パンジーの育て方☆初めてさんも安心7つのポイント

パンジーの育て方☆初めてさんも安心7つのポイント

パンジーガーデニング初心者でも育てやすくて、カラフルに庭や窓際を彩る、人気の花。その咲き姿が特徴的で、可愛らしいカラフルな花が前に傾くように、しなって咲きます。

実はこの「前に傾く」様子から、パンジーの名前も産まれました。有名な芸術作品「考える人」がそうであるように、前傾する姿から物思いにふけっているように見えます。そのために「思想」と言う意味合いのある「パンセ」(フランス語)から名付けられたのです。

パンジーはシックな花々が多い時期でも、カラフルな11月頃から5月が開花時期の冬の花。今回は、そんな初心者にも育てやすく彩りを与えてくれるパンジーの、基本的な育て方を7つのポイントに分けてお伝えします。

 

パンジーの育て方☆
初めてさんも安心7つのポイント

 

パンジーの置き場所と日当たり

【 パンジーは日当たりが大切 】

★ パンジーは日当たりは大切。せめて午前中だけでも意識します。

・ 他の日当たりが重要な花々と同じように、日当たりが十分でないと、やせ細ったひょろひょろの茎で育つ事が多くなります。

その他に気をつけたいパンジーを育てる上での大きな注意点は、高温多湿です。反対に冬の花だけに寒さには強い特徴があります。最近では9月頃でも温かな年がありますので、10月頃から苗植えをすると安心です。

 

パンジーの土

パンジーの土は水はけ良く、有機質のものを選びます。

【 パンジーの土を配合する場合 】

・ 小粒の赤玉土 7
・ ピートモス 3

の割合で配合します。

ガーデニング自体が始めての人々には分かりにくい「ピートモス」。ホームセンターや専門店で尋ねれば分かりますが、腐葉土に置き換えても大丈夫です。

 

パンジーの水やり

パンジーの水やりのポイントは、「土が乾いたらたっぷりと」が合言葉です。ただし、パンジーは寒い冬の花。寒さには強いとは言え、霜や土が凍る現象には気を付けなければなりません。

★ 寒い冬場のパンジーの水やりは、午前中にすませる。

土が凍る現象で枯れると言うよりは、水の吸収が出来ずにしなっとする、と言う症状が起こります。

 

パンジーの種撒き

パンジーの種撒きは、8月下旬から9月の初旬が一般的です。「まだ早いのでは?」とゆっくりと種撒きをする人々も多いのですが、開花時期が遅れる可能性もありますので、真夏でも8月中に種撒きをする方が正解です。

【 パンジーの種撒き 】

★ 8月中に種撒きを済ませると、年内の開花が期待出来ます。

・ やはりパンジーは暑さに弱い花なので、種撒き後は比較的涼しい日陰に置いて発芽を待ちます。気温目安は20℃前後

発芽が出来れば、暑さにも耐えられますので、日当たりの良い場所に移しても大丈夫です。この発芽までの置き場所がパンジーをスムーズに開花させるコツのひとつです。

 

パンジーの苗の植え付け

パンジーの苗から始める場合には、9月からポット苗が出回り始めますが、ここは焦らずに10月から11月頃の植え付けをおすすめします。これもパンジーが暑さに弱いため。

【 パンジーの苗の植え付け 】

★ 寒さには強いものの、霜が降りる時期は避けます

・ 少し寒くなり始めた10月から、霜が降りる前の植え付けが理想的です。パンジーは梅雨時期の高温多湿を越えにくいため、ほぼ植え替えはない、と考えて問題ありません。

パンジーの根が乾きやすいのも覚えておくと、スムーズな植え付けが出来ます。手で軽く根をほぐしながら、手早く植え付けをするのが、パンジーの植え付けのポイントです。

 

花がらを摘み取る

パンジーは花後の管理も必要です。と言うのも花が咲いた後に出来るパンジーの「実」が、栄養をどんどん吸い取ってしまうからなのです。

【 パンジーの花がらの取り方 】

★ 枯れた花は付け根から、「折り取る」のがポイント

・ パンジーの花を摘む時は、根っこ部分から手前に引くようにして、根っこ部分から思い切って「折り取って」下さい。

花がらはこまめに摘み取ると、茎もしっかりと太く元気に育ちます。一緒にパンジーに付きやすいアブラムシも、見つけたら駆除してしまいます。

 

肥料は4月は与えないのがコツです

パンジーの花を元気に丈夫に育てるポイントに、「4月の肥料を与えない」方法があります。3月・4月頃の肥料は、草木自体の成長は促進するものの、花の付きが悪くなる傾向があります。

【 3月前に肥料を与える方法とは 】

★ 土に混ぜ込む方法でゆっくりと浸透する、粒状の肥料があります。

・ この粒状の肥料を、最初の植え付けの時に混ぜ合わせてしまいます!

3月まで液体肥料を10日ごとにあげても大丈夫です。4月以降にどうしても肥料をあげなければいけない目安はコチラです。

【 パンジーに4月以降に肥料をあげなければならない時 】

・ 茎がひょろひょろして、なかなか伸びない

・ パンジーの葉っぱが、黄色味を帯びてきた

 

ガーデニング初心者さんにもおすすめしたい、育てやすいパンジーの基本的な栽培ポイントはいかがでしたでしょうか。パンジーは特にガーデニング初心者の最初の一歩としておすすめしたい花です。

パンジーの栽培をきっかけに、どんどん他の花々を育てる楽しみも広げてください。「パンジーだけじゃ物足りない!」と言うガーデニング初心者さんは、見た目が似ているものの、少し大きさの異なるビオラもおすすめです。

また、全くのガーデニング初心者さんの場合には、種蒔きから始めずに苗植えからの栽培が安心です。パンジーは本格的に寒くなる前に、十分に根が張るように育てることも、ポイントのひとつなので、苗もしっかりと根が張った、丈夫なものを選びます。

本記事をきっかけに、パンジーから挑戦して、ガーデニングライフを満喫しましょう!

 

まとめ

ガーデニング初心者さんから始める、パンジーの育て方

・パンジーは日当たりが大切!午前中だけでも日当たりの良い場所へ
・土は水はけの良い土を選び、乾いたらたっぷりと水やりを
・パンジーの土を配合するなら、小粒の赤玉土7にピートモス3
・種撒きはまだ暑い8月中に済ませて、発芽までは涼しい日陰に
・植え付けは寒くなり始めた10月頃の植え付けがおすすめ
・枯れた花は付け根から折り取って、実が栄養を吸わないように
・肥料は粒状の土に混ぜ込むタイプのものを


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