レモンの花言葉は香気、心からの思慕、誠実な愛、熱意です。和名は檸檬と表記しますが、中国の生薬名の漢字を借用したもので、中国ではネイモウと読みます。
原産地のインドから、ヨーロッパへ、12世紀十字軍が伝え、アメリカへはコロンブスが伝えたそうです。レモンの歴史は古いのですがもともとは薬用として栽培されていました。
レモンのアロマオイルは、とてもフレッシュな香りがして、部屋の芳香剤などにもレモンが使われるように、その香りはとても有名です。
レモンのアロマを用いたアロマテラピーには、心をリラックスさせて安定される効果があります。リフレッシュして気持ちを集中したいときには、とても優れた効能を発揮してくれます。
そんなレモンですが、木製家具にも擦れた効果を発揮します。今回はレモンオイルを使って木製家具をきれいにする7つのコツをご紹介します。
レモンオイルを使って
木製家具をきれいにする7つのコツ
なぜ木製家具にオイル?
ワックス仕上げの木製品は、時間が経つと乾いてしまいます。蜜蝋やオイルを木部に塗る事で木と塗面を保護します。
基本的な使い方は対象物のよごれやほこりを取り除き、よく乾燥させてから柔らかい清潔な布にオイルを適量染み込ませ表面を拭きます。乾燥時間は木部の染み込み具合により変わりますので、手で触ってみてサラッとしていれば頃合いです。
乾いた別の布で拭きとるとしっとりとした艶がよみがえります。その後も何度か同じことを繰り返すとより表面が強化されます。
レモンオイルをお勧めするわけは?
木製製品にはオイルが良いことはわかりました。レモンオイルをお勧めするのは、植物天然油で出来た身体に無害なワックスであること。無害なので木製食器の汚れ落としと保護もできます。
淡色なので、木製製品の色合いを損ねないこと、軽いので拭き延ばしやすいことなどがあります。18世紀以来家具用のワックスとして家具屋さんの必需品であるほどです。プロの家具屋さんが家具の美しさを保護するために使っているのですから効果は言わずもがなでしょう。
どんな木製家具に向くの?
オイル拭きはオイルステイン仕上げのものや、オイルフィニッシュ、無塗装のものなどに向きます。それらは、熱いものや水滴、油こぼれなどによるシミができやすいので、もしもこぼしてしまったときは素早く拭き取るようにします。普段のメンテナンスは、固く絞った雑巾での拭き掃除が基本です。
オイルで拭くのは特別なメンテナンスです。オイルステイン仕上げのものや、オイルフィニッシュ、無塗装乾燥しやすいので、2~3ヶ月に1度、 定期的にオイルメンテナンスを行います。
木製製品にしか使えないの?
木製詩品の中ではオイル仕上げの木製品の保護と耐久性を強化するのに適していると紹介しました。それ以外には、ステンレスやプラスティックのツヤだしにも使えるので、取っ手が別の素材で出来た木製家具にも適しています。
やわらかくてキレイな布に、少量のレモンオイルをつけて木目に沿って軽く塗るときに、別の素材に誤ってついてしまっても安心です。乾いた布で拭くときに一番最初に誤ってついてしまったところを拭き取ってください。優しい光沢のある仕上がりになります。
シミ抜きSOS!
レモンの皮に含まれるリモネンという芳香成分は、油汚れを落とす作用があり、洗剤としても使われます。このリモネンが一度で汚れ落としと保護を担ってくれるのです。輪シミ。
お手持ちの木製家具は大丈夫でしょうか。熱々カップや冷え冷えグラスを置くとワックス分が浮いたり剥がれたりしておきます。そんなときにはレモンオイル。
いつもより多めに、そして丁寧にお願いします。もしも色の淡い木製製品で、塗装仕上げでなければスチールウールですこし剥がしてからオイルを塗ると良いです。
家具以外の小技
楽器店に行くと必ずと言っていいほど、ケアグッズコーナーに置いています、ギターやベースの木製部分のお手入れにも向きます。ローズやエボニー等の無塗装の指板に。
乾燥を防ぐ保湿、余分な加湿からの保護に一役。また汚れ落としにも。塗装面の汚れ取りや艶出しにも有効ですが、ほとんどの場合、完全に拭き取る事が出来ず塗膜にオイルの成分が残ります。
その後、汚れ落しに使用したポリッシュとの相性が悪く塗装面を曇らせることがあるので、塗装面は避け、無塗装面を中心に手入れします。
お手入れしながらアロマテラピー
レモンは食品としても幅広く活躍します。紅茶の香り付けや、フィンガーボール、魔法の調味料と言われる塩レモンなど。その身近な果実であるレモンを利用したオイルですから、初めてでも違和感を感じることは無いでしょう。
このオイルはさわやかな香りが特徴です。レモンのアロマオイルは、とてもフレッシュな香りがして、心をリラックスさせて安定される効果があります。優れた血行促進効果も持つので、お手入れしながらリラックスと新陳代謝の活発化に役立ちます。
いかがでしたか。
木材、特にチーク材、オーク材などの天然木材製品のメンテナンスに最適だとお分かりいただかましたでしょうか。
じっくり浸透するピュアオイルが木材表面のホコリ、タバコのヤニ、シールのり汚れなどの表面の汚れを落とすと同時に、充分な油分を補い、乾燥によるクラック・ひび割れを予防し、天然材の良さを引き立たせる、しっとりとした深みのある自然なオイル仕上げになるのです。
今度の週末には家ごもりして家具メンテナンスしてみませんか。
まとめ
レモンオイルを使って木製家具をきれいにする7つのコツ
・なぜ木製家具にオイル?
・レモンオイルをお勧めするわけは?
・どんな木製家具に向くの?
・木製製品にしか使えないの?
・シミ抜きSOS!
・家具以外の小技
・お手入れしながらアロマテラピー