スノードロップの花言葉☆贈る前に知りたい7つの豆知識

スノードロップの花言葉☆贈る前に知りたい7つの豆知識
スノードロップの花言葉、あまり知らないとその花姿から、「とても可愛らしいのではないか…。」とイメージしますよね。確かに、スノードロップはヨーロッパに自生している、冬の終わりを告げるあの小さな白い花!

「スノードロップ」という名前の通り、雪の華にも似た、可愛らしい雫の形をした花びらが特徴です。「大切な人へのプレゼントに良さそうだな…。」そう思ってしまうくらい、可愛い花がスノードロップ。

でもちょっと待って!見た目が可愛いからと言って、スノードロップの花言葉を確認せずに安易にプレゼントすると、贈った相手との間にあらぬ誤解を招き、良好だった関係が悪化してしまうなんて事も。

そうなのです、スノードロップの花言葉は、見た目の可愛らしさとは裏腹に、実は人に贈るべきでない、恐ろしい意味を持っているのです。知識不足と言うだけで、思わぬ誤解を受けることは避けたいですよね。

そこで今回は、このスノードロップの花言葉と、それにまつわる豆知識をお伝えします。

 

スノードロップの花言葉☆
贈る前に知りたい7つの豆知識

 

スノードロップってどんな花?

スノードロップとは、ヒガンバナ科ガランサス属の総称。ヨーロッパから西アジアにかけて約20種ほど自生しており、日本ではマツユキソウ(待雪草)という名前の方が有名ではないでしょうか。

【 スノードロップの花言葉:どんな花? 】

★ 冬の終わりから春先辺り、大まかに言うと2月から3月にかけて小さな白い釣り鐘型の花を咲かせます。

・ 寒さに大変強く、まだ雪が溶けていない中でも花を咲かせる事から、春を告げる花として有名。

日中に花を咲かせ、夜には花弁を閉じて暖かい空気を温存し、約5日間ほど咲き続けます。

 

キリスト教と関係の深い花

【 スノードロップの花言葉:キリスト教との関係 】

★ スノードロップは修道院の庭によく植えられており、2月2日の聖燭祭(聖母マリアの清めの日)の日には、スノードロップを聖母マリアの祭壇に供えていました。

・ キリスト教と関係が深く、修道院の庭に植えられていたほどの花。さぞかし清いイメージで、おどろおどろしい意味のスノードロップの花言葉なんて、全く想像がつきません。

では、このキリスト教の祭事に関係の深い花についた、恐ろしいスノードロップの花言葉。どういった内容のものであるのか、そしてどういった由来からそのスノードロップの花言葉が付けられたのかを、次の項目でお伝えします。

 

恐ろしい言い伝え

実はスノーロップには「死」を意味する花として、一部地域では忌み嫌われている側面が有ります。イギリスの一部地域では、スノードロップの花の色や形が死に装束に似ている為、死を連想させるとされ、家に持ち込むと不幸が起こると信じられてきました。

この象徴の元になった伝説として、“ケルマという女性が、亡くなった恋人の傷の上にスノードロップを置いた途端、恋人は雪の欠片になって消えた”というものが有ります。

【 スノードロップの花言葉:「あなたの死を望みます」 】

★  「死」の象徴ととらえられる様になり、この花を人に贈る事は、贈った相手に「あなたの死を望みます」というスノードロップの花言葉に。

・ この伝説とスノードロップの花言葉により、イギリスの一部地域では、贈る花としては失礼である、ととらえられる様になりました。

 

「慰め」のスノードロップの花言葉

この他にもスノードロップの花言葉には複数のものが有り、中でも「慰め」というスノードロップの花言葉は、キリスト教に関わりの強い言い伝えから来ています。

【 スノードロップの花言葉:「慰め」 】

★ その言い伝えとは、禁断の実を口にしたアダムとイブが神の怒りを買って、エデンの園を追放され、冬の寒い荒野を涙を流して凍えながら彷徨っていた時のお話。

・ 一人の天使が「絶望しないで、春はもうすぐやって来る」と言い、二人を慰める為に雪に息を吹きかけて、この花を創ったのが、「慰め」のスノードロップの花言葉の由来なのです。

