11月の花は、夏も終わり山もところどころ色が変わってきた季節に、癒しを感じさせてくれますよね。ただ、夏のあいだ花は咲き乱れて、たくさんの色の洪水だったのが、少し肌寒くなってきた途端に花の色も寂しくなってくるもの…。
すこしづつ秋の深まりを感じる11月、寒くなってくると花を贈ろうと思っても、「一体何が咲いてるのか…。」秋の花と言われても、ピンと来ない方々も多いかもしれません。
確かに「お花」と言えば、花束のイメージが多い人がほとんど。けれども、花束だけでなく鉢植えもあるのです。花束ではなくとも、お花を見て嫌な顔をする方は少ないもの。
美しいもの、華やかなものは人の心を豊かにさせます。そういう気持ちになれるのはお花の力。特に11月の花は個性的な花が多く、普段余り見かけないものがたくさん!美しく珍しい花々を知ったら、大切な人に気持ちを伝えたくなりますよね。
そこで今回は、贈り物のお花としても喜ばれる、11月の花々のなかでも、おすすめのものをお伝えします。
11月の花を贈るなら☆
季節を演出する7つの可愛い花々
ステキな花言葉・カトレア
11月の花と言えばカトレア。ユリ科のお花。開花時期は10月~2月までですが、最近はお花屋さんで周年取り扱っています。ラン科の中でも大きな花なので「ランの女王」と言われています。
【 11月の花:カトレア 】
★ 何と言ってもカトレアは、その、とっても芳醇な香りが魅力。花言葉も「成熟した魅力」「優雅な女性」「あなたは美しい」など…。好きな人に贈るにはぴったりなお花です。
・ 切り花を差し上げても見劣りしませんが、鉢植えもおすすめ!
カトレアは芳香がある種類が多く、開花から日にちが経つにつれて香りが強くなり部屋に漂うほど。香りを嗅ぐたびにあなたのことを思い出す…、なんて、ロマンティックではないでしょうか。
真っ赤に燃えている・ポインセチア
11月の花、ポインセチア。観葉植物の扱いで、クリスマスによく見かけるこの植物がこの花。この真っ赤な花のような葉っぱは、部屋の中に彩りを添えてくれてインテリアとしても素敵!
【 11月の花:ポインセチア 】
★ 花言葉も「祝福」「清純」「私の心は燃えている」などなど。
・ なぜクリスマスによく見かけるのか…。それは「赤」がキリストの流した血の色、「緑」は永遠の命や愛とされているから。
ちなみに、もう一つの花言葉が「聖夜」。この花言葉もあいまって、クリスマスに用いるようになったのです。花言葉は口では恥ずかしくて言えませんが、花をプレゼントしてさり気なくアピールしてみるのも、素敵ではじゃないでしょうか。
小さなバラのよう・ベゴニア
11月の花、ベゴニアは、花束ではプレゼントできませんが、鉢植えでプレゼントをするなら、可愛くておすすめ!最近では母の日でもベゴニアを贈る方が多いほど、花を長く楽しめるのが特徴。
【 11月の花:ベゴニア 】
★ 小さなバラのような可愛い花を咲かせるのが特徴的。4月~11月中頃まで花を咲かせて私達を楽しませてくれるのも、贈りたいポイント。
・ 花言葉は「親切」「愛の告白」「幸せな日々」といい、白いベゴニアは「公平」という花言葉がついています。
花の色もピンク、白、赤、オレンジ、たまに黄色も…。たくさん花がつくので、満開のときは本当に小さなバラの花束を見ているような、華やかさがあるのです。
爽やかなブルー・サルビア・ガラニチカ
11月の花、サルビア・ガラニチカ、シソ科の仲間。別名メドーセージと言われて販売されていることが多いです。
【 11月の花:サルビア・ガラニチカ 】
★ 茎から一方方向に花が咲いているので、見た目はハブラシみたいな形がユニーク。他にない気品がある青紫が魅力!なかななかこういった色の花は、見つけられないのではないでしょうか。
・ ピンクや赤はよく見かける色ですが、メドーセージがぽつんと一つあるだけで、色がぐっと引き締まります。
花を楽しめる期間も長く、4月から長いもので11月まで咲いていてくれるのも嬉しいポイント。残念ながら花束向きではないのですが、この珍しい色をみればきっと相手も驚くこと、間違えありません。
ちなみに花言葉は「尊敬」。青紫色の花の、高貴なイメージにピッタリの花言葉です。
ヒョウ柄に見える・アルストロメリア
11月の花、アルストロメリア、ユリ科のお花です。花弁の一部に黒色で縦に模様が入っているのが特徴の花。色はピンクや黄色赤など様々で、一瞬見たとき「ヒョウ柄か?」と思う人も多いのではないでしょうか。
【 11月の花:アストロメリア 】
★ 開花時期も品種によりけりですが、4月~11月まで咲いています。ブラジル、ペルー、アルゼンチンなどの南米生まれ。
・ 「ペルーのユリ」「インカ帝国のユリ」なんて呼ばれています。花言葉も「エキゾチック」と花のイメージ通り!
