菫の花言葉を使って気持ちを伝える5つのポイント


冬の寒さの中に少しずつ暖かさを感じられるような頃になると、小さな紫色の菫の花をぽつぽつと道端で見かけるようになりますよね。誰だって一度は見たことのある菫の花言葉は小さくても懸命に咲く姿にちなんだものがつけられています。

菫の花は春を知らせてくれるだけでなく、昔から山菜としても利用されてきました。今でも自分で育てた菫の葉を天ぷらやおひたしにしたり、花も砂糖漬けやお吸い物に浮かべたりして、食用として楽しむことができます。菫を食用にする場合は毒のあるニオイスミレは避けて、自分で育てたものを使用すれば農薬の心配もなく安心して食べることができます。

そのようにひっそりと存在していながらも昔から親しまれてきた菫の花は、花言葉も優しい気持ちにさせてくれるものばかりで、ささやかな幸せを届けてくれる花でもあります。そこで今回は菫の花言葉を使って気持ちを伝える5つのポイントをお伝えします。

 

菫の花言葉を使って

気持ちを伝える5つのポイント

 

春の知らせに花言葉を添えて

菫の花は日本が原産の山野草の一種です。パンジーやビオラといった同じく春を代表する花がありますが、これらも園芸用に品種改良された菫の仲間です。菫科の植物は非常に種類が多いためほとんどの場合それらの植物を総称して菫と呼んでいます。

道端に咲いている菫は品種改良もされていない野草ですから、園芸品種に比べて株や花も小さく控えめです。その姿にちなんで「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」「小さな愛」といった花言葉が与えられています。

「小さな幸せ」といった花言葉は、まだ少し寒さの残る冬に少しずつ花を咲かせはじめた菫を見つけた時の気持ちにぴったりですね。菫が咲いているのを見つけた時は、菫の花言葉と一緒に身近な人に春の訪れを知らせてみて下さいね。

 

いつものティータイムに「つつましい喜び」を感じて

「田園の幸福」「つつましい喜び」という、生活の中のささやかな幸せを指すような花言葉の黄色の菫が手に入るようであれば砂糖漬けにしてみましょう。知らない人はいない作曲家のショパンは大の甘党で、チョコレートと牛乳で作った(ショコラショー)と呼ばれるホットチョコレートに菫の砂糖漬けを入れて毎日飲んでいました。

また、ウィーンに居城を置き、数世紀にも渡り大帝国を統治していたハプスブルク家最後の皇妃とされるエリザベートが愛したお菓子でもあったのです。作り方は簡単で、摘んだ菫の花を綺麗に洗って卵白に浸し、グラニュー糖をまぶして自然乾燥を待つだけです。菫の砂糖漬けを紅茶に浮かべたりケーキに添えて、いつもティータイムを一緒に過ごす人と、少し特別なティータイムを楽しんでみて下さい。

優しい甘みと共に「つつましい喜び」を味わいつつ、菫の豆知識も話の種にしながら会話に花を咲かせましょう。たまには時計を伏せてゆったりとした時間に身を委ねるのもおすすめです。

 

愛の告白にぴったりの菫の話と花言葉

菫には恋愛にまつわる花言葉や話も多く、愛の告白にも役立つ花です。あまり一般的ではない菫の花言葉に「真実の愛」「秘密の恋」といったものがあります。これは「許婚のいる美しい娘のイアに太陽神アポロンが恋をして、イアを我が物にしようとします。

アポロンの求愛を拒むイアを、女神ディアナが菫に変えてアポロンより隠し、イアは無事に許婚と結ばれた」というギリシャ神話に由来します。紫やピンクの菫には「愛」という花言葉、白い菫には「あどけない恋」や「無邪気な恋」といった初恋を表したような初々しさを感じる花言葉がつけられています。

紫の菫の西洋の花言葉は「Daydreaming(白昼夢)」や「You occupy my thoughts(あなたのことで頭がいっぱい)」といった恋する様子を表したような日本のものとは少しニュアンスの違った花言葉を持っています。

さて、日本では美しい女性のことを「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」と形容しますが、西洋では薔薇の「美(beauty)」と百合の「威厳(majesty)」そして菫の「誠実(faithfulness)」の3つを兼ね備えた人が理想の女性だといわれています。

これらの花はいずれも聖母に捧げられ、数えきれないほど存在する花々の中でも特別に扱われているのです。大切な女性へ菫のモチーフのアクセサリーを贈るなら、菫の花言葉と菫の花が理想の女性が持つ要素のひとつであるという西洋のお話も伝えてみて下さい。忘れられない記念日になると同時に菫の花が大切な花になることでしょう。

