ティーツリーオイルが生活に欠かせないワケ

ティーツリーのオイルのイメージ
ティーツリーオイルは医療が発達していない時代に感染症や傷の治療や寄生虫の予防に使われ万能薬と言われていた植物オイルで現在でも風邪予防やインフルエンザ予防のために利用している人が多い人気のオイルですよね。

ティーツリーオイルの香りは好き嫌いが分かれるものの、森林浴をしているように感じられる木のようなスッとする香りは気持ちをリフレッシュさせてくれるので、疲れた時の芳香浴やバスタイムのアロマにぴったり。

ラベンダーオイルと同様にニキビや皮膚炎の治療薬代わりに使えることでも有名ですが、薬効の高いティーツリーオイルは使い方を工夫すれば風邪予防やニキビ治療の他にも生活の様々なシーンで役立てることが出来ます。そこで今回はティーツリーオイルが生活に欠かせないワケについてお伝えします。

風邪や花粉症の症状緩和にティーツリーオイルを

ティーツリーオイルは風邪予防やインフルエンザのような感染症予防の他にも抗炎症作用により喉や鼻の痛みなど、炎症による花粉症や風邪の初期症状も和らげることが可能です。ですから、風邪やインフルエンザが流行り始める季節や花粉の季節、体調を崩しやすい疲れ気味な時にマスクの外側に少量付けておくと簡単に風邪と感染症予防、花粉症や風邪の初期症状の緩和が可能。

マスクを使わない室内で効果を得たいなら小さな容器にお湯を入れ、ティーツリーオイルを1滴垂らして蒸気をゆっくり吸い込むと同様の効果が得られる上、小さなアロマ加湿器代わりにもなります。加湿効果を高めたい時はティーツリーオイルと手持ちの物で作れる簡易加湿器を手作りしましょう。

水を入れた容器にティーツリーオイルを少量垂らし、そこに蛇腹に折ったコーヒーフィルターやキッチンペーパーを数枚束ねて挿して花のように広げるだけでOK。この手作り加湿器ならアロマディフューザーがなくても長時間加湿効果が得られリラックス効果のあるティーツリーオイルの芳香も楽しめます。 花粉症・風邪の初期症状の緩和を重視するならお湯に垂らして、風邪や感染症予防を重視するなら手作り加湿器を使って辛い季節を乗り切って下さい。

 

ティーツリーオイルで洗いにくい布製品もスッキリ

マットやラグ、カーテンなどこまめな洗濯が出来ないファブリックに精製水100mlにティーツリーオイルを20滴加えたスプレーを吹き掛けることで菌の繁殖を抑えて雑菌による嫌な臭いを消すことが出来ます。布製のかばんや衣服、ぬいぐるみにも使えますから、多めに作っておいて損はありません。また、同じスプレーで部屋干しされた洗濯物の臭いも解消出来ます。

洗濯が終わる前ならすすぎの際にティーツリーオイルを2、3滴垂らすと良いのですが、急な雨で洗濯物が生乾きのまま取り込むことになってしまった時や、すすぎの際にティーツリーオイルを入れるのを忘れた時は生乾きの洗濯物にティーツリーオイルのスプレーを吹き掛けておくだけ。ティーツリーオイルの効果で部屋干し臭もスッキリ、嫌な臭いを残さず乾かすことが出来ますよ。

 

ティーツリーオイルで気持ち良い空間作り

ティーツリーオイルは清涼感のある香りですから、嫌な臭いが篭りやすいトイレや玄関の消臭・芳香剤としても活躍しますよ。重曹に100gにティーツリーオイルを10滴から20滴、好みの香りの強さになるまで加え、良く振り混ぜたものを小瓶に入れてガーゼで口を包めば除湿も出来る芳香剤が出来るので、嫌な臭いが溜まりやすい足元の方に置いておきましょう。

お掃除の際は無水エタノール30mlと精製水70mlにティーツリーオイルを20滴ほど加えたスプレーを作っておくと便利です。ティーツリーオイルの殺菌・抗菌作用は便座やドアノブ、手洗い器など、菌が付きやすい部分が多いトイレ掃除にもってこい。

もちろん、トイレに限らず部屋中のお掃除に使えますから、衛生面でも安心して使えるようトイレ用、キッチン用とスプレーボトルを分けて作るのがおすすめ。木やゴムなど素材によっては直接スプレーするとシミが残ったり色落ちする場合があるので精製水とティーツリーオイルのみで作るスプレーを使って下さい。

 

皮膚炎の応急処置に便利

ティーツリーオイルは少量であれば直接塗布しても大丈夫と言われているので、ニキビや虫刺され、油ハネで出来た小さな火傷などの部分的な炎症にティーツリーオイルを染み込ませた綿棒で塗布することで炎症を和らげることが可能です。

また、なかなか治らない水虫やカンジダ症のような真菌性や細菌性の炎症にも効果があるので、ぬるま湯や湯船に1、2滴落として足湯や座浴することで症状の緩和が期待出来ます。肌に使用する場合は必ずパッチテストをしてから使用しなくてはいけませんが、肌に合うようなら薬がない時の応急処置として有効活用出来ますよ。

 

車内の消臭と乗り物酔い防止にもおすすめ

ティーツリーオイルの消臭効果はガソリンやタバコ、エアコンの臭いなど、染み付いてしまった車の臭いにも効果的。車用のアロマディフューザーも市販されていますが、ティーツリーオイルを染み込ませたハンカチやティッシュを置いておくだけでも良い香りが漂います。

ティーツリーオイルには車酔いを防ぐ効果もあるので、同乗者が乗り物酔いし易い人の場合でも使えますが、香りが強すぎると逆に気分が悪くなる可能性がありますからほんのり香る程度にしておいて。

 

さて、ティーツリーオイルがあれば生活の中のちょっとした不快感を簡単に解消できますから、生活における小さなストレスを無くしたいなら持っていて損はない精油です。掃除から火傷の塗り薬代わりまでティーツリーオイル1本で済むので、生活用品でごちゃごちゃとスペースを取らずに済むのも大きなメリット。

ティーツリーオイルは色々な使い方が出来るので使い切りやすい精油ですが開封した後は徐々に酸化してしまうので、使い切れる量を購入して出来るだけ1年以内に使い切りましょう。酸化が進んだオイルは香りが悪くなりますから、芳香浴や肌への使用は控えたほうが無難です。とはいえ、ティーツリーオイルは多少酸化が進んで香りが悪くなっても殺菌や抗菌力に変わりは無いと言われていますから、お部屋の掃除や除菌に使って役立てて下さい。


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