ユリ科なので花束OK。見た目も変わっているので、この花の花束はかなりパンチが効いていて、他の人にも注目されるかもしれません。
日本の花と言えば、菊
11月の花、菊は日本古来からあるお花。菊はお葬式とか弔事のイメージが強いですが、実は菊の花言葉はステキなのです。「高貴」「私を信じて下さい」「真の愛」などなど…。
皇室の紋が菊であったので、一般の人はありがたがって葬式や弔事に使われることが多くなったと言われています。菊が悪い事を意味しているわけではないのです。
菊は奈良時代からあるとされています。まさに、ザ日本!昔から時候の挨拶なんかでも「菊薫る」とか「菊花」なんて言葉もあるくらい…。
【 11月の花:菊 】
★ 今では菊も種類が豊富になり、「中菊」「小菊」「スプレー菊」など様々で色も沢山あります。
・ 菊の花束なら、オシャレな和紙や古典柄の布なんかで包むと、日本の奥ゆかしい雰囲気がでておすすめです。
自然の芸術品・ダリア
11月の花、ダリアは、花びらが幾重にも重なっている芸術品。最近流行りのつまみ細工でできたお花?と思うほどの花弁の数です。ボリュームもあって、一輪だけでもかなりの存在感!
【 11月の花:ダリア 】
★ ダリアも菊の一種で、大菊と少し似ているかもしれません。けれども、菊と違い華やかさは段違い!色もたくさんありすぎてお伝えしきれないほど…。
・ 開花のシーズンは6月~11月中頃まで。差し上げるなら一輪でも問題なし!珍しい色を探してみてください。
花言葉は「華麗」「優雅」「感謝」。もらった人もこの存在感には勝てません。
いかがでしたでしょうか、お伝えした11月の花は、見たことがないものが多かったのではないでしょうか。せっかく差し上げるお花、少し変わっていたほうがインパクトが残せておすすめ!
なぜこの花を選んだのか…、この花はどうやって育てるのか…、と、もらった人も疑問に感じるとしたら、そこがミソ!差し上げた人とのコミュニケーションの第一歩として、ぜひ活用してください。
初めての告白、日々の感謝、一大イベントにお花を贈る時、渡すことを最終目的にしてしまいがち…。けれども、せっかく一大決心のお花を差し上げるなら、その次のステップまで繋げたいもの!お花を介して会話が生まれ、そこから関係性が生まれます。
大切な人にお花をプレゼントするのなら、その方とずっと人間関係を築いて行けるよう、花言葉に思いをのせて、メッセージと心がこもった贈り物をしてください。
まとめ
贈り物としてもおすすめ、11月の花々
・ランの女王、カトレアの鉢植え
・ポインセチアはインテリアとしてもGOOD
・可愛らしい小さいバラのよう、ベゴニア
・ハブラシのようにユニーク、メドーセージ
・エキゾチックな美しさ、アストロメリア
・和風モダンに贈るなら、菊のアレンジ
・一本でも華やかなダリア