 

押し花にして喜びと幸せを届けよう

菫は小さいため水分が抜けやすく押し花にしやすい花です。小さなお子さんがいるご家庭はぜひこの方法でお父さんやお母さん、お世話になっているおじいちゃんやおばあちゃんに喜んでもらいましょう。

お父さんやお母さんと一緒に花を摘んで押し花を作ったり、作ったものをプレゼントして相手に喜んでもらうことで、お子さん自身にも喜んでもらえる素敵な贈り物です。押し花の作り方はお子さんと一緒に作っていただくことを想定して一番簡単なものをご紹介します。

1.ティッシュ4枚とジップロックのようなチャック付きの袋か押し花をぐるりと包めるぐらいに切ったラップを1枚、押し花を十分にカバーできる大きさに切った新聞紙を1束、重しになるような本を数冊用意します。
2.2枚重ねにして広げたティッシュの上に菫の花を並べ、残りの2枚のティッシュをかぶせます。
3.そっとジップロックの中に入れるか、ラップに包んで空気をできるだけ抜きます。
4.新聞紙の間に菫の花がよれたり曲がったりしないように慎重に挟みます。重しになるような辞書や図鑑、週刊誌などを乗せておく。

この方法でおよそ1週間で押し花が完成します。完成した押し花はお子さんが気に入った色紙と一緒に、フィルムを貼り合わせるタイプのラミネートシートで挟んでしおりにしたり、写真を入れることができるはめ込みタイプのキーホルダーに入れると持ち歩くことができますよ。

ラミネートシートもはめ込みタイプのキーホルダーも100円均一で簡単に手に入るのでチャレンジしやすいですね。喜んでもらうために一生懸命なお子さんの「小さな愛」は菫の花言葉です。まだ言葉が拙いお子さんの場合、プレゼントを渡す際お子さんの代わりに忘れず伝えてあげてくださいね。

 

離れて暮らす家族に愛情たっぷりの手紙を送ろう

今ではメールやLINEなどのメッセージツールが普及しているので手紙を書く機会が随分減りましたね。手紙を出すことなどない人がほとんどではないでしょうか。実は菫の花は92円切手のモチーフに使われています。

普段はメールやメッセージツールで連絡を取り合うような、離れて暮らす実家の両親や単身赴任中のご主人、帰りを待つ家族に菫の切手を貼った手紙で近況や気持ちを伝えましょう。自分にあてられた手紙を読むのは、たとえ普段メールでやりとりをする相手からのものでも新鮮で嬉しいものですよ。

82円切手では25gまでしか送ることができません。A4のコピー用紙でおおよそ4枚までが25gの目安で、5枚以上になると25gを超えてしまいます。92円切手なら50gまでのものは郵送してくれますから、写真をたくさん同封しても安心です。

あなたや家族の元気な姿や、旅行先などの写真を送れば安心と幸せな気持ちが湧き上がることでしょう。たとえ小さいことでもその意味を知るだけで、気持ちの込められた特別なものに変わりますよ。ちなみに切手に使われているのは紫のスミレの花です。相手がご主人や奥さん・恋愛のパートナーなら愛のメッセージを添えてコミュニケーションを図ってみては。

 

いかがでしたでしょうか。菫の花言葉を使って気持ちを伝える5つのポイントをお伝えしました。ひっそりと存在していながらも昔から親しまれてきた菫の花は、花言葉も優しい気持ちにさせてくれるものばかりで、ささやかな幸せを届けてくれる花でもあります。

菫は野草なので丈夫ですから種から簡単に育てることができます。春になる前に種を蒔いて置けば暖かくなると一気に顔を出してくれます。小さな菫の成長を家族と一緒に見守るのもまさに小さな幸せといえますね。

手紙や押し花は古くさい方法かもしれませんが、気持ちがこもっていれば送った相手に確かに喜ばれ気持ちを伝えることの出来る大切な贈り物ですから、完成までの工程に懐かしさを感じながらコミュニケーションに役立てみてはいかがでしょうか。

まとめ

菫の花言葉を使って気持ちを伝えるのポイントは

・菫の花言葉と一緒に春の訪れを知らせてみよう
・ティータイムに菫の砂糖漬けを添えてつつましい幸せを味わって
・愛の告白にぴったりの菫のアクセサリーで気持ちを伝えよう
・小さなお子さんと押し花作りを楽しもう
・幸せを届ける手紙を菫の切手で送ろう


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