品ある花の美しさから「高潔なこころ」という花言葉がつけられました。

 

「慈悲」

木蓮の花を眺めているとなぜか心が和みます。ちょうど、日本では木蓮が咲く2月から3月は出会いと別れの季節。新しい世界に向かって希望もあるけど、知らない世界に対して不安もあふれている。自分自身には何も変化がなくても、周りは少し浮き足立っている。そんな季節です。

そんなときに、通勤途中に木蓮を見上げると、少し急ぎ足になっている自分を諌めたくなります。木蓮が「そんなに急がなくても大丈夫」と見守ってくれているように見えます。「慈悲」という花言葉は、そんな木蓮の大らかな風貌を表しているのでしょう。

 

「恩恵」

木蓮の花のつぼみは、先が必ず北を向きます。それは、日がよく当たるつぼみの南側がふっくらと膨らむため、必然的につぼみの先端が北を向くからだそうです。木蓮のつぼみを見ると方向が分かるため、木蓮は、方向を指示する植物「コンパス・フラワー」とも呼ばれ、野山を歩く登山家には、方向を把握する目印として利用されています。

「恩恵」という花言葉は道しるべとして、恩恵をもたらすことを表現したものです。あなたも、今度木蓮を見たときに、つぼみの向きを観察してみてください。街中で暮らしていると方向感覚がなくなります。どちらが北なのか分からなくなります。自分の場所をしっかり把握するのも大切ですよ。

 

「荘厳」

木蓮の花は大振りで立派ですが、実は、がく3枚と、6枚の花びらでできています。よく目をこらしてもそっくりで見分けが付きませんけどね。花そのものの命は3日から4日です。

意外と短いですね。その大きな花は落ちるときに、ボトッと大きな音を立てて落ちていきます。まるで落ちる時まで、自分はここにいることも主張するようです。

木蓮は、手があまりかからず、美しい樹形を保つことや、よい香りを放つため、庭木として長い間親しまれてきた植物です。でも、他の庭木と一線を引くスケールの大きさを感じます。それこそ、「荘厳」という花言葉にぴったりかもしれません。

 

いかがでしたでしょうか。

木蓮は、一見平凡で、どこにでもある庭木です。同じように春に咲く、桜や、梅と比べるとどちらかというと地味な印象を受けます。でも、実は懐が大きく、人類よりもはるか昔から続いている植物なのです。

今度、木蓮の花を見つけたとき、木蓮の花言葉を思い出しながら、木蓮と向き合って見てください。大陸育ちの木蓮が持つパワーの強さや、懐の広さをきっと感じることができるでしょう。また、木蓮の花から香る上品な香りがあなたに力強く生きている力を与えることでしょう。

 

まとめ

木蓮の花言葉を使って毎日を生き生き過ごす7つの方法

 

・「自然への愛」
・「持続性」
・「崇高」
・「高潔なこころ」
・「慈悲」
・「恩恵」
・「荘厳」


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