この言い伝えが元で、スノードロップの花言葉には「慰め」の他にも、「逆境の中の希望」というメッセージも有ります。

 

「まさかの時の友」の花言葉

もう一つのスノードロップの花言葉として、「まさかの時の友」というものも…。こちらはドイツの古い言い伝えから来ているスノードロップの花言葉です。

【 スノードロップの花言葉:「まさかの時の友」 】

★ 昔々まだ世界に色が無かった頃、神様が一つ一つのものに色を付けていったのですが、最後に雪の番になって色が無くなってしまい、雪は色とりどりの美しい花たちに色を分けてもらう様に頼みました。

・ しかし冷たい雪には誰も取り合ってくれず、最後に白い花が「私の色で良ければどうぞ」と申し出てきました。

この白い花がスノードロップであった、という言い伝えです。

 

ルーマニアの祭日に

ルーマニアの祭日に「マルティショール」という日があります。この日は、3月の最初の日に春の訪れを祝う日。マルティショールの日には、男性が女性に冬を象徴する白と、春をあらわす赤のひもを組んだ、リボンを結びつけたアクセサリーなどの、「ちょっとしたプレゼント」を贈る習慣があるのです。

【 スノードロップの花言葉:マルティショール 】

★ そこに添えられるカードの絵柄が、大抵スノードロップである事が多い!

・ この国ではスノードロップを、「厳しい冬の終わりを告げる希望の花」としてとらえられているのがその理由。

実際にカードだけでなく、スノードロップの花そのものをプレゼントとして贈る事も多いです。

 

その他の言い伝え

こうして見ていくと、全体的に不吉なスノードロップの花言葉や、悲しい言い伝えが多いですが、反対にスコットランドでは「幸運を呼ぶ花」。言い伝えでは、新年を迎える前にスノードロップの花を見つけると、翌年は幸運に恵まれるとされています。

【 スノードロップの花言葉:言い伝え 】

★ キリスト教では、スノードロップは元々修道院によく植えられていた花。

・ 修道女の幽霊が現れる、古い屋敷の庭に咲く花だと言われています。

 

いかがでしたでしょうか、ここまでスノードロップの花言葉にまつわる豆知識をお伝えしてきました。スノードロップは良きにつけ悪しきにつけ、沢山のミステリアスな逸話を持つ花だったのです。

キリスト教との関係が深い花であり、それにまつわる様々な逸話が多いのもまた歴史を感じますし、修道女の幽霊が出る屋敷に咲いている花だという云われも、多少不気味でありながらもなかなかユーモラスで面白いもの。

スノードロップの花言葉の由来は全体的に悲しい逸話が多いものの、最終的には希望が持てる内容の逸話が多いのも特徴的。「希望」というスノードロップの花言葉であれば、カードを添えて出す方法も、ひとつのアイデア。

ただ、やはり「あなたの死を望みます」という不吉なスノードロップの花言葉も、結構有名!よほどスノードロップが好きでなければ、この花を人に贈るのは避けた方が賢明なのかもしれません。

本記事でお伝えした、スノードロップの花言葉、ちょっとした話題や豆知識として、加えてみてください。

まとめ

スノードロップの花言葉と豆知識

・アダムとイブを慰めるスノードロップの「慰め」
・聖燭祭で聖母マリアの祭壇に供えられていた花
・雪に色をあげた逸話から、「まさかの時の友情」
・イギリスでは相手の死を望む花とされ、最大の非礼となった
・スコットランドでは幸運の象徴
・ルーマニアの祭日には、スノードロップを贈る習慣がある
・キリスト教では幽霊が現れる古い屋敷に咲く花


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